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「音と共に歩む人生 渡辺貞夫のライブ」

ビルボードOSAKA  渡辺貞夫グループ2024「ランデブー」
の記事の動画を作成しましたのでご覧下さい。

2024年9月3日、ビルボード大阪のステージに立つ渡辺貞夫さん。その姿は変わらぬ笑顔と、70年以上にわたる音楽への情熱で輝いていた。

ステージに上がると、メンバーたちが各々の場所についたのを見届け、最後に自身の場所にゆっくりと立つ。その姿からは、ステージで生まれる音楽の流れを指揮するような、確かなリーダーシップが感じられる。

「カリフォルニアシャワー」の軽やかな音色でライブが幕を開けた瞬間、渡辺さんの音楽が空間全体に溶け込んでいく。

彼の演奏は、ただ音を鳴らすだけでなく、音符の流れを楽しみ、感じるその姿が際立つ。彼が音楽に身を委ねている時、その空白の瞬間さえも音楽の一部であり、観客を音楽の中へと引き込む。

失敗した時は軽く頭を叩き、上手くいかない時には両手を広げて笑う、その自然体の姿は、まるで音楽を遊び心で楽しむ子供のようでありながらも、深い愛情と経験に裏打ちされたものだ。

リズムに合わせ、軽快なステップを踏みながら、まるで音と対話するかのようにテンポを取る姿には、音楽と共に歩んできた人生の豊かさが感じられる。

そこには、音楽という共通言語が広がり、人種や宗教の壁を超えた、ただ音を楽しむ純粋な世界があった。

本公演は、1984年にリリースされた名盤「RENDEZVOUS」をテーマにしており、その自由で多彩な音色が会場に広がる。観客にとって、それはまさに「極上のリラックス空間」であり、音に包まれる幸福なひとときだった。


渡辺さんの姿を見ていると、「生涯現役」という言葉が自然に浮かんでくる。彼はこれからも、音楽を通じて私たちに勇気と夢を与え続けてくれるだろう。

今日はお疲れ様でした・・・ありがとう

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