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島唄楽しい!ラフテー旨い!星空綺麗!沖縄の旅21.08④

ども、旅紐夫こーじです。
今回はレンタカーがアリに巣食われるというハプニングはあったものの、お宿のザ・プールリゾートは雰囲気も良く、女神ちゃんと快適な一晩を過ごした翌日のお話です。

ここからは実体験を元にしたフィクションとしてお楽しみください。

島唄酒場に満天の星空で沖縄の夜を満喫

今宵はホテルの近くにあった島唄の生演奏が楽しめる居酒屋、海物語本店へ行くことに。海物語と聞くとCRの方が思い浮かぶが、良いネーミングだと思う。

生演奏は良いよね

店内も島な雰囲気満載な居酒屋は、それだけでも楽しくなる。が、ここに生演奏も加わるんだから、盛り上がること間違いなし。

食欲に負けて写真は一部しかないが、どのメニューも美味しい。お酒も進むってもんだ。

食べかけで申し訳ないが、とにかく美味い

食事が美味しいとお酒も美味しくなるが、お酒が美味しからと言って食事が美味しくなるってことはない気がする。そこに生演奏。知っている曲を弾いてくれればさらに味わい深くなる。

かく言う僕も生演奏でステージに幾度となく立ってきたが、居酒屋での演奏は経験したことがない。昭和の時代なら流しというスタイルでやっていたかも知れないが、曲を覚えるのは大変だし、リクエストに応えられるだけとなると、現代は曲もジャンルも幅広すぎる。

好きな曲を演奏するだけなら、結局このような居酒屋ではなく、決まったライブに出ることしかできない。趣味とプロの違いだ。

島らっきょう

生演奏の雰囲気を楽しみながら、つまみを食べ、お酒を味わう。
こういった空間が好きってことだけは今も昔も変わらない。恥じず、臆せず、無駄なこだわりも捨てれば、いつかはこんな場所で演奏できる日もくるだろうか。

ラフテー

お腹が満たされると、味の濃いものは食べたいと思わないが、お酒のアテだとそこそこ食べられるのは不思議だ。ラフテーって角煮とは違うんだけど、家で作るとお酒の香りが勝ってしまって、美味しく作れないから、作るとなると結局角煮を選んでしまう。

女神ちゃんはすっかりお腹がいっぱいみたいなので、残さないようちょこちょこと平らげてく。

三線もアコギも弾けるのは羨ましい

1時間もしない程度で、生演奏も終わり、それぞれ歓談へと戻った。
こうして人を喜ばせたり、盛り上げたりする特技はやっぱりいいなぁと実感する。

お腹も限界を迎えたところで、僕たちは店を出た。沖縄の夜を満喫できた気がする。

「星を見に行きましょう」と女神ちゃんが言った。なるほど、ここからでも十分な星は見えるけど、視界が広い場所へ行けば、吸い込まれそうな宇宙を感じられるかも知れない。

女神ちゃんに運転を任せ、より星が綺麗に見える場所を探すことにした。

沖縄の星空を眺める

宇宙を感じる星空

いくつかの目ぼしい場所で星空を見ても、「ここ!」といった場所が見つからず、山林を抜ける道の途中で車を止めてみることに。辺りは闇しかない。

そんな場所で見上げた夜空の美しさは筆舌に尽くしがたい。寝転んで見上げると、本当に宇宙へと吸い込まれそうな不思議な感覚に包まれる。

こんな体験も初めてだった。女神ちゃんと一緒にいることで、僕はこれまでできなかった色々なことを体験できる。知見も広がるし、何よりもっと知りたいと感じられる。

これまでの人生で行った旅は、目的地ありきだった。旅は贅沢だとも思っていた。だから、小さな世界でしか物事を見たり聞いたりしていただけだった。だけど、こうして新しい体験を積み重ねることは、たったそれだけでも成長を感じられる。

そこでしか見られない景色、味わえない食事、出会えない人、できない体験、それら全てが人生を豊かにしてくれるんだと初めて知った。

お疲れ気味だった女神ちゃんの体を休める一日はこうして過ぎて行った。明日は一日どこかに観光へ行こうと思う。やんばるの大自然を体で感じに。

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