生き急がないように。発達障害でできること
先日書いた生き急いだ同級生のことを思い出して考えたけど、息子も生き急いでいる気がしてならない。いつからか、多くの問題を起こしたり巻き込まれたりしながら、すでに私よりも多くの経験をしている息子を見ていると、もっと平穏に暮らしてほしいと願ってしまう。
知らないまま何も対処せずにいた発達障害の影響が大きかったとは思う。そのせいで精神疾患・障害も引き起こすことになったのかもしれない。色々と対応し始めた今は、以前よりかなり穏やかに過ごせているように感じるので、その対応方法を忘れないようにまとめておきたい。
① スケジュール帳で予定管理
当然のことのようだけど、やらなければいけないことをどうしても忘れてしまうので、スケジュール帳で予定管理をするのは、とても大事。最初は紙の手帳を使っていたけど、最近はスマホで管理しているらしい。大学の宿題の提出期限やバイトの予定など。医者やセラピストとの予約については、何度も忘れて、保険適用外の高額な罰金を請求されたことがあるので、私もリマインドするようにしている。スケジュール帳を使って、目で見て管理するのは、役に立っている様子。
② 優先するものを明確に
これも当然のようだけれど、何を優先すべきかが分からなくなって、大事なことを後回しにしたり、大切な人(自分自身を含む)をないがしろにしてしまう傾向があるので、自分にとって何が重要かを何度も問いかけて、明確に認識できるようにした。自分の宿題を差し置いて人の宿題を助けたり、大切な親友たちや家族との時間、大好きなバスケをする時間を削ったりしないように。自分の大切なものを意識して優先するように。
③ ルーティンを確立
優先する物事が明確になったら、それらを基盤にルーティンを確立する。例えば、朝はなるべく早く起きて、ヨーグルトと果物を食べて、宿題をする。夕方はエクササイズやバスケをして、親友たちや家族と夜ごはんを食べて寝る。というように、当たり前の日常を変わらず送ることが大切。たまにルーティンから外れることがあるのは当然だけど、大きく外れる生活が続くようになったら、黄色信号。優先すべき物事が優先されておらず、精神的に不安定になっている証拠なので、自分も周りも気づきやすい。
④ 避けるべきものを特定
可能であれば、何が精神的不安定さを引き起こすのか、または悪化させるのかを特定して、避けるようにした方がいい。息子の場合、アルコール飲料、強い痛み止め薬、外見だけに惹かれて近づいてくる女の子など。人間関係はコントロールが難しいけど、自覚しているだけでも助けになると思う。自分ではなかなか気づきにくいので、信頼できる周りの人達からの指摘に耳を傾けて、自分でも省みることができたら一番いいと思う。
以上、発達障害および精神疾患・障害を持つ息子が、毎日を穏やかに過ごす助けになっていると思われる対応方法。生き急がないで、退屈でも平穏な日常が何よりもありがたいと気づきますように。