📚子どもに伝えたい「D言葉」の素敵な使い方

みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、渡部亜矢さんの著書「片づけの基本」にほんの少しだけでてきた、D言葉について書いていきたいと思います。

ちなみに記事では、片づけの基本の話は、一切でてきません。(笑)

教育に生かせそうだなと思ったので、D言葉の活用の方法を書いていきたいと思います。

📜この記事は、子育てや教育等、子どもに携わる方向けの記事です📜

目次は、以下の通りです。

1⃣D言葉ってなに？？

D言葉というものを全然知らなかったのですが、

D言葉とは、「でも」、「だって」、「ですから」などのDで始まる言葉のことのようです。

D言葉あまりいい使われ方をしていない気がします💦

調べてみると「相手を怒らせヒートアップさせる言葉」だとか、「言い訳をするための言葉」だという事を耳にすることもあります。

確かにそういう側面もあるかもしれません。

実際に使って相手を嫌な気持ちにさせてしまった経験もありますし、自分が使われていい気持ちがしなかったこともあります。

3⃣で書きますが、注意して使わないといけない言葉でもあるかなと思います。

✅しかし、このD言葉、子どもと授業等で学習をする時のやり取りで、とても有効に活用できると思ったので、次の項で書いていきたいと思います💡

2⃣D言葉の素敵な使い方

D言葉は、子どもの素直な気持ちや考えの理由を引き出すにはもってこいの言葉だと私は思います。

D言葉の次には、自分の気持ちや考え、その理由などが続くことが多いと思います。

✅そこに素敵な使い方をするヒントがあると思うのです。

さきほど例に出したD言葉「でも」、「だって」、「ですから」をプラスな感じで簡単にリフレーミングしてみます。

「でも」⇒私は、こう思うという考えの主張
「だって」⇒私は、こういう理由で～だと思う理由の主張
「ですから」⇒私は、こういう根拠で～と思うという論理の主張

こうしてみてみると、あながち悪いもんじゃないなと思います。

とりわけ、学習においては、どれも重要な要素に直結する言葉だと私は思います。

実際に、「でも」、「だって」、「ですから」のようなD言葉をきっかけにして、自分の素直な気持ちや考えを主張できる子は増えます。

私自身、授業をしていて、子どもに自分の考えやその理由、根拠を問うと彼らは、自然と使っています。

禁止する理由はありませんし、むしろどんどん使ってもいいと思います。

なぜなら、D言葉を使う事で、子どもの学びは確実により良いものになっているからです。※私の教員の経験からですが…

✅知識や技能をただただ鵜吞みにするのではなく、自分なりに解釈したり、自分の考えや経験と比較したりする学習の方が子どもにとって有意義だと私は思います。

「でも」、「だって」、「ですから」というD言葉を使って自己表現しながら学ぶことは、そうした学習をする一つの良い方法ではないかなと感じます。

もちろん、注意すべきこともあると思いますので、3⃣で考えていきたいと思います。

3⃣D言葉を使う上での注意

私がちょっと良くないなと思うD言葉の使い方の例をいくつか書いておきます。

・ごまかしや嘘などを用いた言い訳に使う
・懐疑的になりすぎて、何も自分で吸収できない
・自己の正当化ばかりに終始する

こういう使い方をしてしまっては、はっきり言って、ダメだと思います😇

誰もが一度は、D言葉を使って上記のようなことをしてしまったことがあるのではないかと思います。

良くないと分かっていながらも咄嗟に使ってしまったのではないでしょうか😥

私は言い訳太郎さんだったので、当然あります。

言い訳ばかりして、痛い人でした。

今まで、私の使ったD言葉で嫌な気持ちにさせた全ての人に謝罪したいです😢

大変申し訳ございません。

温かく見守っていただき、今は、改心して、当時の言い訳太郎状態よりは、まともになったと思います。

話が少しそれました。

こうした自分の経験や周りの人の話を聞くと

子どもたちにD言葉の素敵さを味わってもらう際には、その危なさも同時に考えてもらう必要がある

と思います。

✅実際に子どもとのやりとりの中で、使うタイミングを考えてもらう必要があるという事です。

✅D言葉を上手く使って学習をしていた際には、その良さを共有して、使い方を広めるということが効果的だと思います。

逆に、D言葉をあまり良い使い方をしなかった場合には、「自分がそういわれたらどうかな」といった声掛けや「それをして自分や相手が良い気持ちになるかな」といった声掛けをして、フィードバックをするのが効果的だと思います。

また、教員の体験談を話したり、ちょっとした時間にロールプレイングなどをしたりして、D言葉の注意点を子どもたちと一緒に考えるのも良いかなと思います。

✅いずれにせよ、子どもたちが上手くD言葉を活用していけるように、使う場とフィードバックを繰り返して、学びの良いサイクルを回していけるようになることが大切かなと感じます。

💌読んで下さった方々へ

最後までお読みいただきありがとうございます。

気を付けないとついついよくない使い方をしてしまうD言葉ですが、素敵な活用もできるのではないかなと私は思っています💡

使っている言葉が人の人格に大きく影響するという話もあります。

D言葉を学びで効果的に活用しつつも、素直な気持ちを無くさないように努めることは、難しい側面もあると思います。

D言葉は、普段の生活で誰もが使ってしまったことがあるくらい良く出てくる言葉です。

だからこそ、闇雲に使用を避けるのではなく、上手く活用する術を少しずつ学んでいくことが大切なのではないかなと思います。

子どもたちには、言葉も他のことと同様に使い方とタイミングが大事だということを少しずつ経験していってもらいたいなと私は考えています。

この記事の内容が、子どもに関わる人のお役に立てば幸いです。

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