いよいよ乳房再建の日が決まる
エキスパンダーへの注水最終日から約2ヵ月後。
経過観察とともに、乳房再建の日取りをきめるための診察がありました。
痛みや違和感に耐えてきた左胸は、しっかりと拡張しており、特に問題なし。いよいよ、再建が出来る状態になったようです。
乳房再建の手術は、乳癌の摘出手術とは異なり、時間的猶予がかなりあるということです。形成外科の先生のお話しによると、色々と予定を加味して手術を調整しているうちに、「再建しなくてもいいかも」っという患者さんも多いんだとか。
乳房再建へのモチベーションがなくなってしまうんだそう。だから、出来る限り乳房再建に対してモチベーションが高いうちに行うのが良いと思うと言われました。
そして、もう一点。寒さが厳しい時期の再建は、先生的には出来れば避けたと言われました。
私は、乳房再建をお腹の自家組織を使って行う予定です。
お腹の脂肪に血管をくっつけて、左胸に移動。そして、お腹から持ってきた血管と胸の付近の血管を繋げる手術をします。
この手術のデメリットは、血管を繋いだあと、血流が滞って移動した脂肪がダメになってしまうというリスクがあることなんだそうです。
だから、寒い季節、普通の人でさえ血の巡りが悪くなるので、できれば寒い時期は避けたいそうです。
乳房全摘をしてエキスパンダーを入れたのが8月。
約6ヶ月の期間をあけると、1月か2月が私の乳房再建の時期となります。
しかし、信州の冬は寒い。氷点下になる日も多いです。
入院中は、病院で室内環境は整えられているので良いとしても、退院後は別問題。
あえてリスクが考えられ時期にする必要はないというのが形成外科の先生のお考えでした。とはいえ、あまりにも再建の期間が伸びてしまうと、患者自身の再建へ対するモチベーションも下がってしまうとのこと。
先生と色々と検討した結果。私の乳房再建は、3月の中旬にすることになりました。
ここに来て、やっと明るい未来が見えた気がしました。