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結願~お遍路たび50~

(この記事は2020年9月4日から四国のお遍路を廻った日記です。)

10月23日

今日はさぬき市から87から88番札所をお参りして、結願!!までの24キロコース!

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そしてまさかの、雨!!
お宿の中庭金魚は雨がうれしそう、だけど

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わたしゃ、合羽マン。

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雨がふると、女体山を越えての結願はできないかも・・凹
ネガティブ思考をなんとか軌道修正しようとしながら歩いていると・・

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なんと!
徳島と高知で何度もお世話になったTさんが車でジャーっときて、コーヒーのお接待!!!
冷めるといけないからって、魔法瓶に入れてくれて・・
(´;ω;`)う、うれしい。

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87番 「長尾寺」
一気に元気が出まして、足取りと気持ちも軽くなる!

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お寺の家紋?がかわいかったー!
これ、お寺によってそれぞれ違って、名前もあるらしい。

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本堂👆

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納経所で売っていたら、買うしかないでしょ!
きな粉もおはぎも大好物♡

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甘さ控えめのやさしいおはぎ☆

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さて、お次が最後のお寺だよ。
88番札所へは、車道と女体山を越えるルートがあって、私は最後だし、せっかくだから山越えのルートを行きたいな、と思っていた。

駄菓子菓子、頂上付近は岩を登るような道になっていて、雨の日は滑りやすくて危険だから迂回ルートを選んだほうがいいと、本に書いてあった。

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でも諦めきれないこの心。
女体山、せっかくだから登りたいなぁ。。

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ひとまず遍路資料館へ。
中に入ると、な、な、なんと、Tさんが待っていてくれた!!
資料館のど真ん中には、四国の模型が。
すんごい山々。
ここをぐるりとあるいたのかーーーー!(感慨深い)

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遍路大使の任命書を頂きましたー!

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お接待のお茶やお菓子もいただいて小休憩。

Tさんが「女体山に行きたかったら、一緒に行きますよ!」と言ってくれるではないか!
正直、一人で雨の山道を歩くのは少し怖気づいていたので、
すごく嬉しい申し入れ!と、一つ返事で、一緒に行ってもらうことに!!
(Tさんはここに車を置いて、私と一緒に大窪寺まで行って、またバスでここに戻ってくるという大変なお手間をかける(´Д⊂ヽそこまでして・・本当に有難い限り。)

仏様、お大師様、T様!!

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と、外に出たら晴れていた!!!

やほーーー!!

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資料館の横に(二本じゃなくて)三本の葉の、珍しい松の木。
お財布に入れると金運UPと教えてもらい、忍ばせる(∩´∀`)∩

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いざ、念願の女体山へ!

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雨じゃなかったら、すごく澄んでいるという川沿いの遍路道。

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クルミの実。

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実の中の種が、見慣れたくるみちゃん。

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胡桃の木。茶色い丸いのが実。
川べりに多いらしい。

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ビワの花。
実はよく見るけど、花は秋に咲くのかー!
ひかえめで優しい香り。

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匠さんと歩くと、次々と色々なことを教えてくれる。
森の博士!

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しかも歩くの早いのです!私よりも!(笑)
素晴らしい脚力!!

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ここからが岩場の難所(といわれる道)!

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よし!ってなるね。

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Tさんが撮ってくれた。

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さりげなく、なにげなくピースしとる(/・ω・)/

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絶景!!
頂上ついたーーーーーー!!!!


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午前中の雨が嘘のように晴れて、素晴らしい眺めを見られました。
亡くなった店長が連れてきてくれたのかな、って思った。

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ミストで虹がでた!

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登った感想としては、登山経験者ならそんなに恐れなくても大丈夫!かな。(個人的感想になるのですが、)
断崖絶壁を登るイメージでいたのですが、岩場は手すりもあるし、そんなに急ではないので、ゆっくり行けばOKだった!('ω')b

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下に見える建物が今日のお宿!
中腹まで下山して、

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88番札所 「大窪寺」
お参り、の前に!
匠さんからのお接待で、結願うどんを頂く!!
以前、結願したらうどんを食べようね、と言ってくれていたのですが、本当に実現してもらえるとは。。

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(´;ω;`)おいしすぎる。。!しあわせだ!
白みそ風味の熱々のおうどん!!最高☆☆☆

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お腹も満たされてホカホカの温まった体で、いざ結願!!!
先ほど超えてきた山がお寺の後ろに見える。

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龍も笑っているように見えちゃうよ!(浮かれすぎ)

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ちょうど同じタイミングでお参りされていた、車で廻られているお遍路さん(神奈川県のご夫婦二組)と写真を取り合って、お互いの結願を祝福しあう!
誰かと喜びを分かち合えるって幸せなことだね。

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境内のイチョウの木が見事!

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大師堂の隣には、返納された杖がズラリ。
最後のお寺で、金剛杖は返納できるのです。
私も最初は杖は返そうと思っていたのだけど、今やもう相棒(棒だけに!)のこの子とまたお遍路廻ろう!と決めたので、持って帰ることに。

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今日のお宿はお寺の目の前の八十窪さん!

三時間前にうどん食べたばかりだったけど、ここの名物お赤飯(しかも栗入り!)は食べるしかない。

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しっかり頂きました!(^^)!

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お祝い栗お赤飯!

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結願のお祝いとして、お赤飯、(めで)鯛のお刺身、細く長くのそうめん、の三つを宿坊時代から引き継いでいるのだそう。

ここの名物大女将さん(88歳)、18歳の時にわらじと三升のお米だけを渡されて何にも知らずに、お遍路に出されたという強者で、昔の話とお遍路さんとのおもしろエピソードまでお話を聞かせてもらった。
お腹いっぱいで幸せすぎる結願の夜。

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夕方になるとピンクに染まる、酔芙蓉

ちょうど50日で88か所のお寺を廻り切りました。

出会ったすべての方々に感謝です。

ありがとう!!!!(^○^)

最後まで読んでいただいてありがとうございます! サポート嬉しいです('ω')☆ これからもよろしくお願いします◎