逃げるは恥だが役に立つを見て
新春スペシャルの逃げるは恥だが役に立つを見て…
連ドラのときから様々なテーマが
議論に上がる番組であったと思う
今回は、選択的夫婦別姓、育休、無痛分娩、子育て、社会関係資本や旧友との繋がり、ジェンダーレス、コロナ禍の対策などなど
昨今の日本社会で問われる課題が様々に描かれていたように思う
今回のスペシャルの中でとりわけ
重要なメッセージになるのでは?と思うのは、
『社会関係資本』である
人は結局、様々な問題、課題、悩み、苦しみ…
そういったことをひとりで乗り越えるのは難しい
今作では、同僚、もとの会社の知人、旧友、親戚などなど…
様々な繋がりが描かれていたのではないだろうか。
ゆりちゃんの子宮体癌が発覚したとき、
親族をまず頼ったが、様々な事情により
医師からの病状の説明を聞くことは皆難しかった
そこで出てきた、高校時代の旧友
花村さん
彼女はゆりちゃんの事が好きだったと伝えたわけだが…
「すき」という告白は、
時に関係を壊してしまうのではという
恐怖を伴う
愛情としての「すき」だったのか、
友情としての「すき」だったのか
定かではないが
その好きという繋がりこそが、現代に足りないものなのかもしれない
あなたのことを認めていますよ
居てくれてありがとう
「すき」の一言にはそういう意味も含まれているのかもしれない
いざという時に助け合う
頼ることのできる人
そういう人が、ひとりでもいたらいい
悩みを聞くでも、共感を得るでも…
作中では、とりわけ男の子は悩みを抱え込みがちで、抱え込みすぎて、爆発してしまうとゆりちゃんが述べるシーンがある。
男の子に特筆したことなのかは、分からないが
自分の弱い部分、心のもろさを誰かひとりでもいい見せることが出来たら、もう少し楽に生きられることってあるんじゃないかな?
誰だって、弱いところはある
でも、プライドがあるから見せられない
その心情もわかるんよ…難しいわね
また別のシーンでは、つわりが酷いみくりのもとにやっさんが来て、出会った頃の回顧をする
遠足のバスで吐いたところを介抱されたと云う
弱い部分(この場合は汚い部分とも言える)を見せてしまった経験があっても、
まだ尚友達で居てくれる
そういう存在や関係が必要なのではないだろうか
些細なことでも、
つもり積もると大きなこととなる
吐き出せる場所があなたにはありますか?
心のもろさ、見せられますか?
私は誰かのつらいを吐き出せる
そんな場所でありたい。
あ、社会関係資本…
繋がりが脆いと、そういう吐き出す場所も何もないでしょって言いたかったよ😅
そう思うドラマでした。以上😌