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子どもが精神疾患・障害を持つ場合

私の場合、子ども達の精神疾患や障害がほぼ大人になってから発症または発覚したので、親として経験が浅く、まだ手探り状態でしかない。

子ども達が本来の姿ではなくなって、不必要に苦しんでいるように見えたら、今までの経験から、精神科医に会って合う薬を処方してもらうのがいい、と伝えるようにはしている。でも、もう大人だから本人の意思に任せるしかできない。それが一番心配で、もどかしい。

娘は自分で精神科医に相談して、合う薬を探している。自分の症状に自覚があるし、周りを巻き込むことがほぼないので、あまり心配がない。ただ、一人で閉じこもって抱え込む傾向があるので、いつでも話せる相手であるように注意しておきたいとは思っている。

息子は今、薬を飲みたくないと言っている。薬を飲むと本当の自分ではなくなる、感情が何もなくなるのが嫌だと言う。その気持ちも分かるし、今はだいぶん落ち着いているので、様子を見るようにしている。息子の場合、調子が悪いと目に見えて生活も外見も変わるし、問題を起こして周囲を巻き込むこともある。一緒に暮らすようになった今、様子を観察しやすいので、その点では少し安心している。セラピストにはまだ会い続けているのも、安心なところ。

息子には、優先すべきことと避けた方がよいことを明確にして、大切なことをメインにしたルーティンを作ることが役立っているように思う(これは、発達障害のための方が大きいかもしれないけれど。) ルーティンにない重要なことを忘れることが多々あるので、スケジュール帳に入れたか確認したり、うるさがられない程度にリマインドするようにしている。ここで難しいのが、手も口も出し過ぎないようにしながら、でも必要なサポートと導きは与えたいので、その線引き。

親としてできることは、これからも手探りで、基本的には見守るしかないのかもしれない。とりあえずは、いつでも私には相談できる、と思っていてくれたらいいと思う。そのためには、子ども達の言うことに耳を傾け、自分の意見を押しつけず、私自身が安定している必要がある。ただでさえ辛い時に、話を聞いて大騒ぎしたり、落ち込むような人には何も話したくないもの。子ども達の調子が良くても悪くても、そのまま受け止めて、できるだけ安定して心穏やかでいられるようにしたい。

でも、こうでなければ、と責任を感じたりすると重荷になるから、なるべく深く考えず、ただ好きなことをする時間を持つように意識しよう。どんな小さなことでも、好きなことだと意識して楽しむようにしよう。それが心の安定につながるはずだから。そして、子ども達を信じて、見守るようにしよう。いつでもサポートはする心構えで。

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