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お江戸超低山さんぽリベンジを振り返る1日目(土佐山・池田山)

選択の時が迫っていた。
① 品川神社から池田山を目指す
② 品川神社~土佐山(池田山とは逆方向)~池田山を目指す

9時より歩き始め、この時14時30分。体力的には全く問題ない。
少し小走り、早歩きならばギリギリ間に合うであろうと判断し、②を選択。
距離的には品川神社より30分程度の距離。しかし池田山とは逆方向の為、その分、時間ロスとなり池田山登頂が危ぶまれる。
しかし、自分を信じ軽くダッシュ。池田山公園が閉まる16時までに間に合えば良いことなのだから...

鮫洲駅前にある大井公園内に『土佐山』(標高15.6メートル)がある。
かつて武家屋敷があったとの事で、この地に山とついた名残を見ることができる。
と、いうのもこの旅をするきっかけとなった『東京まちなか超低山』によれば、大名屋敷の多くに大規模な庭園があり、その園内に人工的な山、『築山』が築かれたそうです。

なんでこの地に「~山」といった名がついているのか。言われてみれば、そうだけどだからといって深くそれらを調べようとはしない。
しかし、こうした旅や書籍をきっかけにして、普段当たり前のように生活をしている、見ている地名にも、こうした歴史があるのだと気付かされました。

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険しい登山道を登った先に、広がる山頂

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『土佐山』は現在大井公園として整備されており、休日ということもあり、
子どもたちの明るい声が飛び交っていた。
そこに突如現れるガチ装備をした登山者。

なので、お子さんなどが映らぬように配慮しながら素早く写真を撮る。
恐らく、ここが山頂であろう。

撮影を終え、足早に『池田山』を目指す。
時間にして15時20分。
『池田山』が閉ざされるまで残り40分

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グーグルマップさんに最短距離を導きだしてもらい、小走り気味に都内を駆け抜ける。マスクをしている為か、すぐに息を切らしてしまう。果たして間に合うのだろうか…

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ここで懐かしの場所に出る。
去年11月に松戸から出立し、鎌倉街道を歩いて鎌倉を目指した際に通った居木橋。「あのときはあの方向から歩いてきたなぁ…」と懐かしさを感じました。

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懐かしさを感じつつ、ダッシュ。
ここで人生初の痛みを体験。
焦って走った為に、両足のふくらはぎが痙攣を起こし、肉離れ(なった事ないけど)を起こしたのではないかってくらいの痛みが。
池田山目前にして、この痛みは心折れる。それ以前に旅自体を、この時点で辞めるべきではないかと頭をよぎった。
スピードを落とし様子をみながら、でも少し早歩きで池田山を目指す。

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なんとか『池田山』(標高29メートル)に辿りつく事が出来た。
時間は15時58分。まさにギリギリでの到着となった。

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17時まででした。
しかし、この頑張りを自分は褒めたいと思います。
でもやっぱり無理はするべきじゃないね。両足が痛んだ時、本当に焦りました。改めて歩き旅は常に選択の連続である事を再認識。気を引き締めるいい機会でした。

汗だらだらで、とにかく脚も休めたかったのでベンチにて休息。
東京タワーのベンチ以来の座っての休息だろうか。よく歩きました。
こういう疲れているときは、やっぱりモンスター!
間にあった安堵感と、5年越しの池田山登頂目前という達成感。
この時、飲んだモンスターの味を僕は忘れはしないでしょう。

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池田山山頂からの景色。これが見たかったんだ。

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5年前は時間外で登頂できなかった池田山。こんな素敵な公園だったのですね。休憩も兼ねてじっくりと探索しました。

次、目指す頂は...