［閑話］意識を上手にすれば、上手くいくようである

ども、旅紐夫こーじです。

与那国島での旅紐綴りの途中ですが、今日は閑話です。

最近、ギターを毎日弾くようにしていて、それは17LIVEってアプリでの配信のためでもあるんですが、自分が配信でできることって何があるか？って考えたらギターくらいしか思いつかず、とりあえず弾き始めました。

で、↓の記事でギターとの馴れ初めは書いてますが、30年もやってるとは言え、毎日弾いてるわけではないので、腕は衰えてるわけです。

なので、配信でギターを弾き始めたことをきっかけに、ちょっと本気で練習してやろうと思い、意識しながら練習を重ねてみると、日に日に勘を取り戻して来てて、体感ではありますが、如実に成長を感じてます。成長とは言え、弾きまくってた頃と比べるとまだまだかも知れません。

ただ、当時とは明らかに違うところもあって、それが先ほども書いた「意識してる」ってとこです。

この「意識しての練習」ってのが、すごいなと実感してるんですよ。

これまではなんとなく上手くなりたいとか、曲を弾きたいって意識やったんですが、それやと確かに曲は弾けるようにもなるし、上達もするんですが、抜けてる部分もあります。

これは僕だけの問題なんですが、僕はギターを誰かに教わる機会がなくて完全に独学、我流なので基礎がなってなかったんですよね。

それでも圧倒的な努力、つまりギターを弾くという時間の長さで基礎もこなせていたんですが、実は基礎ってのは「技術」だけではないんです。

技術、つまりテクニックは目立つし、憧れるし、真似したくなるものですが、それだけではハリボテなんですよね。

これまでハリボテなギターを弾く人は、一人しか出会ったことはないんですけど、ただ上手いだけのギターは聴いていても面白くはありません。心に響かない感じです。

僕はたまたまそういう人を知っていたので、そうならない努力もしてました。例えば、強弱を意識して弾くとか、感情を込めるとか、リズムを大切にするとか。

ですが、もっと根本的な、基礎の基礎を意識したことはなかったんです。

それが何かというと、「丁寧さ」です。

ギターで言えばひとつひとつの音、つまり弦の一本一本、歌なら歌詞の一音一音を大切にするってことです。

これは、一本一本を弾けば良いってことではありません。

あくまでも意識の問題ですが、音の一つ一つをちゃんと誰かに届ける感じで出す。そのことを意識して弾いたり、歌ったりすることで、これまで積み重ねて来た技術が活かされるんです。

コードを間違えても、歌詞を飛ばしても、六本の弦の音がちゃんと鳴らなくてもよくて、その瞬間瞬間に奏でる音を大切に相手に届けようとしているか？ってことだけで、大きな変化を生むんです。

変化と言っても、誰かが前後の変化を評価してくれた訳ではないですが、自分で分かるんですよ。

僕の場合、この意識を持ち始めてから、なぜかわかりませんが、ギターを弾く時のタッチが明らかに優しくなりました。

これまで雑に弾いてた訳ではないのですが、きっと雑やったんでしょうね。自分ではわからないだけで。

とは言え、まだまだ意識してる最中なので、これをモノにするにはしばらくかかるでしょう。

そして、これはギターだけの話ではなくて、生きる事において「意識する」というのは大切な事です。

よく、「失敗するイメージ」をしてしまうと、失敗してしまうとか、逆に「成功するイメージ」をしていると成功するとか言いますが、意識することで体がそのように実現しようと動くわけですから、間違いではないと思います。

そして、脳は否定系を認識できない。

つまり、「失敗する」と意識した場合に、「いや、大丈夫。絶対に失敗しない」と思っても、それは否定系なので脳には認識されません。なので、この場合は、失敗に引っ張られてしまう。

だから、「雑に弾かない」ではなく「丁寧に弾く」と意識すれば、自然とそうなっていく。

後、よく成功するイメージをもてば成功できると耳にはするけど、それは案外ハードルが高い。どういうことかと言うと、得意不得意もあるかも知れないが、成功するイメージっていうのは、ゴールだけをイメージしがちなんだけど、実際にはそこまでのステップを一つずつイメージしないといけないし、ステップも具体的に自分ができる行動としてイメージしないといけない。

それに、そもそもイメージするのが苦手な人もいるだろう。

その場合は、今できること、例えば、字がヘタならなら「綺麗な字を書く」というゴールに対して「丁寧に字を書く」という具体的でイメージしやすいステップから始める。

その先に綺麗な字が書けるようにもなると思う。

100万円稼ぐとか、結婚するとか、そういったイメージが現実的には難しいものも、同じように考えれば実現できるのかも知れない。

ただ、やっぱり意識の力は絶大で、ゴールに対して「無理だ」と思ってたら無理である。

なので、ゴールはゴールとして設定しておいて、まずは今の自分ができることでイメージしたゴールを実現することをコツコツと繰り返すと、いずれは意識したことが実現できるという魔法使いのような人間になれるんじゃなかろうか。

まぁ、話は少し飛躍したけれど、最近の僕の実体験から意識はすごいわって話でした。