見出し画像

【Day8 スリランカ】この国の宗教


2024年1月17日、スリランカ8日目


朝食時、目の前の席で食べていた
韓国人の女性(何度か顔を合わせていた)
に話しかけてみた。

宿の朝ごはん、
フルーツが沢山あって嬉しい



彼女は韓国で教師をしていて、
2週間の休暇中にスリランカを訪れたそう。


他の人が旅する経緯に興味がある。
その経緯を通して新しい価値観に触れられるのが好きだ。

その女性の次の行き先がKandyという街で私たちと同じだった。
たまたま出発するタイミングも一緒だったため
女性に3人で一緒に行こうと誘った。

バス亭に着くとちょうどよく出発しそうな
バスがいた。

今回は路線バスではなく、エアコン付きのバス!
それでも、約2時間の距離の街まで
たったの515lkr(238円)で行ってくれる。

スリランカ、移動費が安い。


Kandyに着くと、
女性は少し観光してから宿に向かうと言うのでそこでお別れした。

宿のオーナーの男性が迎えにきてくれた。
徒歩で一周出来そうな池の周りを歩く人たちや
池を囲んで栄えたお店や高台が見えた。



街歩きが楽しそう。
Kandyは仏教の聖地と言われ、スリランカがイギリス領になる前まで続いたシンハラ人による王朝最後の都と言われる。
歴史があり、スリランカで2番目に大きな都市だ。


宿は見晴らしがよく、
ウェルカムドリンクのライムとマンダリンの
オーナー手作りジュースは
車酔い時に最高に美味しく感じた。



夕方はオーナーが教えてくれた
トラディショナルダンスを見に行き、



その流れで隣の寺院(仏歯寺)へプジャーという礼拝を見に行く。

きれいな青い鳥が目の前の銅像の頭の上に止まった



しかしお寺に入るには肌を見せてはいけないため、
腰に巻くサロン売りの男性が彼の半ズボンを見てそれでは入れないと言う。
(私は上着+ロングスカートのためok)

結果的に入場門の荷物検査の時に係の人が彼の半ズボンを膝までクイっと下げてくれて入れた。
(えっそれでいいんだ、おちゃめなスリランカ。)

靴は脱ぎ裸足で寺院に入る。
寺院の中は広く、2階に上がる階段には白い服を着た人々がお供えの花を持って行列を作っていた。



そこに私たち含む観光客が紛れ、
ぎゅうぎゅうの満員電車のように人が多く中々進まない。

押し合いながらやっと進んだ先に見えたのは、
たくさんの花が添えられた献花台の奥に続く黄金の部屋。
そこにブッダがいるらしい。



調べてみるとそこはブッダの歯がある部屋で、
開くのは1日に2回。
太鼓の音がその部屋が開く合図。

部屋の奥にも沢山の人。
私たちのいる場所にも、座りこんでなにかを唱えながらお祈りする人たちがいた。

プジャーには仏教のものとヒンドゥーのものの2種類がある。
宿のオーナーに聞いた話によると、

スリランカ人の約70%が仏教教徒、
残りがヒンドゥー教徒、イスラム教徒、キリスト教徒。

シンハラ国出身のシンハラ人は仏教徒、
インドから移住してきたタミル人がヒンドゥー教徒だそうだ。


どの街でもたくさんのブッダが見られる。
大抵ブッダの背後にギラギラした電光版が光っている。


ヒンドゥーの神のひとつであるガネーシャも良く見るが、
仏教徒でもガネーシャはリスペクトしているそうだ。
また、仏教徒がヒンドゥーの寺に行き、
ヒンドゥー教徒が仏教の寺に行くこともあるらしい。
というかキリスト教徒でもイスラム教徒でも入れるようだ。
唯一イスラム教徒のみ入ることを許されるのがモスクだそう。


プジャーを見終わり仏歯寺から出るとすっかり辺りは暗くなっていた。

池の周りを夜景を眺めながら歩いて繁華街へ、
夕食は二階建てのテラス席で食べ、帰宅。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?