【Day19 インド】ニューハンピという町
2024年1月28日、インド7日目
バスに揺られ眠りから覚めると目的地のハンピの隣町のホスペットに着く。
まだ朝5時すぎ、辺りは暗いし眠い。
私たちの泊まる宿は詳しくはハンピではなくニューハンピにある。
どこからバスが出るのか彼に聞きに行ってもらう間、寝ぼけ眼で荷物番、ニューハンピ行きのローカルバスの始発を待った。
ホスペットのバスターミナルは結構なインド人たちで混雑していた。
大きな荷物を持って床に布を敷いて寝ている人も沢山いた。
朝7時頃、始発が出る時間に無事ローカルバスに乗れた。
乗客は私たちと親子だけ。
流しのトゥクトゥクだと300ルピーのところ、バスは20ルピーと格安だ。
ゆったりした空気が良さそうだが、町までの道には沢山のゴミが捨てられていた。
野犬もちらほら。
ニューハンピはとても小さな集落。
印象的だったのは子どもたちが多くのびのび過ごしている姿と、大人もせかせかした感じがなく
時間がゆったり流れている雰囲気。
すれ違う人の多くに、どこから来た?と聞かれた。
中には10ルピーちょうだい、と言ってくる男の子もいた。
お昼はターリーと言われるインド定番のカレーの定食にした。(写真撮り忘れ)
ご飯もチャパティも付いておかわり自由のカレー数種類で150ルピー(267円)。ローカル食堂は安くありがたい。
ハンピに近づくにつれ町のシンボル的な古代遺跡が現れる。
ハンピもゆっくり出来そうだし、こじんまりはしているがただ散策するだけでも見どころがありそうだ。
明後日からハンピに滞在しようと決めてその場で宿探し。
ヴィルパークシャ寺院のすぐ近くにある宿の青年に声をかけられ、そこに決めた。
宿が決まったのでハンピの観光はせずに帰った。
ニューハンピの宿の目の前でヘナタトゥーのアーティストだという若い女性に声をかけられた。
デザインを見せてくれるというのでその子のサロン件自宅へ。
キッチンと奥の部屋と、ベッドだけがポツンと置いてあるシンプルな空間に案内された。
部屋から出てきた小さな男の子は息子だという。
ヘナタトゥーのデザインを眺めているとチャイを飲むかと尋ねられ、戸惑っていると、
"No charge,free! "
とその子は自然体な笑顔で言い、私たちにチャイを振る舞ってくれた。
そのチャイは店で飲むどのチャイより美味しく濃厚だった。
"そりゃあ、大量の水で薄めてないからね"
とその子が言う。
ヘナタトゥーの値段も良心的だったため、明日ここで施術してもらう約束をし解散した。
夜ごはん、
目の前に相席した男性はドイツからの旅行者。
仕事の休みに2ヶ月バイクで南インドを旅しているらしく、自分の旅の経路をイラストにしたものをプリントしたTシャツを着ていてそれを見せながらどこに行ったか説明してくれた。
出会った人にすばやく説明するため旅行のたびにTシャツを自作するらしい。
なんとユニークな発想。
だが私たちが無職で旅していることを話したときは変な顔をされた。
人も、考え方もさまざま。