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サッポロビール工場の見学ツアーに行った件
酒を飲みたい嫁様の希望でサッポロビール工場のクラシックツアーなるものに行ってきました。良かったのでまとめます。
JR千歳線→サッポロビール庭園駅→徒歩10分
サッポロビール工場の所在地は恵庭市内。「サッポロビール庭園」というそのまんまな名前のJR駅があるので素直にJRで行くといいです。駅まで来れば徒歩10分ぐらいで工場に着きます。歩きやすい道です。
注意点その1。快速エアポートに乗っちゃうとこの駅に止まりません。区間快速エアポートなら止まります。とりあえずGoogleマップで調べるこの時代に注意も何もありませんが。一応。
注意点その2。車で行くのはやめた方がいいです。見学ツアーの中で良い感じに飲まされるので。車で行くと飲めずに後悔します。
工場到着から見学開始まで
JR駅から歩いて工場敷地の門につき、表示に従い庭園を進むと建物の入り口があります。ここは実はツアーの出口。そのすぐ近くにバス停看板があるのでそこで待つとシャトルバスが来る仕組みです。乗れば数分でツアー入り口(正門?)に到着。
バスを降りてからはツアーのガイドさんが着いてくれるので、案内されるままに入場券を買い待機場所でツアー開始を待ちます。
正門をくぐるとそこは内装が早くもサッポロクラシックだらけ。若干ビールの香りが漂ってた気もしました。
エントランス。既に若干ビール的な香りが漂ってる pic.twitter.com/BBVesCGOTR
— Tabi (@Tabi_consa) April 14, 2024
見学前半〜サッポロビールのこだわり〜
見学コースの前半はミュージアム風。一般的なビールの作り方、そしてその製法に対するサッポロクラシックのこだわりが解説されていきます。
ガイドさん「サッポロォォ!?」
ツアー客「クラシックゥゥゥッ!!」
という謎の掛け声を繰り返しながらコースを進んでいきます(事前練習有り)。これは飲み仲間同士で訪れたらさぞ面白いノリになるんだろうなぁと思います。
知ったことを歩きながらメモっていたので貼ります。
メモ1
— Tabi (@Tabi_consa) April 14, 2024
・ビールの味は水で決まる
・日本のビールは基本的に海外大麦を使うが、クラシックは道産の大麦を一部使ってる
・ビール作りではホップは雌花だけを使う
メモ2
— Tabi (@Tabi_consa) April 14, 2024
・大麦とホップを自社で生産しているビール会社は世界でも珍しい
・大麦は本州は秋まき春収穫だが、サッポロビールでは春まき夏収穫
見学後半〜大正義サッポロクラシックの歴史〜
ミュージアム風のコースを抜けて、後半は工場ラインの見学。合わせて、コースには我らが大正義サッポロクラシックの歴史を語るブースが並んでいます。
クラシックという名前のわりに、このビールが誕生したのはサッポロビール社が一通り成功をおさめた後のこと。会社の長い歴史の中で見ればわりと最近の商品です。
聞けばこの商品が世に出た理由というか目的は会社を育ててくれた北海道に対する感謝だったんですね。北海道民のためだけに、北海道の食文化に合った味のビールを作ろうと。素晴らしいですよね。1日一万本感謝の正拳突きならぬ感謝のサッポロクラシック。
コースを歩いていると、サッポロビール社と北海道の繋がりが伝わってきて謎の感動に包まれます。北海道民で良かった。
↓これは初代サッポロクラシックのラベル。
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この初代モデル、普通にかっこいいです。たまにこのラベルで売ってみてほしい。
↓コンサの歴史を添えてくれるサッポロビール様。ありがたや
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↓こんな歴史も。
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自分はこれらの商品やポスターを知りませんが、知る人にとっては泣くほど懐かしいんでしょうね。自分も田舎の温泉で格ゲーの筐体を見つけると泣きたくなるのでわかります。
メモ3
— Tabi (@Tabi_consa) April 14, 2024
・1984年、全国のサッポロビール醸造技術者が北海道に召集されて北海道限定販売ビール作りを議論
・議論の結果、北海道の料理に合う味を目指した
・クラシックは毎年10月ごろに味が変わる pic.twitter.com/m8149DHFGn
ツアー終着駅「サッポロクラシック試飲」
コースをひたすら歩き、「サッポロォ!?」「クラシックゥゥッ!」と何度も叫び、最後に辿り着いたのはビールの試飲コーナー。広いホールにおしゃれな長机が並び、窓越しに広い庭園が見えるナイススポットです。
背後には高度なトレーニングを受けたらしいビール注ぎ担当の方々がスタンバイしていて、行くと極上の所作でサッポロクラシックを注いでくれます。
前方の演台では、休日にもプライベートでここを訪れうまいビールを飲むというガイドのお姉さんが、缶ビールをグラスに注ぐ究極の方法を伝授しています。
乾杯の掛け声はもちろん、
「サッポロォ!?」
「クラシックゥゥッ!」
もう慣れました。
ここで飲んだサッポロクラシックは本当に美味しかったです。鮮度なのかプラセボなのかわかりませんが、ビールをそんな飲まない自分でも「旨いなぁ」とただただ思いました。1人2杯飲んで良いとのことだったので2杯飲みました。大きめのグラス2杯。800mlぐらいかなぁ。
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メモ4
— Tabi (@Tabi_consa) April 14, 2024
・家でクラシックを注ぐ時は冷蔵庫で冷やしたグラスに
・グラスは洗ったあと逆さにして自然乾燥したものを使う
・布等で拭いてしまうと繊維が残り、良い泡が出なくなる pic.twitter.com/Ijv4f0Gq2d
メモ5
— Tabi (@Tabi_consa) April 14, 2024
・クラシックの3度注ぎ
・まずは高いところから一気に注ぎ、思いっきり泡を出す。最初の泡は粗く、すぐに消える
・泡が落ちついたら、低いところから注ぎ、泡が9割まで来たら止める
・最後はこれまでの泡を押し上げるようにグラスの縁からそ〜っと注いで完成
メモ6
— Tabi (@Tabi_consa) April 14, 2024
・三度注ぎのキモは1回目
・高い場所から勢いよく注ぐことで炭酸ガスが適度に抜け、まろやかな味わいになる pic.twitter.com/g01xNUcDLp
メモ7
— Tabi (@Tabi_consa) April 14, 2024
・ドームでの鮮烈なデビュー以来酒飲みに絶大な支持を受ける例のアレ
・ところがなかなか売っていない
・質問したところその悩みは全世界共通のようで、ナビゲーターのお姉さんも店で見かけたら即買うようにしている
・お姉さんはツルハでよく見つけるらしい
・確実なのはネット通販 pic.twitter.com/cFzZNxx4SA
終着駅の先にジンギスカンレストラン
ツアーを終え、出口に向かって新宿駅の地下のような区画を歩いていくと、最後の最後にレストランが現れます。その名もレストランヴァルハラ。当然入りましたとも。気分は闘争を求めるヴァイキング。既に800mlのビールが腹にたまっていましたが、ここから更に暴飲暴食し魂はヴァルハラに召されることでしょう。
サッポロビール園とはまた違ったタレで美味しいですよ。嫁様は「正直こっちのが良い」とのこと。自分も実はこっちかも…。独特です。お土産に買っちゃいました。
クラシックツアーの終点にあるレストランヴァルハラ。試飲で1リットル近く飲んだ直接だけど当然食べる飲む。
— Tabi (@Tabi_consa) April 14, 2024
このタレ美味しかったら買って帰ろう。 pic.twitter.com/euD2Y2DOYg
生ラムジンギスカン有り、たれジンギスカン有り、謎の鶏ジンギスカン有りと、色々な味を楽しめました。地味に鶏ジンギスカンうまいです。
↓これは生ラム。
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申し送りを一つ。
大ライスがアホみたいにでかいです。
ジョッキ頼んだらヤバいの来た pic.twitter.com/ogE0xsXpYz
— Tabi (@Tabi_consa) April 14, 2024
大ライスは250円。中が200円で小が150円だから、そこからの250円の大ならそんなデカいのは来ないでしょうと思っていたら…すごいの来ました。気をつけてください。自分は幸せでした。
終わりに
今回の体験、自分の中でかな〜り満足度が高く、誰かに話しておきたい欲求が爆発したので今回このコンサ垢を使って語らせてもらいました。
サッポロクラシックを好きな人は大勢いると思うんですが、ここで数時間を過ごしたらきっともっとクラシックを好きになると思います。愛が芽生えます。その歴史には感動すらしました。
北海道民の方、コンサポの方、クラシック好きの方、単に飲みたい方。休日を過ごすにはなかなか良い場所だと思いますよ。行ったことない方は暇があれば是非是非。
終わります。
↓公式サイト