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高級リゾートヴィラ!伊勢志摩の旅21.04

どうも、旅紐夫こーじです。

僕が旅紐夫で生きることを決めたのは25年1月。つまり、極々最近、なんなら数日前のお話ですが、そこに至るまでにもたくさんの旅を女神ちゃん(妻)としてきました。

なので、過去から総ざらいしていこうということで、初めての旅から紐解いていきます。

この旅は21年4月のこと。
当時は関西の実家で適応障害の療養中だったので、女神ちゃんとは中距離恋愛。
ただ、実際にはこの旅の時はフラれた後のことで、元カレ状態でした。

ですが、今もさることながら、当時の僕も病みに病んでいたので、そんな人生に嫌気がさしていて、何がなんでも自分を変えたいと、もう一度自分の人生をやり直したいと、女神ちゃんのお陰でそう思えたこともあって、なんとか食らいついていました。まぁ、いわば未練がましかったわけですね。

そんな僕を見捨てずに、女神ちゃんは相手をしてくれていて、そんな中で「旅行に連れて行って」と言われました。

療養中とは言え、当時は病気になってから1年半が経過していたこともあり、仕事も少しずつやり始めていて、その時にも案件を2件抱えていたので、その売上で旅行できる算段でした。

が、僕の提案する宿は安宿ばかり。そんな僕を見かねて、女神ちゃんが連れて行ってほしい宿を教えてくれたのですが、これがまた良過ぎる宿で焦りました。

というのも、、、

大人2人8万円程度で考えていた僕は、旅費に充てるための見積り前だった案件の額もその程度にするつもりでしたが、それって実は安売りしてて、僕自身の価値を自分でも安く見積もってしまっていたんですよね。でも、僕はそんなことに気付いているはずもないわけです。その金額が自分には限界とさえ思っていました。ほんとはもっと欲しいにも関わらずです。

「それじゃダメです。」と、女神ちゃんから勇気をもらい、女神ちゃんが行きたい宿に泊まれるだけの見積額を提示することにしました。
かなり怖かったし、断られるとしか思ってませんでした。なぜなら、それまでも何度も取引させてもらっていたクライアントやったので、いきなり高額な請求したら失礼なんやないかとも思っていたからです。

ところが、どちらの案件もすんなり提示した金額でOKをもらえました。これまた驚きましたが、そもそもクライアントからすれば高額ではなかったのです。それ以上に売り上げている企業にとって、僕の提示する金額は死活問題でなくて当然だったんですよね。そりゃそうです。小さくまとまりすぎてた僕にとっては大金でも、8桁、9桁の年商を継続している企業からしたらね。小さいとは言いませんが、正当な範囲での請求だと感じてもらえたんだと思います。

と言うことで、当初の予定から3倍の売上となりまして、合計24万円を無事に旅費とすることができました。これはこれですごい経験でした。

さて、旅に出発するまでの物語が長くなってしまいましたが、そんな訳で女神ちゃんの行きたいお宿を取ることができたわけです。

そんな高級なお宿が三重県は伊勢志摩の合歓の里にあるアマネム。

世界に各地にリゾートホテルをもつアマングループが経営しています。アマネムの場合はホテルというよりもヴィラですね。

こちらは24年に撮影

写真のような建物の一棟貸しができるリゾートで、敷地内に入るには守衛のいるゲートをくぐるのですが、もちろん予約者しか通過させてもらえません。

ゲートから少し行った先に、ホテルでいうフロントがありますが、ここも戸建の建物です。スタッフが迎えてくれ、荷物を下ろしてもらった後は車を駐車場まで移動してくれました。

で、僕たちはチェックインの手続き。実は、車から荷物を下ろしてもらう際に、サプライズで買っていたアレンジメントをこっそりとスタッフに渡し、ディナーの時に持って来てもらうように頼みました。まさかここで車が移動するとは思わず、ひと足先にフロントへ向かった女神ちゃんに気付かれまいかとヒヤヒヤもしましたが、無事お願いできたので、ひと安心。

チェックインを済ませた後は、カートでヴィラまで送ってもらいます。敷地内には10個ほどのヴィラやプールなどのある建物、レストランやカフェのある建物と、それぞれが独立しており、歩いて行くにはなかなかに遠いくらいです。

こんな体験をしたことのない僕には、アマネムでのおもてなしが自分にはなんとも不釣り合いに感じたものです。このように、ところどころで無価値な自分を抱えているんですよね。

どことなく申し訳なさというか、自分には不釣り合いなおもてなしに勿体なさを感じながらも、女神ちゃんとの初旅行にテンションが上がらないはずもなく、部屋の広さも設備と全てがゴージャスで、ただただ感銘。

とても落ち着くモダンなお部屋

ゴージャスとは言っても、そこは癒しの場なので和モダンな室内はとても落ち着きます。何より、玄関から部屋、クローゼット、洗面所、お風呂が回遊できる造りも素晴らしかったです。

お風呂はもちろん源泉。お湯を張ってから小一時間程度冷まさないと、とてもじゃないけど入れないほどの熱湯です。

24時間入りたい放題の源泉掛け流し

また、寝室とお風呂から一望できる英虞湾(あごわん)も絶景。最初は伊勢湾かと思ってましたが、どうやら、それよりさらに入り組んだ初見の湾でした。

英虞湾は波も穏やか

春の気候であれば、お風呂で温まった体は冷めることもなく、裸のままでテラスに出られます。こういう体験ができるのも部屋風呂の魅力ですね。生まれた時は誰しもが裸で、なんなら人以外の生物はみんな裸ですから、生物本来の姿で過ごせるのは開放的な気分も味わえます。

茶と黒という色合いも素敵

こんな最高の場所で最高な時間を過ごしながら、隣に女神ちゃんがいる贅沢さ。この幸せな旅を迎えられたのは、女神ちゃんが背中を押してくれたからです。これが僕の旅の始まり、旅紐の始まりになったことは間違いありません。

さて、到着からしばらくして夕食の時間、ディナーは室内でいただくため、食事もスタッフさんがカートで運んで来てくれました。

前菜的な諸々
松坂牛のすき焼き
伊勢海老と海の仲間たちのお造り

旅といえば食も欠かせません。もちろん、ここでの食事も豪勢そのもの。しかもそれを部屋で味わえる贅沢たるや。お酒も進んだ気がします。

そして、食事が終わりを迎える頃に、依頼していたサプライズのアレンジメントを女神ちゃんに渡しました。

バレずに渡せたアレンジメント

この花束は、背中を押して勇気を与えてくれた女神ちゃんへのお礼でした。それと、見捨てずにいてくれてることへの感謝も。

食事もサプライズも終えた後は、食べ終えた食器なども片付けてもらい、僕たちは歩いて敷地内にあるショップへと行くことに。

外に出ると、昼間とは違い真っ暗な世界。ただ道の脇には照明が灯り、とても幻想的な道中を2人でなんとなくはしゃぎながら歩きました。なんかスキップとかした気がしますが、こういうテンションが上がってる姿とかも恥ずかしさが勝つのは良くないですね。無邪気に戻りたいとも感じます。

片道15〜20分くらい歩いたのか、とにかくアマネムの敷地は広かったのですが、気候も悪くなく、気持ちよいままに夜道を楽しく散歩できたことも良い思い出になりました。

ただ、次の日は土砂降りとなり、確か夜空にも雲がかかっていて星は見えなかったように記憶しています。

玄関側には小さな庭も

そんなこんなで初旅を終えました。
この時は一泊が限界やったので、いつかは二泊三泊と連泊したいなぁと誓って帰ったものの、それから早くも4年が経とうとしています。
こうして思い返して行く中で、自分のこともより見つめられるし、そこから得るもので開眼することもあると予感しています。
正直、自分の中に根付いた無価値感ってのは、思っている以上に根深く、芯までこびりついてます。
旅紐は、それを逆手にとって無価値感を価値にできる方法なので、しっかりと綴ることで浄化し、転生させていく次第です。


そうそう、この旅の帰り道で見つけた天の岩戸で滝行も体験しました。春とは言え、冷水に打たれるという体験もまた初。滝はすげー強烈でしたが、まだ若かったから寒さにも耐えられたんでしょうね。

では、次回は日帰りにて行った伊勢志摩の旅を回顧いたします。
三重から富士山見た話と
伊勢神宮で蛇と出会ったお話
ができればといったところで、
皆さまも良き旅を。

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