マイルールの強要は釣り場を無くす
先日一年ぶりくらいにある釣り場に行ってみた。こじんまりした場所だがある魚がよく釣れる事で一部のアングラーに知られており私も釣りものがなくなったり誰かに誘われるとたまに訪れる。
しかしそこは東京湾屈指の癖のある釣り場でその空気を創り上げているアングラーが何人かいる。
釣り場の特定を避けるため「釣り場の地面を写してアップロードしてはならない」というルールの強要があり皆さんそれに従っているようだ。
確かに釣り場を無駄に全面公開する事は感心しないのでそれは悪い事ではないと思うが、その強要は行き過ぎておりそれをしなかった人間に対する追い込みが激しい。その辺りを気にせずSNS投稿した高校生を釣り場で捕まえてその子が泣くところまで追い詰めるという行為が行われており、その加害側からもその行為があった事実を確認している。
はっきり明確に言っておくが誰が何をどのように公開しようともその人の勝手だ。
マナーとして公開しない方がいいのはよく分かるし私も山口の鰤釣りポイントはSNS等で晒さない様にしているがそれは自らの意思で行っている行為なのだ。その強要が許される根拠はない。
つまり私が大切にしている山口の鰤釣りポイントが誰かに晒されたとしても私が勝手にルールを作ってそのルールを遵守しない者を追い詰めるなどという行為は絶対に許されない。
釣り場でのルールを誰かが勝手に決める事はトラブルの元でその釣り場がなくなる可能性を一番高める。自分達が提案したルールを他のアングラーに紹介するくらいに留めないと正義から始まった行いも正義ではなくなってしまうのではないか?
「みんなの釣り場を大切にしたい」という想い以上に「自分達が独占的に使える釣り場を確保し続けたい」という欲が前に立っているという疑念が浮かぶ。
私は意味不明な強要に屈するつもりはないのでその釣り場で釣れれば魚の写真を普通に投稿するだろう。自分が公開したいと思えば。
SNSで見た地面の柄だけで釣り場を特定してやって来るような人は本気の釣り人だし釣り場がバレたっていいじゃないか。むしろ「マナーを守って釣りをしようね!」と添えて情報共有すればいい。レジャーシートなどを敷いて写真をアップしているのが自分の意思であれば自由にすればいいが私はそうするつもりはない。
そんな考え方を持っている私なのに魚の写真をアップしない理由は何か?
私だけ釣れていないの... 笑
私はその釣りに関してはヘタクソだし友人と談笑しに行っている様なものなので釣れなくても気にしない。そういった心持ちなので釣りたくて必死な人達の感情が間違った方向に向かっているのを冷静に観察できるのだが、公園の釣りルールにも書かれている譲り合いの精神を思い出して頂きたい。
今日お話しした内容はこの釣り場に限った事ではないので最後にもう一度。
自分達で作ったルールの強要はトラブルと釣り場閉鎖の元。
その釣り場に何年通っているとかは何の関係もない。常連のアングラーがその釣り場を愛し大切にしたい気持ちはよく分かるが釣り場は誰のものでもない。みんなのものだ。その基本に立ち返ろう!
⚠️写真の釣り場と今回お話しした釣り場は無関係です。誤解がありませんように。
◾️ネットラヂオ『旅の鳴る木』
新年最初の放送をアップロードしました!旅と日常を繋ぐネットラヂオ『旅の鳴る木』。今年もどうぞよろしくお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?