お誕生日のお話@メキシコ
こんにちは、ママうさぎです。今日は、息子ののびたにお話しをしたいと思います。少しでも気に入って頂けたら、嬉しいです。
今回は、メキシコで出会ったお誕生日のお話です。日本で子どものお誕生日というと、ケーキを食べて、プレゼントをもらえる日という感じです。お友達を呼んでお誕生日会を開くこともあるかもしれません。ですが、それほど大人数というイメージ。ケーキも、ホールの生クリームイチゴケーキがイメージです。まあ、他にもケーキの種類はありますが、生クリームがのったケーキが主です。
メキシコで、友人のおうちに宿泊したことがありました。その時、お誕生日会の準備をしていたので、見学させてもらいました。
まず、ボールに大量の卵を割りまくり、じゃぶじゃぶ泡立てました。普通の家で、あの大量は初めてみました。その次に、バターを大量に溶かします。小麦粉も大量です。砂糖も大量です。土台となるスポンジ台が焼けました。長辺が1メートルくらいです。その次に、真っ青な液体を作り始めました。私にとっては、食べ物の色ではありません。スカイブルーの真っ青です。見ているだけで、合成着色料は石油からできているタール色素で、おなかの中に色がつくのではないか、と恐れて生きている私はドキドキしましたが、そのおうちのお母さんは、にこにこしながら作っていました。スペイン語ができなくてよかったです。そのまま、そのケーキは、巨大ドラえもん風のものが描かれることになりました。
そして、次に、巨大人形風船が部屋の隅においてありました。それは、ピカチューだったように思います。一体、こんなものをどうするのかと思っていましたが、壊すのだと教えてくれました。え?壊すための人形って、何?と思いましたが、どうもその中に、お菓子を詰め込んでおいて、まあ、くす玉のような役割をするようなのです。
私の感覚としては、ズタボロにされるピカチューというのは、なんとも言えない気分になるものですが、彼らの国では大喜びでぶっ壊すようで、なんというか、根本的な文化の違いを感じました。ドラえもんも、セーラームーンも、みんな、ズタボロに壊されて誕生日のごみになるということです。
実際のお誕生日には、立ち会えませんでしたが、お誕生日にはたくさんのお友達が、尋常でないカラフルさのケーキと、巨大人形を破壊するために集まるとのことでした。町でお散歩をしてみると、この巨大人形があちこちで売っているのを目にしました。なんとなく、日本の屋台で売っている綿菓子の袋のようなイメージが近いな、と思ったものです。
ちょっと関係ないかもですが、私が旅していた頃のメキシコの地方のパンやさんはどこへ行っても同じ定番の5種類くらいしかなくて、揚げドーナツみたいなもの、くるくる巻いてあって輪切りにしたものに砂糖を降りかけたもの、メロンパンみたいなもの、ただ固いだけの塊、うなぎパイみたいなので砂糖ががっつりかけてあるもの、確かそんな感じだったかと。お店ごとに柔らかさが違うくらいで。日本にもあるような気はしますが、日本人にとってはおいしいとは言いにくいパンでした。甘いだけの食べ物が主流なので、誕生日のバターケーキもだからこそ、砂糖の塊のような作り方なんだろうな、と思った次第です。
もう一つ、とにかくおなかが空いてしまっていたときに、間違えて入ったカフェがチュロスやさんでした。油であげてトロトロのチョコの海の中にチュロスをずぼっと漬けて、それだけの専門店です。メキシコの旅で甘いものだらけに疲れ果てていたので、見ただけで気持ち悪くなるほどでした。甘いコーヒーしかない世界で、がっつり気持ち悪くなったのを今、思い出しました。
今回のメキシコのお誕生日のお話は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また。
https://youtu.be/uBOn9sFLcb0
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