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よくわからないオンライン旅行市場を整理してみる。
from:実家付近のスタバ(帰省中)
旅行業に対して、これからどんな携わり方ができるのか。とか、自分がどんな仕事をしたいのかとか、考えるわけです。年の瀬らしく。
100を優に超える旅行会社さんと会ってきましましたが、WEB活用の相談はこの5年で相当増えました。5年前は皆無だったんですけどね。
それもそのはず、いま旅行業界に限らず物凄い勢いで進行しているのが、異業種からのテック参入。テックを活用した破壊的イノベーションが各テリトリーで起こっています。
旅行業界における、オンライン企業をまとめるとこんな感じ。
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業態として、メタサーチとOTA(国内外)に分類し、各媒体のUU数を表記しています。(※UU数=WEBサイトへの純アクセス者数)
ちなみにJTBの推定UU数は340万、HISの推定UU数が240万程度です。対してOTA最大手であるじゃらんや楽天トラベル、メタサーチ代表のトリップアドバイザーは約1,000万ですから、大きく劣ります。
▼旅行会社の基本的な構造
①サプライヤーから仕入てれ
②加工(パッケージ化)して
③販売する
簡単にはこの3点に集約されます。そこでこの3点のどこかにおいて、大きな差別化要因を生みださなければ、競争優位性を保つことはできません。
旅行会社はJTBさんも含めて、③販売(集客)を全力で足を使ってやってきたので、店舗と人を増やすという物理的な方法でしか、業績を伸ばすことができませんでした。
なのでこの業界は、大手さんであってもWEBやITに関しては相当疎いです。
旅行業界の市場は横ばい。(異業種からの旅行業登録が増えているので純旅行会社市場は微減だと読んでいますが)
そしてオンライン販売比率は上昇。ですからやはりフィールドがオンラインに流れているのは明らかです。
構成比は2015年時点で約30%程度。なので今はもう少し上がっていると思います。
ただしこの業界はどこまで行っても人の力が必要ですし、人で決まる部分もあります。どうやってテックを操るかが、鍵ですね。
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