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ここ最近感じる時間の流れの速さ。
大学生になり、多くのことが昔のことのように感じるようになったので、その違和感を記事にしました。
第一章:最近の違和感
大学受験したのは、1年前だが、もう何十年か経った気がする。半年前の夏休みも5年前といわれても何ら違和感はない。
高校生の頃は、時間がたつのが遅く感じた。常日頃同じ時間に起き、勉強をし、部活をして家に帰って寝る。
そんな生活は、決して楽しくなかったわけではない。しかしながら、早く大学生になって自由になりたいという意識は心のうちにあったかもしれない。
一年と少し前、僕は受験生だった。高校や塾の黒板では、入試までのカウントダウンが始まる。
確か、100日を切ったときに「もうそろそろだな」と焦りを感じたのは覚えている。10日を切ったときにはもう気持ちはできていたので、焦ることはなく入試までの一通過点として今まで通り勉強を続けた。
この受験生の時から、時間の流れが速く感じていたかもしれない。
しかし、今と大きく違うのは、受験生の時は「一日」が速く感じた。勉強をしていると、いつの間にか日が落ちていた。
今は、一日を短いと感じる上に、19年の僕の人生そのものが速いと感じる。
昔と今で感じる時間の流れの速さの違いは何なのだろうか?
第二章:大学での変化
無事大学に入ることができ、大学生活にとても満足している。
新しい環境、コミュニティ、バイト、遊び、それらすべてが新鮮で楽しい。18歳に成人が引き下げられたため、ほとんど大人と同じことが出来る。
やりたいことを見つけ、それに向けてバイトをしたり人脈を作ったり、机に向かって勉強したりする。
まるで自分を育成ゲームの主人公として育てていく感覚が最高に楽しい。
高校の頃、僕を育成してくれていたのは親や、学校、あるいは友達など何十人もの人だと感じる。知識や人柄の重要性を多く教えてくれた。
大学に入ると、育成者は自分に移り、「経験」というものをほかの要素に加えて自分に叩き込んだ。
この一年間、自分は自分に対してスパルタだったように感じる。
人と話すのが苦手な僕に、「接客バイト」
普段家にいて臆病な僕に、「一人海外旅行」
努力が苦手だった僕に、「筋トレ」
をさせた。
それらの途中には、楽しさ、困難、自分に酔う時期もあったが、それらすべてが自分の中の「経験」として深く頭に刻まれた。
第三章:時間の流れの速さが違う理由。
僕は、時間の流れの速さが違う理由を「記憶の圧縮」だと考えている。
僕はこの一年間、自分の中であまりにも濃すぎる経験をしてきた。ほとんどが初めてで多くの刺激を受けてきた。
そのせいか、記憶の中で普段の日常の些細な出来事の優先順位がぐっと下がり、自分の記憶の中で棚の中にしまわれていった。
自分の中で、大きな「経験」をしたせいか、脳の容量を減らすためにどんどん記憶が圧縮され、時間の流れが速く感じるのだと思っている。
あとがき
最後までご覧いただきありがとうございました。今回の記事は、気分転換に書き方を少し小説チックにしてみました。
ほかにも記事を書いているのでぜひご覧ください。