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彼らの紡ぐ道に背中を押された日

 初参戦から1年経ちました✌️
 
2023年7月29日
18:04~20:55
THE ALFEE
Genesis of New World 風の時代★夏
横浜アリーナ
 
⚠️ライブレポもどきのオタクの感想
 

 

 個人的な話から書き始めると、THE ALFEEのライブへの参戦は今回で3回目になった。初参戦は去年の夏。人生初のライブ参戦になった夏の天地創造2日目。秋、春のツアーには縁がなく、運のストック期間かというほどに縁がなく、収容人数5桁の会場にしか行けないのかというほど縁がなく、今回は冬の武道館以来の参戦となった。
 去年の6月にTHE ALFEEと出会ってから1年以上経った。自分でも驚くほどの熱量を以て彼らを愛している。
 今回の参戦は私がライブというものに参加するようになって初めての声出し可能の現場だった。以前より曲は沢山知っているが、ノリと言うのだろうか、その場での身の振り方の知識は1年かけてリセットされたと言っても過言ではない。実質初参戦。お腹痛くなってきたな。
 今回はDVDパンフレットを買いたいな~と思ったので開場の1時間ほど前に行って初めて物販を訪れた。行ったのは遅かったので並ばずスムーズに買うことができた。映像類を購入したのは初めてです。ポストカードかっこいい! 嬉しい~! あと行きがけにアクエリアス(飲料)を買いました。アクエリアスから運命は始まるので。


  過去の横浜アリーナ公演のDVDの試聴動画を見て会場の雰囲気はそれなりにわかっていたものの、やはり衝撃的だったムービングステージ。照明が落ちて暗がりの中ムビステのそばに影が表れた。巨大な羽。ざわつく観客席。そして登場するTHE ALFEEの3人。
 様子がおかしい(歓喜)。ALFEEってやっぱ羽生えるんだ。今回の座席はかなり後方の天井席だったので、流石に見え方どうなるかわからないな~と思っていたらあんなに近くに来てくれるムビステ。ありがとう横浜アリーナ。ムビステがゆっくりと動いて会場中に手を振りながらメインステージに向かっていく3人はあまりにも𝑺𝒕𝒂𝒓𝒅𝒐𝒎だった。勿論後ろも向いてくれる。嬉しい。あの登場良いな~。去年のぴあアリーナMMの夏イベではセンターステージに出てきてから歩いてメインステージに向かっていたのを思い出し、それと同じ構成だがより高貴で超越的な雰囲気だな……と思った。飛んでたし。3人立ち姿だけで個性が出ていて面白かった。ムビステに上がってすぐ高見沢さんが腰に手を当てたの、ゲームキャラの待機モーションみたいで良かったな……。
 桜井賢さんの1着目の衣装はかなり鮮やかな水色のスーツだったので、派手だなあ(タマホーム)になった。派手なジャケットも着こなす桜井さん、好きだ……。MCでちらりと見えましたが裏地も派手めに柄が入っているようでした。好きだ……。
 坂崎幸之助さんもかなり派手な柄のジャケットでした。よく見えなかったのですが何柄……? 去年みたいにコーデ紹介してください……。自分の中で坂崎さんに対して柄スーツを着こなす人のイメージが完全に定着しつつある。坂崎さんだけは3月にもDear BEATLESで拝見しましたが、本体のALFEEでお会いできるとやはり違う喜びがある。
 高見沢俊彦さんは相変わらずの輝き(物理)を放っていました。いいぞ……。薄い水色の上着もその中の上下白のお召し物もキラキラしていた。いいぞ……。御髪はピンクっぽいというよりはミルクティーのような柔らかい色になっていたように見えた。


 1曲目は予想通りの表題曲『風の時代』。アルバム『天地創造』からファンになったのでこの曲のかっこよさは痛いほどよくわかっているつもりでしたが1曲目に入れてくることで前奏の衝撃がより強く感じられた。風の時代の開幕を告げるような曲とともに風の時代✶夏が始まった……! ととてもテンションが上がりました。ニコニコ手を振って登場してきてからのかっこよすぎ演奏ALFEEさん。
 坂崎さんの歌い出しの力の入り方が音源より強めで心拍数がかなり増えた。かっこよすぎるんだよな……。そして釈迦に説法ALFEEにコーラスワークの話だとは思うのですがこの曲は本当に高見沢さんの上ハモが綺麗で良い。暑かったのに爽快感すら感じられるほど心地よい音だった。これが𝐖𝐢𝐧𝐝 𝐓𝐢𝐦𝐞𝐬ですか……。

 2曲目は今回初めて聴いた(たぶん)『Beginning of the Time』。めちゃめちゃかっこいい曲なのにこれ聴いたことなくないか!? と1人で驚いていた。
 桜井さんの声の音圧がすごくて曲と歌詞のリズム感がかっこよすぎたので帰ったら調べよう……! と思いながら聴いていました。桜井さんの力の入ったボーカルがかっこよくて呆気に取られてしまった。やっぱりまだ2曲目なのでこれからだぞ~というようなテンション上げさせる曲でした。だいぶ知っている曲は増えたけどそれでもまだ知らない曲があるというのはその活動期間の長さと曲数の多さだよな~と感服した。

 3曲目の『AFFECTION』は聴けると思っていなかったのでちょっと思考停止しました。よく知っている曲なのに棒立ちになってしまった。衝撃が強くて。THE ALFEEの真骨頂スイッチボーカルとコーラスワークですよ……。ハードめの曲で殴ってきてからこんな軽快な音を出してくるんですよこのバンドは。
 この曲「imagination~」のところの音が綺麗で大好きです。元音源と比べると3人とも歌い方を変えているのに変わらないのが声の重なりの美しさ。「めぐりくる季節が花の色をかえるように→いくつもの出逢いがあなたを変えるのさ」のところの音がとても良かった……。元音源では裏声っぽい高音で歌っている高見沢さんが今は結構地声っぽく歌っているようなんですけどそれによって生まれる桜井さんの声との新しい響きよ……新鮮さというか“現在の”THE ALFEEを感じられるライブという場が好きだな……。

 4曲目は『LIBERTY BELL』。5、6月はずっとアルバム『夢幻の果てに』を聴いていたくらいドはまりしていたので嬉しかったです。
 あとこの曲に関してはTBSラジオ『高見沢俊彦のロックばん』2023年5月28日放送の回で高見沢さんがドイツでピーテル・パウル・ルーベンスの『最後の審判』を見たときに感じたことをもとに作ったというようなことをお話しされていたのを覚えている。その話を聞いたことで曲に奥行きを見出したからというのもあるかもしれないけど、今回聴いた『LIBERTY BELL』は音源よりも何と言うべきか“希望”の雰囲気が強かったように感じた。目の前が突然開けて明るくなったような、全てを照らす光が放たれたようだった。強い光。
 優しい響きを持つ曲なのに力強さがある曲だなと思う。この曲では桜井さんがムビステに1人で立って歌っていた(ここで1曲ずつ3人それぞれがムビステに乗って歌唱していた)ことに驚いたし、それ以上に桜井さんの声の持つ力強さや希望そのもののような光の感覚……真っ直ぐに差し込む光のような荘厳な雰囲気すら持つ歌声に聴き惚れてしまった。筆舌に尽くしがたい感覚でした。

 5曲目の『Flower Revolution』は冬に続いて現場で聴いたのは2回目でした。坂崎さんのムビステ曲。この曲の坂崎さんってとても優しい雰囲気を纏っていらっしゃるなと感じている。歌詞の語りかける感じからの印象なのかもしれない。パーカッションの楽器類から離れてムビステでギターを持って歌っている姿を見られたのが嬉しかった。坂崎さんがギターを持って首を傾げるように歌われる姿、とても好きなんだ……。
 スイッチボーカルの曲だから3人それぞれの見せ場がある曲だよな~と思っているしそれを本人たちも理解していそうで良い。冒頭高見沢さんのシャウトと坂崎さんの優しげな歌い出し、間奏後の桜井さんの「バラの花束を~」のところが全部違う魅力を持っているので聴きごたえがあるいい曲だなと思う。冬に現場で聴いてからずっと聴きこんでいる好きな曲の1つ。
 あとこの曲って観客席に振付があるタイプの曲みたいなんですけどそれがコーラスに合わせたものだと気付いてちょっと驚きました。訓練された客席。

 6曲目は『A.D.1999』。待ってくれよ……ちょっと感情が追い付かないですね……。高見沢さんがムビステに立って両手を広げて歌い始める景色が網膜に焼き付いている。NHK FM『THE ALFEE 終わらない夢』2023年 7月19日放送の回で読まれていたお便りの「両手を広げて歌う高見沢さん」を見てしまった……嬉しい……。曲が始まってふと『A.D.1999』だって分かった瞬間に呼吸が怪しくなりました。
 「もしも……この世に終わりが来て……」と両手を広げて『A.D.1999』をゆっくり歌い始める高見沢俊彦は光り輝いていた。「夢も歌えない時代が来ても」って夢を歌うバンドが歌ってくれてしまうのか……というメモが残っていたのですが、歌詞を見たら「夢も語れない時代」でした。幻聴?
 相変わらずの歌詞の良さなんですけどたぶんムビステが会場の中心あたりにあったときの「愛のために戦うことが君にできるかい?」が急にすごく刺さった。高見沢さんの歌声には本当に強く惹かれるのですがこうふとした瞬間に歌詞を通して惹きつけてくるのは何なんでしょうか……好きですね……。
 この曲は「おまえ〜(Lovin‘ you〜)」のところが綺麗すぎて大好き。鬼に金棒ALFEEにコーラスかもしれん。あと「震えるこの手で……」のあとの拳突き上げフェーズがめちゃめちゃ楽しかったです。俺にとってはTHE ALFEEこそが𝐁𝐞𝐬𝐭 𝐨𝐟 𝐌𝐲 𝐋𝐨𝐯𝐞だよ……。
 これは今回現場で聴いて印象が全く違うものになった。アレンジも歌い方の変化もあるんだろうけど元々好きだったのが更に大好きになってしまった。原曲に対しては結構ポップな曲だというくらいの印象だったのにそういう雰囲気で歌われるとまずいですね。この曲を聴くたびに号泣するオタクになってしまいます。おまえって俺?


 7曲目の『From The Past To The Future』、MCで桜井さんが楽器を受け取り忘れたのってこの直前でしたっけ? この曲はなんだかすごくドラマティックに展開していく曲だなと思う。歌詞の進行というよりは音の感じがそう。あと高いギターでやってくれる。綺麗な音でした。
 アコースティックギターの曲はALFEEのノスタルジアという感じがする。ALFEEサウンドの原点であるというのはきっと1つの理由だし、この曲の懐古的な歌詞もそう思わせるのかなと思った。聴いてるこっちが感傷的になっている。

 8曲目の『鋼の騎士Q』は最初に書いた通り春ツアーに参加できなかったので初見(もう1曲の『Never Say Die』も聴きたかったけどこの日はやらなかった。悲しい!)でした。
 以前歌番組でパフォーマンスされていたとき、前奏で高見沢さんが(手持ち無沙汰ぎみに)ゆらゆら揺れているのを覚えていたのでそれを見ていた。前奏では出番がないらしい。揺れていた。ラジオのオンエアでも思うことだけど毎回タイトルの言い方がかわいいんですよね。きゅうっ。坂崎さんのタイトルの言い方がかわいかったので若干反応が遅れました。
 この曲は桜井さんの発声の良さが出ていて好きです。いやおかしな言い方だとは思うけど「発声が良い」以外に言葉が浮かばない。桜井賢声が良い声帯が良い発声が良い。「生きていれば何とかなるのさ」前の3声で重ねていくやつが聴けて満足です。

 9曲目の『ONE』は予想外も予想外聴けると思っていなかった。
 これは幻覚の話なんですけど「掴めNumber One! 」のところで桜井さんの頭上に王冠が見えました。間違いないです。3人それぞれの声の違いとそれぞれの良さを存分に聴くことができる曲でありながら圧倒的に桜井さんの歌声がNumber One! だな……という気分になる曲。


 10曲目はMCでコロナ禍のことに触れてからの『The 2nd Life-第二の選択-』。アルバム『天地創造』からのオタクなので(2回目)嬉しい~! シングルは前日がちょうど発売2周年でしたね。この曲は作られたバックグラウンドがしっかり明らかにされている上に今回声出しが可能になって初めての夏イベということで奥行きと意思を感じる選曲だと思った。あとこの曲は桜井さんの声の伸びに目(耳?)を見張りました。音圧。

 11曲目は『振動α』。めちゃめちゃ好きな曲です。泣くかと思いました。『振動α』の右2人を浴びて生還できる奴はいない。前奏がまだ穏やかパートのときから興奮が抑えきれず震えてしまった。隣の座席の方突然震えだして申し訳ありませんでした……。興奮しすぎて自覚があるレベルで拍動がおかしなことになっていた。Apple Watch着けてたら警報鳴ったと思う。Apple Watch持ってないけど。
 ハァッ……(深呼吸)高見沢さんは音源の期待を裏切らないどころかそれ以上の力強い高音イカれ声帯(褒め言葉)でしたね……。高見沢さんの声をライブで聴くと(この人この発声を生歌でやってんの!?)と驚いてしまう。どんな声帯してるんですか……? 坂崎さん歌い出しありがとう……その力強い声で恋に落ちるオタクはいっぱいいます……。マジで坂崎幸之助の声帯の使い方には感服させられてばかりです。その声に狂わされています離れない離さない最後の恋だから……あなたたちを見つめてるだけで自然に涙溢れ出る……好きだ……。

 12曲目『組曲: 時の方舟』。これは今のところ参戦したコンサート全部で聴けている。『天地創造』初回限定盤Aや2022年の春ツアーのポスターから2023年の夏のイベントのポスターまで継続的に同じデザインの船らしきものが描かれ続けているのを見るに、『時の方舟』はかなり大切な曲というか重要な曲なんだろうなと思う。STAR SHIPといいBattle StarshipといいALFEEには船の概念がよく似合う。
 この曲は照明が本当に良い。先程記載したように天井席だったので照明が全体ずっとよく見えて綺麗だった。鳥の声+波の音から入る曲の冒頭の、波を思わせる青の照明がとても綺麗で音源で何度も聴いている曲なのに妙に緊張感を持って演奏しだすのを聴いていた。

 13曲目『君に逢ったのはいつだろう』。Venus Angelギターのご登場。あのギター綺麗ですね。高見沢俊彦があのギターを持っていると神々しささえ感じられる。エンジェルギターを持った高見沢俊彦というどこまでも存在感があり美しい存在なのにこの曲の物哀しさはなんだというのか。ただ派手で存在感がある立ち姿ではなく、厳かな雰囲気を纏わせる歌声。誰かが息をのむのを感じた。
 この曲の高見沢さんほんとに安定のロングトーンが良い……胸に沁みる……乱れ髪のような雨胸に沁みる……。「君と別れたのは……」前のロングトーンだいぶ長く取ってエコーかけられていたのとても良かった。心臓が取れた。
 そしてこの曲はドットイメージがとても良かった。ずっと太陽系のような星のような“巡り合い”の輪のようなものが中心にあって綺麗だった。
 最後にドットイメージは「君と別れたのは……」で3羽の鳥の形になる。ふとこの曲を初めて聴いたときの、まだよく歌詞を読んでいなかったときの自分の直感的な解釈……「(ALFEEの3人が)もう1度出逢う」を思い出した。歌詞全体を見ると別れた恋人の歌詞のように思える。ただ今回ばかりは「たとえ命朽ち果てるとも もう1度逢えるよね」を明確にALFEEに重ねてしまった。別れても再びめぐり逢うという3人の運命的な固い結びつきを感じてしまう。現在のTHE ALFEEに繋がる出逢いから50年の夏。彼らはその言葉を使わないかもしれないが、その運命的な出逢いから50年。たとえ命朽ち果てるとも、その運命にもう1度出逢うことを信じている……あのときの、今回の夏のイベントでの『君に逢ったのはいつだろう』は、そんな曲に思えてならない。深読みオタク。


 ちゃんと数えたらもう少し多いような気がするけど14曲目は安心と信頼の『星空のディスタンス』! これはノリが1番楽しい曲かもしれない……! もう3回目なのでこの曲のノリはだいぶ覚えてきたというのもあるんですけどやっぱり“Five hundred miles”のところをちゃんとできると気持ち良い。
 あと今回この曲はマラカスライト点灯の曲だったんですけど 「燃え上がれ」の手拍子のとこ ろ👏↑👏↓👏↓がすごく綺麗に見えて波のようだった。他のところは知らないけどALFEEのライブって観客がダンサーみたいだね。観客もステージの一部かも! Flower Revolutionもそうだったと思う。🙌↑🙌↓のとこ。
 天井席だったので後ろの席のことを全く気にせずに拳を上げられてノリとしては過去1番というくらい楽しかった!

 15曲目はずっと聴きたかったので聴けて嬉しかった『Stand Up, Baby-愛こそすべて-』。前奏が聞こえた瞬間にワクワクしてしまう。何といっても疾走する高見沢俊彦ですよ。ステージの端から端まで走ったりムビステの上で飛び跳ねたりしていました。あの人がムビステの上で動き回るのちょっと怖いですよね。曲自体がすごくパワフルな曲でパフォーマンスも言わずもがな。ライブでは初見だったけどとても楽しめた。ギターを外した坂崎さんがパーカッションを演奏する姿も見たいのに高見沢さんから目が離せない。目が足りない。
 最後「Get Up!」を何度もやってくれたの、参加してる感というか観客席に呼びかけてくれているようでとても楽しかった。ギラギラでキラキラの高見沢さんの後ろ姿が美しかった。裾の長いお洋服は貴方の美しさが際立つね。裾の広い衣装が動きに合わせて揺れているのがドレスのようで可憐だった。俺、高見沢俊彦のこと可憐だと思ってるのか……。
 走って揺れて飛び跳ねる高見沢俊彦を見られるのはライブだけ! 元気~!

 16曲目は「みんな大好き~今年に入って28回目の『SWEAT&TEARS』~!」前回(武道館)聴けなかったので聴けて嬉しかったです。この曲はかっこよすぎるんですよTHE ALFEEが。この曲ではたぶんPsychedelic Angelギターが使われていたと思う。エンジェルってボディに収まってる場合もあるんだ……。
 ライブで演奏するためのような曲とメンバーもファンもそれぞれ各所で話しているようにライブで楽しい曲。歌詞のこともあるんだろうけど個人的にとても響く曲の1つ。この曲で高見沢さんといっしょに拳を上げられるのやっぱり嬉しいんだよな……。50周年の夏にこの曲を聴けて本当に嬉しかった。
 この曲に関しては書けば書くほど野暮だと思うのでやめておきます。THE ALFEEは必ず夜明け告げる鐘は鳴るって歌うけどTHE ALFEEこそが夜明け告げる鐘なんだよな……。

 17曲目は『Bad Girl』。ウッッッッッッッ(ハンドマイクの坂崎幸之助に被弾したオタクの断末魔)好きだ……坂崎幸之助……。メインステージにくっついたムビステの上でパフォーマンスされていました。これは妄言ですが坂崎さんは跪いて俺たちにプロポーズしてました。間違いないです。あんな恐ろしいガチ恋メーカーみたいなパフォーマンスが許されるんだなあ坂崎幸之助には……。
 ハンドマイクの坂崎さんはいちおう『振動α』でも出ていたのですが動く範囲が違って破壊力も倍増! あの動き方をする坂崎幸之助を知らなかったので初めて知る感情になってしまった。あの人はギターの技能に加えてステージ上のパフォーマンスの技能を備えている最強Person……。

 1度3人がはけて再登場してからの18曲目『ラジカル・ティーンエイジャー』。再登場してきて3人が舞台中心に集まったな~何か話してる? と思っていたら『ラジカル・ティーンエイジャー』の前奏が始まったので泣きそうになってしまった。この曲は初めてラジオで聴いたときからすごく好きな曲。この曲をこのタイミングで聴けたのがめちゃめちゃ嬉しかったです。
 そして声出し可能になって初めての参戦だったので、観客席の声に耳を傾けるTHE ALFEEを初めて見られて感動した。ステージの上で耳を澄ませる仕草をする彼らが美しくて貴くて愛しくて仕方がない。拳も熱も声もすべてあの瞬間ステージに向けた。
 
涙をふいて 立ち上がるのさ
時代を創れ
ラジカル・ティーンエイジャー
感じるままに 叫んでみろよ
時代を走れ
ラジカル・ティーンエイジャー
 
 現場で歌うという形でこの曲の歌詞と向き合ってみて、改めてものすごく歌詞が沁みた。良い歌詞だ……。高見沢俊彦の書く歌詞が改めて好きだなと思う。
 なんかこの曲に関しては強く“自分に歌われている”ように思えた。こう書くと誤解を招きそうな感じもするんですけど確かにそう感じた。何故かはわかりませんが……。


 確か高見沢さんの「結成50周年にこの曲を……」みたいな言葉からの流れだったラスト曲19曲目『The Way』。桜井さんの流麗な歌声から始まったラストナンバー。正直すごく聴き込んでいるというわけではない曲だったんだけど聴いている間じゅうずっと「すごく“THE ALFEE”という感じの曲だな」と思っていた。彼らが確かに積み重ねてきた日々が50年になる今年と来年、結成50周年のTHE ALFEEが歩んできた道に想いを馳せる曲になった。最後ドットイメージが“道”と“翼”だったのがあまりにもTHE ALFEEで泣いてしまうあんなん。
 自分がTHE ALFEEと共に歩んできた訳ではないからこそ彼らが積み重ねてきた日々が尊く思える。
 彼らがここまで続けてきてくれたから自分も彼らに出逢えたということ、彼らがバンドとして活動し続ける中で「続けること」そのものに矜持を見出したこと、そして目の前のステージで彼らが歌い、これからも歌い続けるという意志を伝えてくれること……これまでとこれから、そしてそれらを確かにする今日があることが何よりも嬉しい。THE ALFEEに出会えて良かった。何度も思うように、何度も誰かに伝えたい。
 この日の最後の曲となった『The Way』は彼らのこれまでの道、これからの道、そして今日を示してくれたような気がする。


 

またさきトリオちゃんがかわいすぎてオタクは狂いました。何なんですか?(歓喜)
 『The Stardust Memory』(小泉今日子さん)スイッチボーカルで歌ったの最高すぎて笑っちゃった。コントで真骨頂をお出しするな(いいぞもっとやれ)。この曲の著作権を所有している方がいるの強すぎるんですけど……権利でふざける大人……。あんなバリバリのアイドルソングをALFEEさんに歌われるとかわいすぎてかなり困ってしまうな……まあALFEEじゃなくてまたさきトリオなんですけど……。
 アイドルソングといえば『危険なリンゴ』もまたさきトリオちゃんはカバーしてましたね〜! 危険なリンゴありがとう〜〜〜あれ大好き。貫禄のある危険なリンゴ永久保存しとくね鼓膜に。私があの曲を初めて聴いたのがNack5『K‘s TRANSMISSION』2022年11月18日放送回(桜井さん代打回)でした。あまりのアイドルソングっぷりに困惑しましたがあまりのかわいさにまた聴きたくなりアルバム『青春の記憶+2』を購入してしまったくらい好きです。ありがとうまたさきトリオ。
 そしてあまりのスーパーアイドルっぷりにアンコールが出たまたさきトリオ。『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』(西城秀樹さん)をカバーするのは流石に予想外すぎるんですけど……。アルフィーのライブでY・M・C・Aやったよ俺たち……何故か知ってて良かった……。
 そういえばNHK『うたコン』2023年5月17日放送の回が西城秀樹さんの特集で、冒頭が『ヤングマン』だったのですが同日出演のALFEEさんは踊らずに登場したんですよね。何なん?? うたコンで踊らずにライブで踊るALFEE。
 3人がY・M・C・Aを踊る横、左右のスクリーンにヤングマンたち(デビュー間もない頃あたりのアルフィーの写真)出てくるのかわいすぎて震度6になった。目が足りない。あと振りを間違えてるところも愛しさでしたね……。そして「若くないっての!」って歌い終わってから言う。かわいい。またさきトリオで3曲もやったのめちゃめちゃ面白いんだよな。アルフィーのライブ最高だな。俺たち何でアルフィーのライブでY・M・C・Aやったんだ。


 MCモードの照明→ムビステ乗る→ムビステ動く→MC のところの流れが良かった。MCモードになった瞬間に観客席から「桜井さーん!」「幸ちゃーん!(多め)」「たかみー!」「高見沢さーん!」「高見沢ー!(野太い声)」って声が飛んでいた。表記揺れが激しい。これは声出し可能になったからこその風景だなあと感心してしまった。それに対して「これどうすんの?」みたいな感じでおずおずとムビステに乗る3人。「これ真下やばいね」真下ファンサの坂崎さん。あとこの辺で高見沢さんがサングラスをかけていたような気がする。
 MCで気になっていることがあるのですが50年前当時のメンバー(ドラム)のイシカワさんが来ていたというのはマジなんですか? 桜井さんが教えてくれたんですけど……。
 アルフィーさん(コンフィデンス) は50年前の夏はイベントで演奏していたらしい(5人)。報酬が5万円くらいだったと言う真ん中の人とそんなに無かったと主張する左右の人たち。中抜きを疑われる真ん中の人。多数決。5万円中抜き疑いフェーズで桜井さんが「こう……」って懐に手を入れる仕草をしてたんだけどそれでなんか派手めな裏地見えて嬉しかったです。
高「5万円で買ったのかそのギター!」
坂「5万円じゃ買えないよ〜」
とか、
坂「それマーチンでしょ?」
高「そうだよ」
坂「そっちのが高い。縦マーチン」

とかやりとりしてたけどどっちも高いよ。ありがとう。

 結成日が判明しました! のくだりで坂崎さんが「桜井のメモのお陰で……」みたいなことを言ったら観客席から拍手が起こっていて良かった。お祝いできる日が増えて嬉しい。坂「君と僕が出逢ったのは 5月18日……忘れないでくれよ、来年の5月18日はなんか指輪とか……」突然高見沢さんに指輪をねだる坂崎さん。わかりました。金婚式ですね。
高「ここに書いとこう(マイクスタンドに何か書く仕草)」
坂「だめだよそこに書いちゃ」
高「あっ消えちゃった!」

と続く。ちゃんと覚えておいて。坂崎さんの「君と僕が出逢ったのは」って言葉のチョイスで観客席がちょっと色めきたったのを感じましたね。俺もです。
 アルフィーさんのMCは緊張と緩和なので聴いていて本当に楽しいですね。From The Past To The Futureからのグッズ紹介。ゴーフレットの袋を開けられない高見沢さんと開けてあげる桜井さん。横浜アリーナに響き渡るパリ……(クソデカ咀嚼音)。高見沢俊彦の咀嚼音ASMR。高見沢さんがゴーフレットの袋を開けられなかったのを開けてあげた桜井さんが「(高見沢俊彦は)来年70ですよ!?」って言ったけど客席からは拍手が起こっていて良かった。

 今回は「初めての人」「49年間お待ち申しておりました」のくだりを高見沢さんがやっていた。客席の反応からしてレアな感じ。確かこのときのMCでしたが遅れて登場してきた2人に遅いよって言って桜井さんに「派手なスーツ着ちゃって!」と言った高見沢さん。自分は肩から羽が生えている。このとき桜井さんのスーツのベストの背中側の柄が見られて嬉しかったです。
 たぶん同じタイミングで「初めてのお客さんが来たくなるようなアルフィーの良いところ」の話もしていた。桜「長く続けている」「そこそこのところ」。「そこそこのところ」は却下する高見沢さん。
坂「顔が良い」。
高「顔!? 50年やってきて初めて知ったよ、お前が顔に自信あることと5万円のこと」
(うろおぼえ)まだ引きずってる。
高「(5万円のことについては)後で楽屋で話そうと思います」
ギスらないで。
 坂崎さんがこれに対して言った「自分の顔なんて言ってないよ、高見沢の顔が良い」でニコニコしちゃったな……当然のように起こる拍手。これ高見沢さんが書いた台本である可能性はもちろん大きいんだけど台本だとしても台本でないにしてもこの人右隣の2人に顔が良いとか男前とかハンサムとか言われまくって50年を過ごしてきたから出てきたわけだと思うので台本だとしても台本じゃないってコト……高見沢俊彦顔が良いということでね……。
 この日この話は最終的に「長く続けている(桜)」「(高見沢の)顔が良い(坂)」「ライブが楽しい!(桜)」で纏まりました。
 そしてどの曲だったか忘れたのでここに書くんですけどクリスタルエンジェルのギターが出ていましたね。ALFEEを好きになって1年以上経った今でも高見沢俊彦のギターが光るのが面白くて仕方ない。高見沢俊彦の変形ギターにはマジで永遠に慣れないと思います。『星空のディスタンス』では(春ツアー期間中に破損して修理に出されていたらしい)アルティメットアークエンジェルちゃん(たぶん)も見られて安心しました。別エンジェルかもしれない。光ってたな……。
 あとこれも覚えていないんだけど高見沢さんがなんかの曲の「掴み取れ」みたいな歌詞で右の拳をぐっと握り締めて掲げていたの良かったな……何だったかな……A.D.1999かな……?
 メンバー紹介のときに高見沢さんが坂崎さんの名前を噛んでいた。言えなかった。あの5人の名前を言うメンバー紹介ってとてもかっこよくて好きなのだがそこでミスることもあるんだ。愛しい。高見沢さんが言い間違えたとき坂崎さんずっこけてて良かった。今回メンバー紹介の最後何て言ってたかよくわからなかったな。

 またさきトリオが自分たちのことを「高齢化社会を牽引する、前期高齢者アイドルです!」って言ってたのがとても好きでした。高齢化社会を牽引する前期高齢者アイドル……(復唱)。
 またさきトリオちゃんのこと噂には聞いていたんですけどいざ直接見るとあまりのアイドルっぷりに頭から離れなくなってしまった。またさきトリオ、好きだな……。
 さくr……まっちょくんがドラえもんのモノマネ(全然似てない)をやらされていたけど1着目のほうがドラえもんっぽい色だったな。明るいビビットカラーの水色のスーツがよくお似合いだった。あとこれはちょっとどこだったか忘れてしまったのですが、たっちゃんが「台詞忘れちゃった!」って正直に言っていたところがかわいすぎてどこまでも好きだな。そしてさきっちょくんは登場してきたときについに出たグッズのタオルを落としてしまったのでアッ! となってしまった。それでも踊りは続けるのプロすぎる。本業何?
 またさきトリオちゃんあまりにもアイドルでかわいかったな。アンコールが出るのも頷けるな。オタ芸する前期高齢者アイドル……(アイドルがオタ芸すな俺たちがやる……)。

 MC覚えているところすべてを書き記したい気持ちはあるのですが流石に大変なのでこれ以上はメモを見てニヤニヤするに留めておきます。


 退場のときもムビステだったの良かった。登場したときからずっと桜井さん高所恐怖症らしいのによくムビステの上に立っていられるな~と思っていた。桜井さんって高所恐怖症なのにムビステの上で歌ってくれるのはやっぱアルフィーとしてステージに立っているからなんだよな……桜井さんが派手な水色のスーツを着るのも桜井さんがムビステに1人で立ってキラキラに照明を浴びながらベースを弾いて歌うのもアルフィーに居るからなんだと思うと嬉しくなってしまうな。桜井さんがアルフィーに居てくれて良かった。桜井さんがよくみなさんがいれば電柱にも上りますよって言ってるけど本当かも! ファンがいるからムビステに立ってくれる桜井さん。
 最初に立ち姿にも個性が出ているって書いたけど退場のときもそうだった。大きく手を振ったりお辞儀したりふざけたり拳を掲げたりがぜんぶゲームキャラのモーションみたいでかわいかった3人。坂崎さんが明確にふざけていたので映像で確認したいです。坂崎さんはいつも最後まで手を振ってくれる。
 
 THE ALFEE、登場から去り際までずっとかわいくて面白くてかっこよかった。一瞬たりとも同じ瞬間はなくて、一瞬たりとも魅力的でない瞬間はない。ステージ上の彼らは最高で最強で愛に溢れている。
 ライブという場は彼らとファンにとって相互に愛情表現の場の側面を持つと思う。直接リアルタイムの歌声を、パフォーマンスを届ける彼らと、拍手や曲の振り、声援、笑い声などのリアクションを返すファン。春のツアーから解禁になった声援と笑い声は、彼らが取り戻したいと幾度となく話してきたものだ。
 この夏のイベント1日目で、THE ALFEEのパフォーマンスとファンの反応を、自分もファンの1人として同じ場所で体験した。このライブ会場という空間はたくさんの愛に溢れたものだと改めて感じる日になった。そして、この場所にまた戻ってきたいと改めて強く思う。 


 個人的な話から書き始めたので個人的な話で終わります。
 実は今年の秋、冬のコンサートには参加できないことが確定している。つまり今回は今年最初で最後の参戦でした。
 愛する彼らにしばらく会えないのは悲しいけど、今回の参戦でその一旦の別れに対しての覚悟が決まったように思える。THE ALFEEと出会ってから、自分に関して様々なことが変化した。絶対的とも言える希望が自分の中に生まれた。
 今回のライブで、勝手に”送り出された”ような気分になった。彼らの歌が私に振り向くな立ち止まるなと言ってくる。そう言われているのに彼らを言い訳に立ち止まれない。
 具体的にこういうことがあるからこうで……って書いていないから何言ってるか本当にわかんないな……要するに彼らを支えにして彼らから離れなければいけない期間を乗り越える覚悟ができましたという話です。がんばるぞ〜! これって「サヨナラは遠い未来に出逢うための約束」ってヤツ〜!?!?!?!!??!?
 
 
 
 THE ALFEEは自分にとっての未来への希望。文字にしてみるとだいぶ強い言葉なので怯んでしまいますがまあ事実か……。

 彼らの紡いできた『The Way』というのは継続そのものなのだと思う。彼らが「次」とか「また」とかの言葉で未来を提示してくれるから未来が明るく見える。夢も未来も希望も愛も歌うバンド。それらを信じさせてくれるバンド。「いつでもやってますから」って言ってくれるのが本当に嬉しい。また何度でも会いに行きます。
 
 何度も言うようですが何度も思っています。THE ALFEEを好きになってよかった。また絶対ライブに行きます。愛している。

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