【読了】「がんになって良かった」と言いたい
AYA(Adolescent&Young Adult)世代(15~39歳の間に発生するがん)と言う言葉をはじめて知りました。
そしてこの本は、単なるガンの記録本ではありませんでした。死を目の前に最期まで逃げずに挑戦し続けた一人の男性の冒険ストーリー。
闘病はそのきっかけであり、そのきっかけにより、彼の人生はより鮮明になったのでしょう。
壮絶。
誤解による誹謗中傷、身の回りに起こる悲劇、友人や家族との関係、痛みとの闘い、恩師の言葉、葛藤など、良くここまで客観的に描けたものだと敬服しました。
今、苦しんでいる人へ
今、悩んでいる人へ
今、戦っている人へ
類まれな病魔に襲われながらも、孤独と戦い、誰も恨まず、運命を受け入れ歩み続けた山口さんを、一人でも多くの方に知ってほしいと感じました。
私も、オペ前に知ることができて良かったです。