轆轤作品の応用。。
先日轆轤をひいている会員さんと、器の「リム」とか「返し」とか「変形」とかの話になって。
轆轤って、真円のとれた丸い器だけじゃない、アイディア次第でもっと表情豊かな器がつくれるので、今日は少しその紹介を。
まずは基本。
リムを付ける。
リムの下部分に影が落ちて、器に表情が出来ます。
リムって見た目だけじゃない機能性もあり、スプーンを使って食べるカレーやチャーハンなどにはリムが「返し」になって最後の一口まですくいやすくなる。
底の広いまっ平らな皿で食べるカレーは、最後の米粒を指でスプーンに乗っけるはめになりませんか。
あーゆうの嫌です。
このリム皿を更にアレンジ。
両側から手ではさんで楕円形にします。
こうすると器に動きが出ます。
この程度の楕円なら機能的にも問題ないでしょう。
もうひとつのアレンジ。
リムの口元をキュッと持ち上げて輪花鉢に。
味気なかった丸い器が一気に華やかになります。
さらに応用編。
指でつまんだり、コテで口元を持ち上げたりしてりんごの形に。
ここまで来ると元のリム皿の形が思い出せないくらい。かわいく変身しました。
ただ変形させると口が平らじゃなくなるので、削りにもそれなりの技術が必要になります。
湿台(しった)を使ったり。
普通に轆轤がひけるようになったらチャレンジしてみてください。
轆轤は一度やってみて上手くできずやめちゃう人が大半なのです。
逆に「昨日より今日、今日より明日」といった感じでコツコツとスキルアップしたいタイプの方には轆轤、良いですよ。
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