戦国の宗教自治都市、江戸時代の大商業都市~富田林寺内町
古い街並みを見に行こうと思っても、戦後以降から現在までの建物と混在していたり、規模が小さかったり、あるいは一本の通り沿いのみだったり、観光客、お土産物店、飲食店が多すぎたりして、なかなか本当に往時の面影の多くを残した場所は多くありません。
そんな中で日本人にも外国人にもおすすめできるのが大阪府富田林寺内町と奈良県橿原市今井町の寺内町。寺内町とは戦国時代から江戸時代にかけて浄土真宗の寺院や道場(御坊)を中心に濠や土塁で囲まれた自治集落で、信者や商工業者が集住しました。
富田林寺内町は京都や中山道の宿場町とも違う独特の雰囲気があります。東西400m、南北350mで2時間くらいでも見て回ることができます。
富田林寺内町の詳細や地図/絵図は以下のサイトによく書かれています。
大阪中心部から近鉄で30分、最寄りの富田林駅からも徒歩10分ほどです。
富田林寺内町を訪れて気に入ったら、ぜひ奈良県橿原市の今井町も訪問してみてください。さらに規模が大きく整然と残っている寺内町です。