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駐在生活と家事 ~炊飯器は必要か~

筆者は…

2022年よりUAE(アラブ首長国連邦)の
首都アブダビにて駐在帯同生活中。
海外で長く暮らすのは今回が初めて。
30代のママです。

炊飯器を持っていくには?

「海外駐在 持っていくもの」で検索すると
必ず上位にランクインするのが炊飯器。

我が家の場合、下記記事でも紹介したとおり
炊飯器含め、大型の家電や家具はほとんど持ってこなかった。


日本製の炊飯器を現地で使いたい場合、
国内で通常販売されているもの+変圧器
もしくは海外の電圧に対応した専用の炊飯器
持参する形となる
(渡航先の国によるが日本とは電圧が異なる国が多いため)。

現地でも、
その国で使用するために作られている
電圧やプラグ形状の合った炊飯器を
購入することはできるが、
特に日本メーカーのものとなると
国内で買っていくよりも高額な上、
選択肢も狭くなるのであまりおすすめしない。

日本の習慣のまま圧力鍋炊飯を試す

我が家の場合、
日本にいる頃から圧力鍋でごはんを炊いていて
炊飯器を持っていなかった
今まで使っていないのにわざわざ
新しく購入するのもな…という思いもあり、
ひとまずアブダビでも圧力鍋でやってみよう!
という考えで渡航した。

最初の半年くらいは、想定していたとおり
圧力鍋でごはんを炊いていた。
使っていた圧力鍋は、現地に到着してすぐに
近くのスーパーで手に入れたティファール製。

6Lの大型サイズでAED223(購入当時のレートで8500円ほど)
日本で炊飯器と変圧器を購入してくるよりは
かなり安く抑えられたと思う。

これより小さい型はこの店では発見できず

ちなみに、なぜ日本で使っていた鍋を
持っていかなかったかというと、
ビザ取得のスケジュールと住居の都合上
日本からの引越し荷物を受け取れるのが
渡航の数か月先だった
ためだ。

これはどちらかというとイレギュラーな例で、
通常はすぐに使うような急ぎのものは
航空便で送れば1,2週間で受け取れる。
また、先に配偶者が渡航している場合などは
家族の到着前に荷物を先行できるので、
使い慣れた調理用具などは
日本から送っておくという選択肢も
もちろん考えられる。

タイマー炊飯できないのはつらい

圧力鍋での炊飯のデメリットとしては、
キッチンの熱源の関係上
日本の時より火力の調整が難しかったこと。

貴重なお米を何度か焦がして
落ち込む羽目になった。
ただしこれは、失敗を重ねて
加熱時間や強さを把握していくうちに解消。

次に、これは日本でも同様だが
保温での保存ができないことと
タイマーが使えないこと。

保存については、
一度に沢山炊いて(その方が焦げづらいという理由もあり)
日本の100均で購入しておいた
ごはん冷凍用のタッパー
ラップを使って冷凍。
(ラップは日本製の持参を心から勧めます!これはまた別記事にて!)

100均のごはん用タッパーで保存

日本にいた頃から、炊き立ての時以外は、
この冷凍ストックごはんから消費していく
スタイルだったので
そこはあまりストレスなく生活していた。

タイマー機能については、
「夜にセットして朝に炊きたてを食べたい」
という方などには、やはり不便だと思う。
(圧力鍋は比較的早く炊けるが、
それでも着火から30分ほどはかかる)

また、圧がかかるまでは、
ある程度近くで見守って
火加減を見たりする必要があるので
子育て中の身には少々面倒。

電気圧力鍋を導入

引越してしばらく経ち、
子どもが入園してお弁当作りが始まると
(便乗して夫もお弁当持参となった)
我が家でもごはんの消費量が増え、
「圧力鍋でまとめ炊き→冷凍保存」のスタイルに無理がでてきた。

まず、これまでは
ご飯のストックがない朝はパンにしていたが、
お弁当のために
必ず炊きたてかストックが必要になった
(子供がパン系の弁当を好まない為)。
こうなると、タイマーを使えないのが辛い。

ストックの方も
炊く量を増やすことはできるが、
ごはんばかり詰め込むと
冷凍庫の容量が足りなくなる。

余談だが、こちらのスーパーは、
冷凍食品の種類が豊富&
全般的にビッグサイズなこともあって
冷凍庫はいつもパンパン。
冷蔵庫プラスアルファで
小型の冷凍庫を使っている家庭も結構多い。

話を戻し、
炊飯量と頻度が増えた我が家は
ようやく電気圧力鍋の導入を選択した。

日本でもここ数年、
ホットクックなどの自動調理鍋、
ビストロなどの電気圧力鍋が人気だが、
アブダビでもある程度需要はあるようで
大型スーパーの売り場でも
数種類陳列されているのを見かける。

搭載機能も多種多様だが、
目的は主に炊飯、時々煮物程度ということで
Instant Pot Duo」という製品を選んだ。カナダ製のようだ。

こちらも容量は約6L

アメリカ、カナダを中心に
日本でも販売されているため、
各国の駐妻さんを含め
日本語でレシピをレポートしている記事を
何件か見つけられたのも選んだ理由のひとつ。

案の定、日本米を炊く際は
何分圧力をかけるかについても、
検索ですぐ経験者のレポートにヒットし、
最初から問題なく綺麗に炊くことができた
(先輩駐妻さんありがとうございます)。

お米の炊き具合は?保温機能は?

お米の炊き具合はというと及第点レベル。
近年日本で人気の高品質な炊飯器は
使ったことがないので
それらとは比較できないのだが、
これまでの圧力鍋とは大差なく感じた。

そもそも、ここでは日本米の選択肢が少なく、
すごくおいしいものを選べるわけではないので
日本国内と同じクオリティは期待できない。

「まぁ十分食べられるのでは」くらいの
満足感というのが正直なところだ。

尚Instant Potには保温機能がついているが
これはあくまで煮込料理などを想定した機能。
炊いたごはんを保温モードで
鍋の中に置いておくと結構乾燥してしまう


なので、レンチンできるおひつを導入して
朝に炊いた場合、夕飯分くらいまでは
おひつで常温または冷蔵庫保存する形に。
残った分はこれまで同様
タッパーやラップで冷凍庫行きとしている。

この点は、日本製炊飯器なら
もう少し長く状態の良いまま
保温しておけるのかもしれない。

最初から持参ならアリ、追加購入は不要

筆者の結論としては
引越しのタイミングでなら(輸送費も自己負担でないため)
持ってきても良かったかな、と感じるが
「次に帰国したら買ってこよう」
というほどには困っていないというところ。
おそらくあと数年
このスタイルのまま乗り切ると思う。

とは言え、先述のとおり
筆者は日本国内ですら
高品質の炊飯器を使った経験がないので、
既にお気に入りの物をお持ちの方や
「お米だけはこだわりたい!」という方は
持参品の必須アイテムに
ランクインさせて良いかと思う。











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