中央アジアの炊き込みご飯、プロフ。
幸いなことに毎日時間はたっぷりあり、なんでもやりたいことを自由にできるため、最近はもっぱら料理に凝っている。
僕は前にキルギスという中央アジアの国にロシア語留学していたこともあって、たまに現地の味が恋しくなることがあった。
日本ではなかなか忙しく、旅行中もまたなかなか料理をする機会がなかったけれども、最近は自由な時間に溢れているのもあって思い立って思い出の味であるプロフを作ってみることにした。
レシピを見ると、尋常じゃない量の油を使うため不安であったが、完成すると思ったより脂っこくなく、なかなかイケる。
本当に久しぶりにプロフを食べてみたのだが、キルギスに居たときの思い出が色々思い出される。
キルギスに居たときの自分はまだまだ人間的に未熟で、色んな人を傷つけ、そして色んな人にも傷つけられた。
そんな正に青春のような日々をふと思い出してなんとも言えない気持ちになった。
失恋したり、うまくいかなかったことがあったり、友達と酒を酌み交わしたり、正に青かった日々だ。
その青き日の思い出はこれからも自分のなかの宝物としてこれからもずっと残っていくのだろう。
青かった日々の自分も愛しながら生きていこうと思う。