いざ、高野山へ!町石道を歩く。~お遍路たび54~
(この記事は2020年9月4日から四国のお遍路を廻った日記です。)
わてしのグーグルマップの四国がカワ(・∀・)イイ!!ことになってた。
♡がお寺、☆が泊った宿。四国一周したんやなー、と感慨無量。
さて、今日は始発の電車に乗って、和歌山県入り。
なにせ、この二か月間歩いてばっかで、電車の乗り継ぎがちゃんとできるかどうかが気がかり…。
やまちゃんは町石道を歩いて高野山にいったことがあったので、地図やらもらって情報収集。
穴の開いた靴下とお別れして(し◎むらで買って一日で穴空いた)やまちゃんから厚手の靴下をもらい(またもおせっかい)いざ出発!
あ、靴下は断然!二枚履きがオススメ!
長く歩くので、クッション性があったほうがいい!し、厚手の靴下一枚だと一日で乾かないことがあるので(靴下が一番乾きにくい!)普通~中厚手の靴下を二枚履きがよかったよー!
乗り継ぎを順調にこなして、九度山へ。
ここから27キロ歩いて高野山へ行く。
なので、今日は早起き!
まず最初に慈尊院へ。その昔、高野山は女人禁制だったため、お大師様のお母さんは高野山ふもとのここのお寺に住んでいたという。
お大師様はここへ月に9度お母さんを訪ねていた、ということから九度山という地の由来らしい。
お参りしようと思ったら、朝早くて閉まってた。。
ここが入口やな、と登っていくと、
ヤンキー座りでたばこを吸ってる男の人がいて、目が合ったので挨拶をすると、「どこに行かれるんですか?」と聞かれたので、「これから高野山へ行くんです。」というと、「え?歩きで?!遠くない?」と言われ、「四国を廻ってきたのでお礼参りなんです。」と言ったら、バッと立ち上がっておもむろに携帯から写真を見せてくれた。
なんでも、その写真はお大師様ご生誕1100年記念のその日限りの御朱印らしく、これを見るだけで幸運が訪れるらしい!
おお!いいひとやん!ありがとうお兄さん!!
そして、町石道を歩くなら、ここの神社にぜひ行って!と言われたところが、偶然にもやまちゃんがすごくいいと言ってた神社だった!(でも、ここに行くと、遠回りになるし、山を下ってまた登らんとあかんねん、と言われていたので時間があったらでいいや、と思っていたのだけど、)この彼の一言で、絶対行こ!に変わった(笑)
実は、自分はここの神社の息子で・・、役者を目指しているという彼。高野山でのお勧めのお参りの場所と順番も教えてもらった。
うーん、いい青年。人は見かけによらず、だな。
お礼を言って別れた後、その青年の神社にお礼に挨拶をしていこうと思い、寄り道。
こちらの神社。
小さくても趣があってよい感じだった。
良い息子さんを生んでくれてありがとうございます。←?とお礼を言って、また歩く。
こっちが近道かな、っと歩いた方向がマズかったのか・・
迷った。
柿農家のおじさんに道を聞いたのだけど、分からず。地図とgoogleマップをにらめっこするも、分からなくなり、引き返して別の道をあるいたら、また元の迷った道に出てくるという。。
困り果ててうろうろしていたら、軽トラのおじちゃんが声をかけてくれて、町石道はここを下ったところだよ!と教えてくれた(´;ω;`)助かった!ありがとう!!
ようやく町石道と合流。
なぜか、いつのまにやら私は車道に出ていて迷っていたみたい。
キツネにつままれた、とはこのこと。
これだよ!この看板がほしかったの!
なにをどう間違ったのか、ナゾなのですが、よき青年に会うための回り道だった。ということなのでしょう。
(悔やむまい、時間と体力のロス。。)
でも、焦る気持ちはすぐ消えた。
だって道がすごくいいんだもん!
途中の展望所。
本来は赤のみちだけど、六本杉の分岐から黄色の道、丹生都比売神社へGO!
丹生都比売神社(にふつひめじんじゃ)到着!
神々しく清々しい神社。
ところどころ可愛くて、女性の神様をお祭りしているなー、と感じさせる。
良い空気感だった。
二ツ鳥居。町石道へ合流!
約50分の寄り道。
景色の良いところで一息。やまちゃんのおにぎり。うま!
さらにあるくあるく。
足元はドロドロ。。
く。。ま。。??!
まじかよ。森のくまさんだな。
日が傾きだして、そろそろ着かないとやばいんじゃ・・そわそわ。
なんか車の音がするなと思っていたら、
ガードレールが。
登ると、目の前にどーーーーん!!と赤門!!!
西日に当たり、朱色に光り輝いていた。
目に染みる赤。
ここが高野山・・きょろきょろ!
17時、日の入りギリギリで今夜の宿坊「無量光院」へ到着。
チェックインの時に尼さんから、
「明日は6時から朝の勤行がありますので、できる限り温かい格好でお越しください。」と言われたので、朝は冷えるのですか?と何気に聞いたら、「はい、今朝は四度でした。」と言われて、
「四度!!!!(鹿児島の真冬やんっ!死!!)」とデカい声を張り上げてしまった。
今こそ声を大にして言おう。
「やまちゃん、おおきにーーーー!!!」(フリース大活躍!♡!)
歩いていたから体は温かかったけれど、宿に着いたら外気がどんどん冷えてきて、慌ててお風呂に入った。
お部屋にはストーブと大きなコタツがあったのでぬくぬくしていたらご飯が運ばれてきました。
コタツのテーブルではなく、その隣に並べられたので、少々面食らう。
お膳が高いから、ここで食べてね、ということなんだろうけど、、
寒すぎたので、コタツに全部移動させて食べました。
夜はありったけの厚着(白衣の上にフリース)をして、寝ましたが、途中寒くてコタツに足を突っ込んだ。
おそるべし高野山。寒さをなめると痛い目見るぜ。