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【フランス・Provins日帰り旅②】プロヴァン駅~聖キリアス大学教会

いくつもの街道が交わるエリアにあるシャンパンで有名なシャンパーニュ地方・プロヴァンは11世紀~13世紀にかけて繁栄した街です。その後交通の便が変わるにつれ街は衰退し、当時の雰囲気が残った建物や町並みを見ることができます。2001年に世界遺産に登録されたプロヴァン。プロヴァンスとは全く別の街です。是非見てみましょう。


前回の記事【パリからプロヴァンへの道】


今回のルート

今回はプロヴァン駅から聖キリアス大学教会(中心街の手前)までです。

ガイドブックやパンフレットにかかれたフランス語を、なんとか訳していますが間違っている事もありますのであしからず(^-^;


Provins駅から出発

長距離バスで駅に着き、ここから他のバスで10分程かけて中心街まで行きます。どうやらフランスの地方観光地は基本駅から10分程度離れたエリアにあるんだそうです。これは今使われている駅と旧道は少し離れた場所にあるという事でしょうか。

天気も良いので歩いていくことにしました。普段なら駅の隣にある観光案内所で情報や地図をゲットするのですが、この日は土曜日なのに何故か電車の駅も、ここも閉まっていて地図をゲットできませんでした。

そういう時は、とりあえず人の流れに沿って行きます。センターと書かれた看板が見えました。下に流れるヴルジ川を渡って行きます。

一気に古い建物が広がる。


地元のマーケット

そして今日は土曜ということもあり、マーケットが開いていた。

新鮮な野菜を前に買って帰りたかったが、この日は結構な暑さでこれから丘を登るのもあり断念。残念(´Д`)

建物のなかには色んな食べ物が売られていた。

色んな種類の魚が売っていたがどこからはこばれたのだろう。北海?ビスケー湾?プロヴァンは当時主要な道路が交わるエリアだったので、昔から色んな食べ物がマーケットで売られ多くの人で賑わっていたんだろうと想像する。

明らかにローカルの人向けなので、邪魔にならない用に写真をこそっととらせてもらった。チーズとか持って帰れないもんなぁ~。。


サンアユル教会-l'eglise saint-ayoul-

お城がある旧市街までの道中、このエリアは現在も地元民で賑わっている。広場にでると大きな歴史がありそうな教会が見えた。

調べてみると創設は11世紀。1157年に火災で崩れたがその後再建されたようだ。現地でゲットしたパンフレットを訳すと、11世紀からなんども手直しをされ維持していたようで、最近では現代彫刻家のGeorges Jeanclosによって正門が見事に改造されたとのこと。

わたしは無宗教だが、海外に住んでいる間何度か教会に訪れたことがある。静かで、昔の木の匂いがして図書館にいるような安心する空間だ。窓には大きなステンドグラスが張り付けてあり太陽光を取り入れカラフルに教会を色づけているのが素敵だった。

プロヴァンで最初に開かれたマーケット

教会前の広場はプロヴァンで始めてマーケットが開かれたとのこと。今でも変わらない教会前の賑わうマーケット。

食べ物だけでなく、靴や洋服、そして部屋のカーテンまで売っている。プロヴァンの名物でもあるバラをかたどったレースのカーテンが可愛くて買いたかった。。

そのまままっすぐ進むと広場にでた。なんとカラフル!!


町役場

広場の中心的建物が気になったので調べてみるとMairie  という日本語では町役場だそう。空の色と1メートルごとにあるお花が綺麗(´Д`)

この左側の道を少し進んでまた左に行くと公共トイレがある。トイレットペーパーはないので忘れずに。

町役場の斜め前にはスーパー『Monoprix』が。これからまだ歩くので飲み物を買いに入った。この先はスーパーや売店はなくレストラン街が続く。


スーパーで買えるプロヴァン土産

何気なく入ったスーパーにはプロヴァンのお土産バラのお菓子やジャムなどが並んでいた♪

おそらくスーパーの方が値段が安いと思い買おうか迷ったが、とりあえず保留にして中心街のお土産ショップも見てみた。そこまで値段に違いはないようだった。

でも大きめのバラシロップやお酒はもしかしたらこっちのが安いかも。。?
女子が喜びそうなお土産がいっぱい!


さて先を急ごう。

といいつつも、メインストリートから見える、どこかに続く小道を見つけるとどうしても通ってみたくなる私達。この調子じゃ中心街にはまだまだかかりそうだ。

小道の先には古い教会が。

L'église Saintre-Croix(聖クロワ教会)

どうやらメインルートではない小道からきてしまったため、裏口っぽいドアがみえる。

聖クロワ教会は12世紀に建てられた。この教会の名前はルイ9世の義理の息子であるシャンパーニュ伯によって持ち帰られた、キリストの十字架が由来となっているそうだ。


ランチ自販機

メインストリートに戻り歩いていると日本で見慣れた自販機が。
飲み物だけでなくサラダやごはんも売っている自販機のようだ。
テーブルには紙バックやフォークなども置いてあった。そして自販機の右側に着いているのは電子レンジ。暖められるのは嬉しい( ´∀`)

レストランに入ると時間かかるし手軽になにか食べたいなー。という人にはぴったりのランチではないだろか。今回は買わなかったが、この先丘を登ると広場がいくつもあるので、景色をみながらそこでランチも良さそうだった(*^^*)




なだらかな坂になってきたSaint Thibault通り。
住宅街が広がる。この道を上がっていくとレストランが広がる広場に着く。

ここでまたもや面白そうな小道を見つけた。

↑左が上がり。右は上がってから振り返った風景。


丘を登り終えるとこんな風景が(*^^*)

振り替えると何やらお城らしきものがみえてきた。


La Collégiate Saint-Quiriace(聖キリアス大学教会)

長距離バスからみえた建物はこれだったのか!ドーム型の先端が目印。
大学教会と訳されているが、その地区の中心的教会とされているらしい。マップで大学教会と調べたところプロヴァン周辺で大学教会はここだけとなっているので、やはり地区の中心的教会と捉えてよさそうだ(間違ってたら教えてくださいー(´Д`))

聖キリアス大学教会はアンリ(ヘンリ)・ル・リベル伯爵の命により12世紀に建てられたが、当時の政治難によって未完成のままとなっている。17世紀、十字に建てられた建物の翼部分(翼廊)の天井が崩壊した際に、天井にドームが建てられたそうだ。

教会は夕方にライトアップされるそうだが現在、大規模な修復工事のため休業中とのこと。

手前には公園があり、お弁当を食べている人たちがいた。
さっきのランチ自販機で買ってくればよかったー。と後悔(´Д`)
公園の後ろは街を見渡せる景色が広がる。






次回につづく

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