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【子どもが退屈しない】授業のアイディア

学校が再開して1週間たったという方も多いと思います。

一週間授業をしてみて、「思っていた以上に盛り上がらなかったな」とか「来週の授業はどうしよう」などと考える時間も少なからずあるのではないでしょうか

退屈

はてな今回は、誰でもすぐに取り入れられそうな授業のアイディアを1つご紹介しようと思います。

今回紹介するのは、「参加する機会」をコーディネートするということです。

授業で誰もが参加できる機会を作ることで、子どもたちが退屈だと感じないように、むしろ楽しいと感じるようにしていきたいなと思いこの話題にしました。

参加の機会を作ることは難しいことではありません。

主に2つの工夫がとっつきやすいので、それを以下に書いていきます。

①誰もが参加できる問題を提示する。

これは、比較的試している方が多いと思いますが、今回お伝えしたいポイントは、

「本時の学習につなげられるようなことか」ということです。

簡単な例ですと、わり算の最初の学習の際に、ちょっと九九のことを確認しておけば、活用することができますが、1+2等を確認したのでは、つながりは薄いということです。

極端な例ですが、つながりがあると、

最初にみんなで考えた簡単なことや基本的な事が後々生きてくるという展開になるので、授業のストーリー的にもとても楽しくなるのではないかと思います。

これは、特に毎日の算数の授業で活用できるので、ぜひ試してみてください。

どの学習でも問題の難易度を落として、そこから本時で扱いたい内容に問題をアップグレードするという手法は有効だと思います。

授業

ぜひともお試しください。

②誰もが答えられる質問をする。

私たちがよくやりがちなのは、「~について考えがある人」と聞いたり、「~を答えられる人」と聞いたりすることです。

悪いことばかりではないですが、わからない人からしたら、そういう会話のキャッチボールばかりですと、退屈する子が増えてしまうのではないかと思います。

ですので、

「~さんが言っていたことが聞こえた人」「~さんは、なんといっていたかな」

といった、誰でも聞いていればこたえられそうなことを時折聞いてみることをオススメします。

挙手

これは、とてもシンプルですが、効果的です。

ちょっと聞いてなかったとなったら、聞いていた人を指名して、もう一度いってもらって・・・とやり取りしていけば、全員がやりとりに加わることや必要な情報をしっかりと共有することができます。

なかなか自分の考えを言えない子たちほど、発言の機会に飢えていたり、ちょっとしたことで自信を無くしてしまった経験をしたりしているものです。

このシンプルな問いを少しアレンジしながら使えば、クラスの授業の進行の流れの中に合流させるとともに、失っていた自信や気持ちを話すことの楽しさなどを思い出させることができる取組にすることが可能です。

例えば、コミュニケーションが得意な方は、ここで、ちょっとやり取りを盛り上げることができるとさらに子どもたちは授業に引き込まれるのではないかと思います。

まだ、こうした取り組みを試していない学級ではやってみると効果が覿面です。

ぜひご検討ください。

最後に…

先ほども書きましたが、退屈している人たち程、意外とそういう場面に飢えていることがあります。

授業に参加する機会をコーディネートするための工夫を2つの紹介しましたが、②で紹介したシンプルな質問は、どの授業でも簡単に取り入れることが可能な授業のスキルです。

②のスキルを活用するだけで、授業が格段に盛り上がりますので、ぜひ、すぐにお試しいただければと思います。

今回もお読みいただきありがとうございました。


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