最長片道切符の旅2021(BRT版) 記録 <43日目:小倉~中津>
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2021年9月14日(火)
相変わらずパッとしない天気。今日は佐伯~延岡間で工事を行っているため、あまり移動できない。
というわけで小倉観光をすることに。今日の宿泊地は未定だが、とりあえず前から行きたかった有名スポットに向かう。
小倉駅から続く商店街。雨の日はアーケードがありがたい。朝から活気もある。
見えてきた。
ゼンリンミュージアム。
地理好き、地図好き、歴史好き、お出かけ好きなど、どんな人でも時間を忘れて楽しめる素晴らしい地図の博物館。10時の開館と同時に入館。
館内は撮影禁止。高層階にあるので窓の外の風景が綺麗。微妙だが海も見える。
まずは地図の歴史から。中学の地理の授業で大昔のヨーロッパの地図とか勉強したなあ、と懐かしみながら展示を眺める。日本列島がちゃんと書かれていなかったり、距離感がバグっていたりして面白い。
ちなみに客は僕含めて2人くらいしかいなかった。館内は静寂そのもので、集中して展示を見ることができた。余談だが、これだけ素晴らしい思い出があるにも拘らず記事執筆時点(2022年4月16日)で曖昧にしか覚えていない展示内容が非常に多く、記憶の脆さを実感している。
長い長い古地図のエリアを抜けると、巨大な伊能図がお出迎え。後で知ったが、ここは撮影OKだったらしい。気づかなかった。
この時点で正午を軽く回っており、さすがに疲れが溜まってきた。受付の人に後で再入場することを伝え、一旦離脱。
併設の商業施設内のフードコートでラーメンをいただく。腹が減っては展示が見れぬ。
顔を上げると小倉城が目の前に。晴れてたら行きたかったなあ。
戻ってきた。残りも全力で見学する。
とりあえず伊能忠敬さん強すぎる。今回の僕の旅行は50日程度でかなりの長旅だと感じていたが、展示のいたるところに「第n次測量:900日」とか書いてあって宇宙猫になる。しかも全部徒歩。佐原の資料館を訪れた際も同様だったが、これだけの偉業を高齢になってから成し遂げたという伊能忠敬には改めて畏敬の念を覚える。
結局全展示を見終わったのは14時過ぎ頃。受付の人とも軽く雑談して退館。
長崎街道起点の地。
伊能忠敬測量200周年記念の碑も建っていた。ゼンリンミュージアムと絡めてパシャリ。
帰りもアーケードを歩く。
再びシロヤベーカリーに寄る。昨日は売り切れだったサニーパンを無事ゲット。
小倉駅。やっぱり栄えている。想像以上の都会ぶりに惚れてしまった。また来たい。
231 小倉1534→中津1639(普通中津行)
日豊本線に乗車。
日豊本線の小倉~都城間は最長片道切符の経路の中で最も長い区間。これだけで389.9km。紀勢本線の亀山~和歌山よりも長い。
中津に到着。長椅子がお出迎え。
斜行エレベーターがあった。
せっかくなので乗ってみることに。
面白い。
いたるところに斜行エレベーターが設置されていた。なんでこんなに大量にあるんだ…。
夕食はもちろん中津唐揚げ。テイクアウトして宿で食べた。やっぱり本場が一番!持ち帰り中に少し冷めてしまったが、それでも美味しかった。
おまけ:宿のドアノブの近くにあった注意書き。「キィー」、面白い。
中津で宿泊。明日以降はどうしようか。台風の動きも注視しつつ考えよう。
【中津泊】
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