たとえ平穏な日々が続いても
一昨年は夫、去年は息子、今年は娘の精神状態が不安定で、辛く重苦しい日々をずっと過ごしていたのに、最近はとりあえず平穏な毎日。信じられない。
辛い日々の間、朝ヨガをし、犬と散歩し、仕事を続け、家を整理整頓し、本を読み、音楽を聴き、眠れない夜は瞑想アプリを聞くことで、心の安定をなんとか保っていた。そこに、noteで読んだり書いたりすることも加わって、気づいたら暗くて長いトンネルを抜け出していた。
眠れない夜がなくなって、瞑想アプリは朝ヨガの時にだけ聞くようになった。セラピストに会っても話すことがなくなって、もう会うこともなくなった。殻に閉じこもるのをやめて、近所の友人達とウォーキング兼おしゃべりをほぼ毎週するようになった。それに比例するかのように、noteに書くことが減ってきた。
でも、たとえこの平穏な日々が続いても、辛い日々を乗り切る支えになったもの達を忘れないでいたい。朝ヨガ、犬との散歩、仕事、家の整理整頓、本、音楽、瞑想、そしてnote。辛い時の方がたくさん書いていたのは、書くことで心の安定を図っていたから。そして、色々な人の投稿を読むことで、人はみんな様々な経験をして様々な人生を送っていることを知って、なんとなく安心していた。
もしかしたら、また暗いトンネルに入るかもしれないし、今も実はまだトンネルの中にいて、たまたま上に穴があって日が差しているだけなのかもしれない。それでも今はただ、この日だまりのような日々を大切にしよう。たとえ束の間かもしれなくても、明るく日が差す日々が続くこともある、と分かっただけでもよかった。そして、暗くて長いトンネルの中でも、私を支えてくれるもの達があることを私は知っている。そのことを、日だまりの中にいても忘れないようにしよう。
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