見出し画像

金魚が死んだ

娘の飼っていた金魚が死んだ。母の日の朝、金魚鉢の中で死んでいるのを私が見つけた。金魚の亡き骸は、家にいた家族みんなで庭に埋めた。

娘がステートフェアで友達と買って来た金魚は、数週間で死んでしまった友達のものよりずっと長生きしていて、みんなを驚かせていた。

数年前、息子がステートフェアで金魚を買った時は、金魚鉢や魚の入る岩などを買いに行って帰って来たら、ビニール袋の中でもう死んでいたそう。それは早過ぎと思うけれど、そういうフェアで売っている金魚は大抵弱っていて短命らしいので、なぜか娘が買った金魚は強い、とみんなが不思議がっていた。このまま、いつまでも生きるような気がしていた。だから、金魚の死は突然で、衝撃的だった。

金魚のいなくなった金魚鉢の中では、今は水草だけが生きている。水草が枯れてしまうまで、金魚鉢は置いておこうと思う。

動物も人も、みんないつかは死んでしまうことを改めて実感した金魚の死。なにも母の日に死ななくても、と思ったけれど、いつ寿命が来るのかなんて分からない。中国人の C から学んだように、人生にはいつ何が起きるか分からない。何があっても、今を大事に、なるべく後悔がないように生きるしかない、ということを思い出した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?