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日本からUAEに荷物を送るには? ①料金と到着日数

◎筆者は…
2022年よりUAE(アラブ首長国連邦)の
首都アブダビにて駐在帯同生活中。
海外で長く暮らすのは今回が初めて。
30代のママです。

海外生活を控えて準備中の方や
現地での生活を始めたばかりの方の中には、
引越し荷物に入りきらなかったり
持参を忘れてしまったりしたモノたちを
日本から送ってほしいな…と考えている方も多いことと思う。

そこで今回は日本からUAEに
荷物を送る方法について
経験談を踏まえてレポートする。

日本郵便ならEMSか国際小包

筆者がいつも利用しているのは日本郵便。
日通やヤマト等、国際輸送のサービスは他にもあるが
発送をしてくれる家族が窓口に持って行く際に
最も便利なので郵便局を使うようにしている。

また、郵便局以外の輸送サービスを
利用したことのある知人から、
発送(集荷)の際に中身を全て
開封してチェックされたという話を聞き、
それはちょっと色々と困るので(お察しください…)
念のため利用を避けている。

国際郵便で物品を送る際の手段は
2024年10月現在、下記の3つ。

・EMS
・国際小包(航空便or船便)
・小形包装物

3つ目の「小形包装物」は
重さが2キロ以内制限なので
ある程度まとめて食材や日用品を
輸送したい場合は考慮外となる。
※ただし上手に活用する方法もあるので別記事で紹介します

また、送付先の国によってはもう1つ
「SAL便」という航空を使う輸送手段があるのだが
残念ながら現在UAE宛のものは受付が休止されている。

EMSは日本郵便の中で「最速」となっており
急ぎの書類などの輸送にも利用されるもの。
重さは30キロ以内制限なので物品の輸送にも利用できる。
「最速」なのでつまり「料金がいちばん高い」ものでもある。

国際小包の大きさや重さの制限はEMSと全く同じ。
送付の際に「航空」「船便」かを選ぶ。

各輸送手段の料金の違いは?

日本郵便のこちらのページで荷物の重さと
配達元(都道府県)、配達先の国を選択すると
概ねの料金を算出できるようになっている。

下の画像はそのページで
「東京からUAE」への「物品」輸送で
5キロと選択した場合に算出された料金。

EMSと国際小包の航空便の違いは?

国際小包の「航空」だが、上図のとおり
EMSとの日数差は3日ほど。
料金差はと言うと
5キロの場合では約500円とあまり大差ないが
30キロの場合では約1万円の差が出る。

EMSは配達日数9日と記載してあるが
筆者の経験では1週間未満で届いたこともあり
たしかに「最速」であることは間違いない。
上記を考慮すると、
5キロ未満くらいで急ぎの物は
EMSが使いやすいと言える。

一方で国際小包の航空も12日とあるので十分早い。
重量が大きくなればなるほど
EMSとの料金差も開くので、
1日2日を争うほど急ぎの物ではなく
少しでも輸送料を抑えたい場合は
EMSではなく航空便を選んでも良いかと思う。

重さについては
液体調味料などを詰め込むと
あっという間に10キロ、20キロを超えてくるので
EMSで送るとなかなかのお値段になることは
覚悟しておいた方が良い。

重い荷物は船便でリーズナブルに

送りたい物の重量がそれなりにあり、
EMSでは送料負担が高額になる場合に
うまく活用したいのが国際小包の「船便」だ。
我が家でもこれまで最も多く利用している。

こちらは5キロの場合で4900円、
上限の30キロでも約16000円
EMSや航空便に比べると大分送料を抑えられる
(EMSで30キロだと6万円を優に超える)。

気になるのが手元に届くまでの日数。
HPの表記では「3ヶ月前後」とあるが
経験上、タイミングにより差が見られる。

筆者がこれまで実際に使った中では
最短だった時で2か月を切って55日
最長で約2か月半の78日
今のところ3ヶ月を超えた経験はないが
こればかりは保証できない。
(おそらく出荷するタイミングの船の空き状況などに左右される)

2か月以上首を長くして待つことにはなるが、
我が家の場合、荷物の中身は
消費期限が1年以上先の食品や
衣服、子供の絵本や細々とした日用品等なので
いつ到着でも構わず、特に急ぎはしない。
(調味料に関してはストックの
切れそうなタイミングを見越して早めに送る)
数か月後の自分にプレゼントを贈ったつもりで
楽しみに過ごしている。

ちなみに国内で荷物を送った時と同じように
追跡番号で荷物の状況を追うことはできるが、
日本から発送された後は
UAEの港(まずドバイに着く模様)に到着するまで
追跡の情報はアップデートされない。
結局2か月ほどは
「今どの辺りかなぁ」と妄想するのみである。

輸送中の傷みや破損は大丈夫?

数ヵ月かけてたどり着くとなると
中身の食品への影響が気になる方も多いかと思う。
船便のコンテナ内は結構な高温になるという話も聞くが
今のところ、届いた食品が傷んでいたという経験はない。

さすがにチョコレート菓子などは避けているが
カレールーやだしの素なども特に悪くはなっていなかった。

破損の危険を考え、醤油などの液体は
瓶ではなくプラスチックやペットボトルに
入った物を選ぶようにしている。
その上でビニール袋などに入れて密封し、
万一箱の中で破損・液漏れしても
他の荷物になるべく被害が無いよう対策。

ただ、これに関しても今のところ
届いた段ボールに大きな破損や凹みがあったことはなく
中身も全て綺麗なまま届けてもらっている。

国によっては、
到着したら段ボールがボロボロという
ケースもあるようなので
日本とUAEの輸送関係者の丁寧な仕事ぶりに感謝だ。

次回記事では
伝票への記載方法(結構細かい)や
アブダビで荷物を受け取る際の手続きについて紹介します。









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