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なんのためのノウハウか
全国的に暑い天気が続いていますが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
教員には、熱心な方が多いので、夏の間に、本を読んだり、講座を聞いたりして、様々なノウハウを学んでいる人も少なくないと思います。
今日は、なんのためのノウハウなのだろうかということについてに私が思っていることを書いていきたいと思います。
ノウハウをなぜ学ぶのか
ノウハウという言葉を検索してみると【「専門的な技術やその積み重ねのこと」「仕事を進めるための知識」のこと】とでてきます。
今回は、わかりやすく、仕事を進めるための知識と捉えて書いていきます。
私たちは、仕事を進めるための知識をなぜ学ぶのでしょうか。
子どもに素敵な授業をするためでしょうか。
自分の仕事の効率化を図るためでしょうか。
スキルアップして、自分の市場価値を高めるためでしょうか。
はたまた、学級経営を上手くやって、子どもの人格形成に役立てたいからでしょうか。
当然ですが、学ぶ理由は、色々あっていいと私は思っています。
ただ、「なぜ学ぶのか」ということは意識しておいた方がいいと考えています。
せっかく貴重な時間を割いて学ぶのです。
漠然と学ぶのではなく、「なぜ」を意識して学ぶことでより有意義で、自分の行動に生かせるようになると思っています。
漠然と学ぶというと、やはり大学生が良い例に上がるかと思います。
私自身、大学時代に、単位取れればいいやとか思って、グダグダなんの目標もなく学んでいた時がありました。
あの時、時間を割いて学んだこと、ほとんど身になってません。
正直、あの頃の自分に、「お前、どうせ時間割くなら、そこから何かを学び取ろうよ…」と伝えてあげたいです。
身になっていない理由の大きなところが、先に述べた「なぜ学ぶのか」を意識せず、完全受け身のやる気ナッシングな感じだったことだと振り返ってみて思います。
みなさんもそのような経験はないでしょうか。
「なぜ学ぶのか」を意識することで、学ぶための生産性がグッと上がると思います。
これから皆さんは、ノウハウを学ぶ機会がたくさんあると思います。
せっかく貴重な時間を割くのですから、「なぜ学ぶのか」、ちょっと受動的な学びの場合は、「何に使うのか」ということを意識してみると、何も意識していないより、ちょっぴり素敵な時間になることをお約束します。
使ってこそのノウハウ
先ほどまで、「なぜ学ぶのか」を意識すると良いと書きましたが、やはりノウハウは使ってこそ、価値のあるものだと私は思っています。
極論ではありますが、何も知らない人と知っているけど使っていない人は、行為の結果は大した差はないと私は考えています。
100のノウハウを学んでいるけど、実際は1個しか活用できていないという場合と、2個のノウハウしか知らないけど、どちらも活用できているでは、おそらく後者の方が、良い仕事の成果がでると思います。
たくさんの学びがあった方が、ノウハウを複合させて活用すること等ができるとは思いますが、やはり「使える知識」=「生きた知識」にすることは、とても重要ではないかと感じています。
ですので、使うことを前提に学んだり、実際に使ってみたりすることにこそ、時間を割くべきだと思います。
学んだ知識は、使わないと生かせません。
生かせない知識は、知らないのと結果は、同じです。
ですので、多くを学ぶことも確かに価値のあることではありますが、多くを使うことの方に労力を割いていくことを私は強く勧めます。
ノウハウを使うと状況が良い方向に向かうことが多いため、自然と新しいことが知りたくなりますし、何より自分の成長を感じられます。
成長を感じることや状況が変化することは、学びのモチベーションに直結します。
ノウハウを学ぶ⇒ノウハウを活用する⇒成長を感じる⇒ノウハウを学ぶ
というサイクルに入ることができるので、学びの継続性という観点からも、やはり活用をしていくことは有効な手立てということができそうです。
ノウハウを共有すること
最後になりますが、ノウハウを学び、活用したら、そのノウハウを共有することをオススメします。
共有するということは、学びのアウトプットをするということと同じような効果があると私は思っています。
アウトプット側は、アウトプットすることによって、自分の中のノウハウが更にはっきりとしたものになりますし、それを聞いた人はそこから新たなノウハウを学ぶことができ、一石二鳥のWINWINな状態になります。
これは、時間さえ許せば、やらない手はありません。
職場等で機会を作ることが難しい場合は、インターネット上で気軽にアウトプットできる時代です。
要は、アウトプットの機会がないんだよねというのは、ただ、言い訳探しているだけだということです。
やらない理由ではなく、やる方法を考えましょう。
そのほうが、自分にとっても周りにとっても、有益です。
何より、子どもたちに見せる背中がやる方法考えて実践する方が、かっこいいと思いませんか?
ぜひ、学び、活用することまで行ったら、共有するということにチャレンジしてみてください。
共有することは、自分のモチベーションを向上させることにもつながっていると感じていますので、やる価値はあると私は思います。
いつも必ずやらなければいけないと思うと疲れてしまい、やる気もそがれてしまいますので、気が向いた時にはやるとか、自分の中で、何か簡単な決め事をしておくと、途切れ途切れでも続けていくことができると思います。
習慣化が一番ですが、いきなりだとハードルが高いです。
まずは、一歩を踏み出すところから、始めていきましょう。
なんかエラそうなこと書いてしまいましたが、私自身、グズグズで、やらない理由を探す癖に振り回されながら、生きている人間です。
常に一歩ずつと思いながら、毎度おなじみのダメっぷりに辟易しながらも何とかあがいて、ミリ単位で前進しています。笑
みなさんと一緒に頑張っていけたらと思います。
少し、話はそれましたが、なんのためのノウハウかということについてでした。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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