イタリアは肌に合わなかったのよ…(涙)の巻その2
一国一食シリーズ:イタリアで痛恨のミスチョイス【バブルパスタのチーズ焼き】
Buon giorno🇮🇹
ボンジョルノー🖐
✨イタリア語で語でこんにちは✨
旅人ニーナです。
このブログでは【一国一食シリーズ】と題して、
今までわたしが世界約50カ国を旅した中で、一国につき、一食を取り上げて絵日記を描いてレポートしています!
イタリア編つづきです。
絵に描いたようなおもちゃ職人のおじさん。
リアルジョゼッペさん。
その国と気が合う、合わない問題は、なぜか初日から感じられるもの。
どこの国でも入国した直後は期待と不安で緊張状態マックス!
どうにか市内にたどり着き、その日予約していたホテルの住所にたどり着きました。
ホテルは、ヨーロッパによくある普通のマンションの一角が宿になっているタイプ。
マンションのエレベーターをあがり、インターホンを押そうとしたら……ドアに走り書きのメモが貼ってある。
『家主は出かけてます!御用の方はケータイまで連絡ください!』と走り書きされた電話番号。
もちろん扉の鍵はかかっている…。
しかし、この時代、わたしはまだ海外シム対応のケータイは持っていなかった💦
電話かけれない。
大きなスーツケースを持ったままボーゼンとするわたし。
ローマでの旅人ニーナ。この頃は旅慣れてないからか、緊張状態からなのか、表情が、最近からは考えられないくらい、とにかく固いwww
目が死んでるー
斜めがけバッグをしっかりと持っているのはスリ対策!!!
独りでここまで来るまでに、すでにけっこう疲れていた。
熟読したガイドブックには、
いかに観光大国イタリアでお登りさんの観光客が泥棒の餌食になりやすいか、しっかりと語られていたもんだから、わたしはガチガチに防犯体制だった。
早く宿について安心して、お茶でも飲んで一息ついて、大きな荷物はあずけ、まだ陽のあるうちに少しでも街を歩いて把握しておきたかった………。
しかし、待てど暮せど、家主は来ない。
チェックインの約束の時間になっても、来ない……。
いらだちよりも不安や心細さのほうが勝っていた。
このまま夜になってしまったら、ドウシヨウ😨??
まさか予約に不備があったのではないか😥?
そんな事まで考えだした。
ドアの前で不安げにずーっと佇んでいるわたしを、不思議そうに眺めていたマンションの住人の人が、身振り手振りを交えて
『あんた、どしたの👀?』と声をかけてくれた。
『あの、わたし、ホテルがここなんです…誰もいなくて……😥』
片言の英語で説明すると、
その人は『ホテル?あら、そんならこっちに着いてきて🤚』と言って下のフロアにいっしょに行った。
『え??なんで?わたし、ホテルのフロア間違えてた?でも、そんな筈は……』オロオロしながらついていく間に、
先に住人の人は、下の階の部屋のピンポンを鳴らしていた。
リンゴーン♪ベルがなり、扉がすぐに開く。
マンションの住人は
『ほら、ホテルだよ。』と言って、わたしの背中をぐっと押すと、サッサと去ってしまった……。
きょとんとしているわたしに、ドアの向こうの若い女性(東アジア系)がこう言った。
『オソオセヨー!』
んんん?韓国語だ?!🇰🇷
(オソオセヨーは韓国語で『いらっしゃい』の意味これは前の職場に韓国人が居たのでなんか知ってた)
どーゆうことー?とちんぷんかんぷんなからも、
印刷していた予約表相手にをみせて、
『あのわたしは日本から来ました。ホテルを予約してるんですけど…』というと、
相手はテキパキとした英語で
『あら、あなたのホテルはやっぱり上のフロアよ。
東洋人だからうちのお客だと思われたのね〜。
ここもホテルなの。泊まるのは韓国人ばっかりだけれど』
と説明してくれた。
そ、そうなんだ……すみません。🇯🇵💦
『あなた、お疲れでしょう?ウチで良ければ休んでいってください😊』
不安の中で緊張状態だったわたしには、
その言葉が輝いて聴こえていた✨✨
きっと見るからにくたびれて、
ショボクレていたんだと思う😂
お言葉に甘えて、中で休ませて貰うことに。
🇰🇷『何年かイタリアに住んでるんだけど、もー、ホンっとーに、イタリア人は適当よね!やんなっちゃう!貴女も大変だったねー』
コリアン女性の気さくな対応に、緊張感の糸がふぁーーーっと切れてしまい、
お茶を飲みながらその日は、韓国人宿の人達と何となくおしゃべりしてるうちに、観光するのを諦めてしまった。
夕方になりあたりも暗くなった頃、ようやく本来のホテルの家主は帰ってきた。
🇮🇹『あれー、待ってたの?
もっと遅くつくのかと思ってたよ!』
その一言に返す言葉もなく、疲れていたのでその日はヘッドに倒れて眠ってしまった。
本当は到着したローマは、帰国前にも立ち寄るつもりで、初めは一泊だけのつもりだったんだけど、
結局、初日は何も観光できず。ホテル騒動でおわった。
翌日からわたしは宿変えする事にして、
真っ直ぐに下のコリアン宿に向かった(笑)。
🇯🇵『すいません!
お部屋空いてたら泊めてください!』
🇰🇷『あはは!引っ越してきたのね〜歓迎しますよ!どうぞ!』
気持ちよく受け入れていただき、この宿はなんと、夕食も朝食も着いていて、
韓国人の女将さんが、韓国料理とイタリアンのミックスの定食をこしらえてくれた。
ヴァチカンのあるローマは、キリスト教徒の多い韓国人にとっては観光地であり、巡礼地でもあるらしく、長期で滞在する人も多いらしい。
安くて、韓国人には気心がしれて、手料理も出してくれるこの宿はそんなコリアントラベラーズたちに重宝されているようだった。
泊まっているのは若い人が多く、他には年配の韓国人のシスターさんもいた。
夕食を囲みながら、皆やさしくて、
ステーキとワインとキムチをいただきながら、本当に癒やされた!!
結局、ここに2泊した。
そして、昼間にぶつかる、
郵便局でなぜか切手を売ってくれない🇮🇹とか、
観光案内所が観光案内してくれない🇮🇹、英語で話しかけると無視される🇮🇹(ボンジョルノくらいは言えるけど…)、
そういう目に合うたびに、
『イタリア人の仕事のやり方ってほんとーに適当すぎる!』
『かったるそうな顔で対応されるの凹む!』
『わたしたち東洋人は勤勉で真面目なのよー!』『わかるー!』🍷🍷🍷🍷
コリアン宿で飲みながらそんな話ばかりしていたと思う(笑)。
世界の観光地ローマは人が多すぎたこともあり、
そして、実際に観てみると、イタリア美術はコテコテにマッス盛り過ぎて、
ぐうぇーーーー
『な、成金趣味…』と思えてしまい、
どうもわたしの好みじゃなかった。
そんな事もあり、
わたしの中で【ローマ】の思い出はこの韓国人宿での和やかな時間、それがメインになってしまっている。
今思えば、これも旅の醍醐味?なのかもしれないね。
予定外、予想外の事があっても、意外となんとかなること😊。
人の親切に甘えること。
困っていると、誰かの手助けからすごろく式にコトが進んでいく事。
その後、旅慣れていくうちに世界はそういうもんだと思うようになり、
予定外のことにもさほどオロオロしなくなったけど(笑)
この時の経験は、忘れ難いのです。
イタリアでみた宗教美術はとにかくコテコテだった!!!
おっぱいありすぎな女神像。
いやでもイタリア大好きな人は、ほんと大好きなのも知ってるからね〜相性、フィーリング?!
今回はここまで。
Ciao👋(チャオ!またねー)
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