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いい時代。

最近、地元の駅地下道で弾き語りをするのですが、なかなか立ち止まって聴いてくださる方が居らず、苦戦を強いられてきました。

でも中には心優しい方もいます!
財布の小銭をガバッと、ワイルドに下に向けて開け、「頑張ってね」。と声を掛けてくれたり、高校生の女の子に、お茶を頂いたり…
もう、嬉しくてしょうがなかったんです。

止まらなくても、ふんふんと、鼻唄混じりで通り過ぎていくお客さんも居ました!

聴いてくれている、その人の耳に届いている、
それだけで結構満足なんです。

イヤホンを付けられていると少し悲しいです。
一瞬でも外して、ギターの音色に耳を傾けてくれたらと、いつも思っています。

昨日の街の人の反応は、とうとうなかなか何もなく、ただ通り過ぎていくだけでした。

どうしたら立ち止まって聴いてくれるんだろう…
場所が悪いのかな?とか、もっと自己紹介をした上でやったらいいのかな?とか。
昨日はあれこれと、反省と次の作戦を練っていました。

やはり、今この御時世。コロナでソーシャルがなんたらやと騒がれている時期に、どこから来たのかわからないやつに近づくのは恐いですよね😣

そこで、自分の身元を解りやすく、1枚のプラカードみたいな物に描くという、誰しもが思い付くような作戦を思い付きました。

僕は建設業をやっていますので、写真撮りに現場で使用する「工事看板」に目をつけました!
工事看板ならサラサラと書けるし、例えば曲目をあらかじめ書いておくのもいいなと。我ながらいいアイデアだと思っています笑

街の人の反応はとてもcoolでしたが、最近音声配信アプリ「spoon」をやっていて、これがまたすごく楽しいんです。地下道で路上ライブをしている様子を配信しつつ、リアルの人間とも関われる。一石二鳥の使い方ができます!配信側は音声のみお届けできて、リスナー側は、チャットルームで配信者とさも会話をしているような感覚になります。配信側もリアルタイムでリスナーの声(チャット内)が、聴けるのでこれは楽しいです。

昨日はspoonのリスナーさんに助けられました。
目の前には居ないのですが、確かに唄った後のリアクションが、スマホの画面に残ります。
寂しくないんです笑
だから、これからも路上をやる際は、spoonで配信しつつリアルの街の人の心を、ぐっと鷲掴みできるように、今の便利な「いい時代」の物を採り入れて、これからも地元再生の為に唄っていこうと思います。

使い方を間違わなければとても有効で友好なものになります。「いい時代」。有り余る物や広がり続ける人間の趣味趣向。

いい時代に「本物」だけを見極める眼や感覚、第六感みたいなものを毎日磨いていこうと思った今日この頃です。