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「子どもは」覚えている
最近、個人面談がありました。
そこで、印象に残った話を今回は書きたいと思います。
保護者の方と話をすると、子どもが家で話していたことを教えてくれます。
その話を聞いていると「子どもはよく覚えているなぁ」と感心することがあります。
先生に~といってもらった。
~の時に、~してくれた。
等々、実に様々な日頃のちょっとしたエピソードを聞くことができます。
そこで感じたのは、子どもにかける声掛けの影響力です。
こちらが、何気なく話したことや意図して話したこと、どちらも、「【その子にとって】嬉しいこと」は実に細かく覚えていることが分かりました。
よくよく考えてみれば当たり前なのかもしれませんが、私たちは、クラスの数十人を相手に毎日過ごしていますので、教師から見たら、35分の1の子どもでも子どもから見たら1分の1の教師なのです。
そのことを改めて思い知らされました。
私たちは、一人ひとりを大切にしたいと思いながらもついつい、全体の事に気を取られたり、一部の子に時間を割きすぎたりしがちです。
仕事の都合上、そうした場面は少なからずありますが、子どもがいる時の普段の時間の使い方について私たちは、もっと気を付けるべきだと思いました。
「しっかりと一人ひとりの子をみることができているだろうか」
「どのように声をかけたら、子どもの心や知恵を伸ばすことができるだろうか」
と常に内省し、考え、行動に移していくことが大切なのでないかと思います。
教師として、至極当たり前のことではありますが、日々の多様な業務に気を取られすぎて、このことを続けることができないことがままあるのではないかと思います。
ですから、時に自分で考え、時に学年などのチームで話合いながら、常に一人ひとりをみていこうという気持ちを再確認しながら、仕事にあたっていく必要があると思います。
そうすることによって、より、一人ひとりを大切にした指導をすることができるのではないでしょうか。
どれだけ経験を積んでも、どれだけ仕事の効率化を図れるようになったとしてもこのことだけは、はずしてはいけないように思います。
子どもたちの姿をみて、教師自身の行動を考えなおしていくという姿勢をなくさずに仕事にあたっていきたいと思います。
一人ひとりを尊重し、大切にできるような指導をしていくことで、子どもたちは、伸び伸びと安心して、学校で過ごすことができるようになっていくと思います。
多様なバックボーンをもつ子どもたちを尊重し、大切にできるようになるため、私たち教師自身が柔軟で、広い心をもっていることが重要になってくるのではないでしょうか。
柔軟で広い心を身に付けることに終わりはありません。
教師という仕事にあたりながらも自分自身のそうした面を日々磨き続けていけるようにしたいものです。
自分の時間の使い方を振り返ってみて、みなさんはいかがでしょうか。
ノウハウや専門知識などを身に付けることに終始するのではなく、柔軟で広い心を持つためにもまた時間を割いていくことが大切なのではないかと思います。
そうした自分の時間の使い方を常に振り返りながら、過ごしていきたいなと思いました。
最後に…
子どもは本当によく覚えています。
できる限り、その子の今後の生活で生きるような素敵な記憶を残していけるようにしたいものです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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