釣果が伸び悩んでいる人は他人の釣りをしっかり観察していますか?
何年も不特定多数の釣り人と海辺の時間を共にして感じている事がある。歴に関係はなく上達が早い人はコミュニケーション能力と観察眼がある。
「最近の釣りは情報戦」とも言われており、どこで何の魚がどんな方法で釣れているか、その情報をキャッチする事が釣果を得る近道とされており主にSNSが活用されている。
Twitter(X)やアングラーズ、FBのグループページなどが情報源となっておりそこにはあまたの釣果情報が寄せられているが、SNSの情報が釣果情報の全てかのように考えがちな人も多く足を使った情報収集はあまり行わない印象がある。
私が一番いいと思っているのはSNSと直接釣り場で得た情報の両方から取捨選択し最も自分に合った釣りを考える事だが、これをするには人と関わる必要があるのでコミュニケーション能力も大切だ。
ただ自分に有益な情報を得たいためだけの話し掛けは相手がよく思わない事もあるので釣りに関係のないコミュニケーションから入るのがいい。単純に人として当たり前の『こんにちは!』という挨拶をすればいいのだ。
挨拶をしたのに無視したり『あっちに行け!』と言う人はほぼ世捨て人だし得られる情報は少ない。そっとしておこう。
明るく挨拶をしお互いの最近の釣りの情報なんかを交換するが、いつまでもべったり話しているのではなく、適度な時間でそれぞれの釣りに集中するのがいい。すると自分に何かが釣れた時はタモ入れなど自然と協力してもらえるし、こちらもその人が釣果を得るためにできる限りの協力をしようとする。
そんな風に楽しんでいれば釣り仲間も増え自然とSNS以外の“非公開情報”が増えてくるのだ。
次に観察眼に関する話だが私の身の周りでもう少し成長が乏しい人とは帰り道に会話が噛み合わない事が多い。
釣果を得るためには自分の釣りばかりに集中していてはいけなくて、左右の隣、その隣、さらにその隣くらいまでは釣りの様子を観察しないといけない。タックルや仕掛け、棚設定、餌やルアーの種類、投げ込む海域、ルアーのアクションのつけ方など、ひたすら観察するのだ。
それをしている友人とは帰り道に周囲の釣り人の仕掛けや釣果の話で盛り上がる事ができるが、自分の釣りにしか目がいっていない人は周りで何が釣れていても気付きもしないので会話が合わない。
他人の釣果に気付いた途端それまでコミュニケーションの一つもとっていないのにずかずか歩み寄って『仕掛けは?』『棚は?』と質問攻めすれば疎まれる。先程お話したような挨拶をしても無視する人までも私の釣果を見にやってきて『棚はどのくらいや?』と聞いてくるのは驚く。別に嘘は教えないがどんどん具体的なアドバイスを提供しようという気にはならない。
コミュニケーション能力か観察眼(洞察力)がある事が大切でその両方があれば一番いいのではないだろうか。お互い情報も得られるし何よりいい交流があれば釣りも気持ちいい。
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