愛で溢れるクリスマスイブ
2022年 12月24日
THE ALFEE
2022 Winter Genesis of New World Final 冬の天地創造
⚠️ライブレポもどきのオタクの感想
夏イベに続いて2度目のライブ参戦をしてきました。12月24日クリスマスイブ、THE ALFEE99回目の武道館公演という素晴らしいタイミングの公演に参加できて嬉しかったです。
自分は他の界隈で初めて配信ライブを観たときから「ライブの前後3日は何も手につかない」という定説を掲げているのですが、今回は早くから抽選結果が出ていたこともあり3日では済まないほど浮かれていました(夏イベは追加分機材開放席だったので約1週間前に参戦が決定した)。クリスマスイブをTHE ALFEEとそのファンと共に過ごせるのめちゃめちゃ𝐇𝐀𝐏𝐏𝐘じゃないですか??? 𝐇𝐀𝐏𝐏𝐘でした。
今回の参戦では何かぼんやりと「ライブ、相互に“愛情表現”の場だな……」と思った。
ファンが直接拍手や表情で愛を表現できる場所というのはライブの場しかない。本人たちが1番見てほしいとしている、メインコンテンツとしているのはライブ。大音響で、大規模な舞台装置で生歌を聴ける場、聴かせることができる場というのは本当に重要なものだとふと考えた。自分はまだライブというもの自体2回目だったけど、そういう場所が継続的に設けられているというのはありがたいことだと思う。
武道館に着いたのは開場1時間前くらいだったけどかなり人がいて2秒で人酔いしました(軟弱オタク)。サンタ帽を被っている人とか気合い入れた格好をしている人とかが散見されたので、もしかしたら気づかなかっただけで夏のときも何か気合い入った格好の人がいたんだろうか……と思った。周りを見る余裕があった。スタッフも観客もサンタ帽被ってる……。
武道館の中に入ったのははじめてだったので広〜い! って思いながら席に着いた。2階席でした。噂には聞いていたけど傾斜が急というのと前席との仕切りや手すりすら無いのには驚いた。そりゃ雪崩も起きますわ。
席は2階ほぼ天井という感じだったので双眼鏡が大活躍してくれた。セットリストを飛ばし飛ばしに印象に残った曲を挙げていく。
秋ツアーに参加しなかった自分にとっては初めての『星空のCeremony』。本人たちもちょくちょく言っていたようにライブ向きの曲だな〜というのは感じた。開幕からハードロックで会場を盛り上げてくる強めの気概。5ヶ月ぶりのライブと生演奏で新曲を聴けたことが嬉し過ぎてもうここで泣きかけた(早い)。桜井さんが2番入り損ねたのに驚いたけど流石の立て直しでよかった。
間奏のライティングが謎に心に残った。ビビットカラーのピンクと水色が交差する光で3人が照らされていたのがとても綺麗だった。明るい音とコーラスが混ざってどこか電子音的な響きと色合いが相まって不思議な気分になる演出だった。THE ALFEEこの色で光ることあるんだ……。
2曲目は『Orionからの招待状』。説明不要。イントロからワクワクさせてくるこの曲はやはり冬のセットリストにも入ってきた。冬の夜空に輝いてるな……冬の天地創造で冬にこの曲を聴けてよかった……。スイッチボーカルでかっこいいところを余すところなく出してくれる。
冒頭歌い始めから入っている坂崎さんのギターの音がキラキラしていて綺麗だった。自分が夏イベのときよりずっと細かく音を聴き分けられるようになっているのを感じた。THE ALFEEから与えられる音楽体験と知識。この曲は何だかわからないけど坂崎さんのギターの音の存在感が大きく感じられる。
1曲目で不安な部分があったけど桜井さん大丈夫かな〜という気持ちを杞憂に変えてくれる力強い歌い出しに最強の桜井賢を見た。最高にかっこいい。歌い出しの「冬の夜空に輝く」が『冬の天地創造』の武道館に響き渡ったときの痛快とも言えるほどの感覚は桜井さんの声からしか得られないと思う。
高見沢さんの声はやはり“““““女神”””””という感じで「月の女神アルテミス」からうめき声を抑えるのに必死だった。なんかステージ上に月の女神おるな。アルバム『三位一体』の音源では騎士という感じなんだけどライブでは月の女神。サビ大サビに至っては「泣かないで」と歌われているのに泣きかけた。俺は最早高見沢さんの声帯が好きなんだ……綺麗だ……。
『Flower Revolution』初手高見沢さんの声に引き込まれた。冒頭の坂崎さん最高すぎないか……????? 正直しっかり聴き込んでいた曲ではなかったんだけど前奏から手を引いてくれるような曲調と冒頭の坂崎さんの歌う語りかけるような歌詞で大好きな曲になっちゃったな……。そういえば何気にスイッチボーカル2連だったのものすごいセットリストじゃないか?
曲が始まって心なしか若干客席がざわついた『STARSHIP -光を求めて-』。始まった瞬間からめちゃめちゃびっくりしたんだけどたぶん原曲からキーを変えていない。高。30代前半の頃の曲を原曲キーで歌ってるぜこの人たち! と内心大はしゃぎしてしまった。声帯が大優勝。以前インタビューで「キーを下げてライブをする方もいますが下げませんよね?」「アレンジにもよりますが基本は下げません」みたいなやりとりをしていたのを思い出した。(https://www.musicvoice.jp/news/64599/ )その姿勢を改めて提示されたような気がする。ALFEEを聴き始めたばかりのときアルバム『天地創造』を聴いていて「前期高齢者男性3人がこんな高音で歌っているのか!」と驚かされたものだけど、好きになって半年以上経った今も驚かされ続けている。めちゃめちゃかっこいいんだよな……。
『Over The Rainbow』→『ジェネレーション・ダイナマイト』めちゃめちゃかっこよかった! 『Over The Rainbow』を弾く高見沢さんを双眼鏡で見ていて、双眼鏡から目を離したら舞台前にドットイメージの虹がかかっていてとても驚いたしとても綺麗だった。
舞台を彩る幻想的な虹を吹き飛ばすような特効の大爆発。もうこの時点で演出が好きすぎて音に驚いて拍動が早まった。特効の熱に怯む間もなく間髪を容れず耳に飛び込んできたイントロで『ジェネレーション・ダイナマイト』だと気付いた瞬間には呼吸ができなくなるほど鼓動が大きくなった。ちょっと体調不良を疑うレベルで拍動が早かった。好きな曲なので。
思えば音源は20代の頃でALFEE初のハードロック曲ということでまだ桜井さんが激しい曲を歌うのに慣れていないときの声。そこから沢山激しい曲を歌ってきての現在の声なのだと思うと感慨深いものがある。音源より重量感のあるサウンドとボーカルからロックバンドのTHE ALFEEを強く感じられてよかった。まさか67歳の桜井さんの声でスタンダップウェイカッ‼︎聴けると思っていなかったのでものすごく嬉しかったです。声帯が大天才。
ライティングは赤と白で激しく点滅しながらメインボーカル桜井さんを照らしていて息が止まるほどかっこよかった。まさにハードロックという感じの曲で大好きな曲の一つなのでライブで聴くことができて本当に嬉しかった。スタンダップウェイカッ‼︎
高見沢さんの「この曲を武道館で歌うのは久しぶり」との前置きから始まった『霧のソフィア』。最近急にハマってずっと聴いてたのバレてるのかな……という曲に驚いたし心臓は止まった。
音源から格段にパワーアップしている声。音源の頃の危うげな細い声ではない、むしろ力強い声に時の流れと現在の彼らの美しさを再確認した。高見沢さんは声帯の使い方が相変わらずよくわからないし生歌でそんな歌い方ができるのかというような声をしている。声帯からフィンガーノイズみたいな音出ますよね。好きです。現在の高見沢俊彦が歌う霧のソフィアは破壊力が物凄かった。会場内1万5千人がソフィアになった。
風のSEが会場内に流れて『風に消えた恋』。流れが鮮やか過ぎる。ここの『霧のソフィア』→『風に消えた恋』→『Far Away』の曲の流れあまりに美しい。セットリスト大天才か? 坂崎さんの優しい声が印象的な曲。「Don't you know how much I love you」の歌い方が特に好きで膝から崩れ落ちかけた(本当に危ない)。ギターのイントロの音の不思議な響きと柄入りの照明がイメージに合っていてとてもよかったです。
『Far Away』はアルバム『U.K. Breakfast』に入っている曲。『聖夜-二人のSilent Night-』が入っているからという理由でこのアルバムは予習していた。
会場で聴く「So Far Away」の声ほんとに響いた……高見沢さんの音域的によく出るところでもありそうだけどメロディの構成的に盛り上がるところが照明も相まって存在感増し増しの高見沢俊彦が見られてよかったです好きです……。そういえばこの曲には「方舟遥か時の河を行く」って歌詞があるなあと思った。何か既視感を抱く。
ホルストの組曲『惑星』の『Jupiter』→『星空のディスタンス』かっこよすぎたな。高見沢さんJupiter若干不安なところあったみたいだけどそんなことも忘れる安心と信頼の星空のディスタンス。
知らなかったけど『THE ALFEE CLASSICS』での組み合わせなんだね。結構クラッシック音楽→曲のパフォーマンスはやっているのかな。
個人的にとても嬉しかったのは前回の初めての参戦のとき感動した「Five hundred miles」で5本指挙げるやつができたことです。Five hundred milesできて幸福でした。
近年の高見沢さんが書く深い愛が大好きなので『愛という存在』聴けて嬉しかったです。輝いてたね……。
語りかけるような歌い方というか音源より子音強めに歌う感じが温かな愛という感じでとても眩しかったです。歌い出しから言葉のようなメロディの歌い方が本当に綺麗でした。
ライブで聴けてよかったなポイントだったのが「Wonderful love for you」の3声。やっぱりこのコーラス構成こそTHE ALFEEの魅力よな……というのを感じさせられた。ここのハモり本当に聴いてて気持ちがいいので好き。
感情が迷子になった『心の鍵』。昭和兄弟衣装で歌われてどんな感情で聴けばいいんですか……?? 坂崎さんの優しい声が会場中に届いていたように感じた。物音ひとつ鳴らなかったというか、会場中がじっと耳を澄ませて一音一音を聴いているような雰囲気に思えた。坂崎さん高音出てなくて心配だったけどクリスマスイブにBALLADE SELECTIONバージョンの『心の鍵』を聴けてとても嬉しかったです。ありがとう。気のせいかもしれないけど高見沢さん途中でカバーしに入ろうとしてたような気がする。
坂崎さんは前の週のラジオでちゃんとBALLADE SELECTIONバージョンの心の鍵を流していたの本当に……上手いなというかそういうとこ……(自然な流れで予習をさせる坂崎さん)。
聞いたことがなかったはずなのにどこか聴き慣れた雰囲気の『Happy Christmas Time』。知らないうちに聞いてたのかな。桜井さんの音域なんだろうけどすごい安定感というか聴いてて心地よい曲だと思った。声がいい。
間奏で「師走だなあ」のくだりが入ったの笑ってしまった。MUSIC FAIR12月17日放送回で加山さんとALFEEが並んでいるのを見たばっかりだったので。坂崎さんが12月2日のK‘s TRANSMISSIONで『君といつまでも』を流して「師走って言ってなかった?」って言ってたのこれか。「僕はずっと暇だぞ。いいだろう」はただの自慢なんよな。好き。実質BE∀T BOYS。
先述のとおり予習していたアルバムからの『クリスティーナ』。サビ以外ほぼ覚えてなかったんだけどノリがわかりやすくてライブで楽しいタイプの曲だった。ライブ後セトリにあった曲全部あんまり聴いてなかった曲も鬼リピしている。
そして絶対あると確信していた(ファンのツイートを観測していた)『聖夜-二人のSilent Night-』。サンタさんいっぱい出てきたかわいい〜〜〜!!!(舞台作り方面のことも好きなのでバンドのステージの左右にダンサーさんが沢山並んだことに対してテンションが上がる)と思いながら何とか周りのやっている振りを真似た。
振り付けあるって聞いてビビってたけどD.D.D!より単純で安心しました……(でも夏イベD.D.D!はずっと高見沢さんを見ていれば良かったので割と大丈夫だった)。振り付けで言えば確かFlower Revolutionでもあったような気がする。振り付けがある曲って結構あるのかな。
この曲ちゃんとクリスマスイブに推しが「メリークリスマス」って言ってくれるの最高すぎないか?? 一緒にクリスマスイブの夜を過ごしてるぞ俺たち。あと冷静に考えて昭和兄弟のコーナーでもなんだけど一応ミッション系出身の3人がクリスマスを理由に讃美歌を歌うというのちょっと良いですね。
両A面ニューシングルもう1つの新曲『Circle of Seasons』! 正直アンコールまで引っ張ると思わなかった。ここまでパフォーマンスを続けてきても指先から音源喉から音源安心と信頼のTHE ALFEE。
アコースティックギターの音が華やかなこの曲に春の陽光を思わせる薄いオレンジの光がよく合っていた。世界中に花が咲き乱れ春がやってきたな……。
ライブで聴くと音源よりも力強さを感じる曲だった。歌詞の明るさも曲調の明るさもパフォーマンスもここにきてまだまだこれからという感覚にさせてくるような雰囲気を持っていた。アンコールなんですけどね。
クリスマスツリーの話から繋げられた『至上の愛』。本当に驚いたしまた心臓が止まった。まさかクリスマスイブの夜に純白衣装高見沢俊彦からこの曲を聴けるとは思わないじゃん。この世界の美しいもの……天上の星、この世の花、あなたへの愛、そしてTHE ALFEE。
サブスクにある新録音源ずっと聴いていたんです大好きです……『愛という存在』と同じように𝐁𝐈𝐆な𝐋𝐎𝐕𝐄のおうた……。高見沢俊彦が書く強く深く重厚な愛が大好きなのでこの曲も大好きですありがとう……。
高見沢さん1音目入り損ねてたけど歌い出しから美しくてよかった。「時には少女のときめき」のときの「I love you forever」のコーラスがめちゃめちゃ好きなんだけど生歌でもそのコーラス綺麗すぎて泣いた(泣いてはいない)。
今回の参戦でライブって互いに物凄い愛情表現の場だよなあと思ったと書いたけど、とくに壮大とも言えるほどに美しく広い愛を歌うライブバンドTHE ALFEEはとてつもなく愛のバンドだよな……。THE ALFEEからの至上の愛を受け取ることができる場に居られて光栄でした。
ラスト曲だった『組曲: 時の方舟』。ラストどころかここから始まりそうな曲。
思えば春ツアーから一貫してポスターのビジュアルにはアルバム『天地創造』初回限定盤Aのジャケットと同じ方舟の姿が描かれている。それを考慮すると『時の方舟』はアルバムの表題曲『天地創造』と同じかそれ以上に重要な曲なのかもしれない。
これは夏の天地創造のレポにも書いた覚えがありますがよくこんな長い曲をライブでやるな……という長尺。神話を紡ぐTHE ALFEE。神話を語るTHE ALFEE。この曲は物語を語るような曲だなと思う。それも1つの物語を結末まで語るというわけではなくて、曲は「時の方舟は征く」と未来を示唆する終わり方をする。
この公演が99回目の武道館公演で100回目以降ももちろんある、2022年は終わるけど方舟はまだ時間の海を征く、THE ALFEEは進み続ける、『風の時代』は続く、というTHE ALFEEの未来の提示のようにも思えた。
武道館という場はALFEEが無観客ライブから観客を入れられるようになった再始動の場でもあったということを考慮すると、そんな場所で継続の意志を掲げるような、かなり美しい流れを作っていったのかもしれない。
あちいよ〜!(開幕MC) それはそう。『ジェネレーション・ダイナマイト』で特効の炎が飛びまくったあとの坂崎さん。客席からでも熱かったのでステージ上はもっと熱いだろうし大変だな。熱い夜でしたね……(物理的に)。
自己紹介一緒に言うのちゃんと声被せてきて本当に聞き取れなくて良い。高見沢さんが「お腹すいた」って言ってたのに対して「腹減ったとか言ってたろ!」って坂崎さんが言ってたのとてもかわいかったし高見沢さん2人前どころか3人前食べてるの最高だな。何を食べたか聞かれて蕎麦3人前から始まる。坂崎さんが高見沢さんに食べたものを聞くのは最早ファンサなんだよな。いっぱい食べる高見沢さんのことが好きだしいっぱい食べる高見沢さんのことが好きな坂崎さんも好きだ……(何かと高見沢さんの健啖家エピソードを話す坂崎さん)。
MCの「休肝日?」「明け♡」で起こる拍手が印象的でした。訓練された観客席。休肝日明けで嬉しそうな桜井さんとてつもなく愛しい。かわいいね……。でも武道館は楽屋が個室だからと疑われる桜井さん。かわいそうだね……。
サポートメンバーの2人の紹介を丁寧にしてくれたのめちゃめちゃはっぴ〜でした。あれたまたまじゃなくて普段のコンサートでも2人のことあんな丁寧に紹介しないんだね。
高見沢さん「15年! 長い間ありがとう」
坂崎さん「卒業するの?」
ただすけさん「もう少し留年させてください」
高見沢さん「ずっと留年してていいよ」
みたいなやりとかわいすぎて良かったな……太郎さんもただすけさんもずっと留年しててくれ……。聞こえが悪すぎる。
今回もドットイメージの使い方が上手すぎるな……という感じだった。本人たちがよく照明や演出もちゃんとこだわっているという話をしているのもよくわかる。夏イベ以来の参加だったので冒頭3羽の鳥のドットイメージで夏イベがフラッシュバックして泣きそうになりました(早い)。なんかずっと泣きかけてました。
(会場の造り的にも)席がステージから遠かったので照明の構成が本当によく見えてよかった。本当にいい席悪い席無いな。舞台も含めて武道館全体を見渡す感じで客席にも容赦なく投げられる光が見えた。この会場の面積の広さを活かした見せ方だよな……と思う。
昭和兄弟のコーナーでサンタ帽トナカイの角クリスマスツリーそれぞれ着けてたのえらいかわいかったな。はよ昭和兄弟星降る街角音源化してください。噂に聞いていた王将ベースを桜井さんが持ってるのを見られてとても嬉しかったです。
昭和兄弟衣装で出てきた瞬間に高見沢さんの着物の下に白の衣装見えててテンション上がった。心の準備ができてたすかりました。致命傷で済んだ。
桜井さん「こーんにーちはー!」
坂崎さん「ちょっと! ちょっとちょっと! それ人のネタでしょ」
桜井さん「それも人のネタでしょ」
って言ってたけど芸人さんのやりとりか? 頭がバグる。
そういえば笑い声のSEは今回も入ってた。高見沢さんが「今日はみんなのアンコールの声が聞こえた気がする。声出してる奴いねえよな?」って言ってたけどコロナ禍でのライブで本人たち及びスタッフさんもファンも相互に努力しているのを感じた。でも笑い声は漏れていた。仕方ない。
このコントのコーナーを楽しんでいてふと思ったことは自分は高見沢俊彦のことが1人の創作者として大好きだから高見沢俊彦の書くコントも好きなんだろうな……ということ。マルチクリエイター高見沢俊彦。
下手側の席だったので上手袖に控えている高見沢さんの激ヤバギターがいっぱい見えて面白かったです。エンジェルギターいっぱい見られて嬉しい。やっぱりテンションが上がりますねあの派手さは。エンジェルギターは何種類か出てたしやっぱり光るやつあってウキウキになっちゃった。光るやつが好き。
それとは別にいつだったか忘れたけど御神木ギターも出ていたような気がする。神話を語るどころか神性を纏うTHE ALFEE。天地創造してるだけある。
何よりドラえもんギターが見られたことも嬉しかったです。うわ本当に弾いてる……。まだ参戦は2回目ですがきっとこの先永遠に生涯ずっと高見沢さんのあの多種多様な変形ギターに慣れることはないでしょう。
開始して結構すぐのときスタンドマイクから離れて真っ先に歌ってる桜井さんの後ろに行った高見沢さんと特に反応しない桜井さん……愛……。
坂崎幸之助と双眼鏡越しに目が合いました(自己申告制)(ファンサは勘違いした者勝ち)。坂崎さん本当に会場全体見渡しているなあというのは今回も感じた。あと今回何より特筆すべきなのは双眼鏡で見ていたときにスティック回しをする坂崎幸之助が見られたことです。ウッ(致命傷)好きだ……。何回もスティック回ししていた坂崎幸之助、自身の魅せるべき場所を分かりすぎている。好きだ……。飛び道具を持ちすぎている……。
あとなんか割と早い段階から高見沢さんと坂崎さんがぴょんぴょんしててよかったな……と思った。桜井さんが花道で控えめに客席にアピールしてたのも坂崎さんが花道からステージに戻るとき小走りだったのもかわいすぎる。何ですかあのかわいいおじいさんたちは。MC以外のところでもかわいいTHE ALFEE。
ラスト付近のMCで高見沢さんがコロナ禍でのライブについて話していたことが印象に残っている。不要不急とされたことについて言及して「知ったこっちゃねえ」と言ったのは、先程書いたように前の年の武道館が再始動の場であったことからかもしれない。そろそろマスクもいらなくなるんじゃないかと漏らしたのは、やはり声出し禁止のマスク着用ライブの形態に不満があるからだろうか。
自分は2022年の6月にTHE ALFEEの存在を知ったようなもので、THE ALFEE2022年夏のイベント以前にライブに行ったことはない。つまり、この形態でのライブでしか知らない。個人的にはこの「コロナ禍」と呼ばれる状況に不安はあるが、居心地の悪さはない。
でも彼らにとっての「日常」にはマスクを着けていない観客の表情があって、観客からの声援が聞こえるステージがあるのだと改めて気付かされた。「みんなの声が聞こえたような気がする」という言葉は高見沢さん本人の願望であるのかもしれないと思う。
それでも高見沢さんが「毎年思うけど今年のクリスマスが最高!」と言ってくれたのがとても嬉しかった。
きっと今まで彼らは最高のクリスマスを重ねてきたし、来年以降も最高のクリスマスは更新されるのだろう。常に最高を更新し続けるTHE ALFEEの2022年クリスマスイブ武道館に参加することができて幸せだと感じる。参加した自分にとっても最高のクリスマスになった。規制退場のアナウンスで「貴重なクリスマスイブの時間残っていただき……」とか言われたけどこのためのクリスマスイブなんだから何も問題ないんだよな。
高見沢さんは「僕らは幸せ者です」とも言っていたけどそんなんこっちが言いたい。互いに幸せ者ということでね!
様々なシーンを通してTHE ALFEEに勇気づけられている。彼らを好きになってから半年、初参戦から数ヶ月、またライブ会場で彼らに会うことができてよかった。
以前よりも知っている曲は増えているし、以前よりも彼らを好きになっている。
きっとこれからも同じように勇気づけられることはあって、これからももっと好きになるのだろう。舞台上での彼らを見て、そうさせるだけの魅力があると感じた。
演奏、コーラス、会話、コント、そしてライブでの音楽体験。形のないものをファンに与え続けてくれるTHE ALFEEの紡ぐ『風の時代』も楽しみに思う。