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売上が保護犬猫支援につながる、手づくりフレッシュドッグフード「ココグルメ」を提供するバイオフィリア様に、食品ロス削減の取り組みについてインタビュー。

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今回はTABETEとコラボキャンペーンを実施中の、売上が保護犬猫支援につながる、手づくりフレッシュドッグフード「ココグルメ」を提供するバイオフィリア様に、食品ロス削減や保護犬猫活動の取り組みについてインタビューいたしました!

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株式会社バイオフィリア マーケティング部 松村さん
2021年4月入社、広報業務を担当。以前はテレビなどの映像業界で勤務。家族に迎え入れたうさぎちゃんとの出会いで動物の殺処分問題に課題を感じ、バイオフィリアに転職。元々利益の一部を寄付にする取り組みはココグルメのローンチ当初から実施されていたが、取り組みをもっと広げられないか?と思い、入社後に「わににゃるプロジェクト」を立ち上げ。
株式会社バイオフィリア プロダクト部 山崎さん
2021年10月入社、商品開発を担当。化粧品業界で働いていたものの、大学で動物コースを専攻するほどの動物好きだったこともあり、バイオフィリアに転職。保護猫の施設でも2年間ボランティアとして猫ちゃんのお世話や譲渡会等に従事。以前から「わににゃるプロジェクト」への関心が強く、追加募集があった際に社内で手を挙げ、24年9月からわににゃるプロジェクトにも参画。

心や身体の問題で食が細くなってしまった保護犬でも、ココグルメの寄付をきっかけに食欲を取り戻せるようになった。

ー バイオフィリアさんはフードや売上金を保護犬団体へ寄付されていますが、具体的なエピソードや団体様からのご意見等について教えてください。

松村さん:当社では、ご購入いただいた利益の一部から、保護団体さんへココグルメの寄付を行っており、これまで約56万食のココグルメを寄付してきました。保護されたわんちゃんの食事問題において、感謝のお声をいただけることが多々あります。保護犬は色々な背景や事情があって保護されているため、保護された時点で心身ともに弱った状態の子が多いです。栄養も足りていないのに、人や新しい環境への警戒心が強く、ご飯を口にしないことも多くあります。保護活動をされている団体さんからも保護犬がカリカリを食べてくれず、苦労しているというお声をよくいただきます。

保護活動をされている団体さんの中には、年配の子たちの看取り、最後までお世話をして見届ける活動をされているところもあります。歳をとると健康上の問題も増え、より食が細くなってしまいます。そのような場合、職員さんで手作りご飯を作っているところもありますが、お世話以外にも譲渡やレスキューなど様々な業務がある中で、手作りご飯をするのは職員の皆さんにとっても負荷が大きいことが課題でした。

保護団体さんにココグルメを寄付させていただいているのですが、「ココグルメはとても食べつきが良いので、食欲のない子も食べてくれるので助かっています。」と重宝いただいています。「元気に食べてくれてる姿を久しぶりに見ました!」「いつも寝てばかりの子も、起き上がって食べてくれました!」という声もいただきました。

ー 確かに、保護されてきた子のお世話で食の問題はとても重要ですよね。他にもお客様との活動についてもエピソードを教えていただけますか?

松村さん:はい、私たちはお客様からご飯の寄付もいただいております。以前から、愛犬が亡くなり解約のご連絡をいただく際に、残ったごはんを捨てるのが申し訳ない、というお声をいただいておりました。そんなお客様のためにも何か私たちができることがないかなと考え、大切な愛犬が残したごはんをお預かりし保護団体へ寄付する活動を行っています。「うちの子が虹の橋を渡ってしまって、残ったご飯を保護されたわんちゃんたちの命を繋ぐために使ってください。」と温かいお言葉をいただき、これまでたくさんのごはんを預かり寄付してきました。

「うちの子だけではなく、他のわんちゃんの力にもなりたい」という想いをお客様から受け取っております。その想いを活動をされている団体さんに届けることも私たちの重要なミッションだと思っています。

廃棄されてしまうジビエを活用し、ユーザーから一番要望の多かった鹿肉・馬肉のフードを開発。

ー ジビエを活用した商品開発もされたとのことですが、どのようなきっかけでいつ頃から商品開発をされたのでしょうか。

山崎さん:ジビエを活用した開発は2022年からスタートし、2023年から発売を開始しました。その前のメニューはチキンとポークの2つの味のみで、お客様のフードローテーションの要望に応えられないという課題がありました。

そこからフィッシュのレシピも追加したのですがまだ足りず、新しいレシピをさらに追加するためお客様にご要望をアンケートを実施しました。その時圧倒的に要望が多かったのが、「鹿肉、馬肉」でした。そこで鹿肉、馬肉のレシピをつくりたいと思っていた時に、ちょうどジビエの団体さんから、お声かけいただきました。

ー なるほど、お客様からの要望に応えるため、開発がスタートしたのですね。なぜ鹿肉、馬肉の要望が多かったのでしょうか?

山崎さん:鹿肉、馬肉は「高タンパク・低脂質で栄養豊富」「食いつきが良くなる」「アレルギーが少ない」といった点から、ご要望が多かったのだと考えています。鹿肉、馬肉のジャーキーはよくありましたが、当時は「ご飯」として提供されている商品はほとんどありませんでした。ご飯になるとまとまった量の仕入れが必要になるので、開発が難しかったことも、商品が少なかった要因だと考えています。

ー 鹿肉、馬肉のフードの需要が高かったにも関わらず、ご飯としての商品が当時は少なかったのですね。開発の際に工夫された点についても教えていただけますか?

山崎さん:開発で大変だったのが、一定の品質のお肉を安定して仕入れることでした。同じ鹿肉でもグレードがピンキリで、食用であってもお肉を検品してみたら傷んでしまっていたり、品質が悪いものも中にはありました。色々な施設さんから仕入れるようにし、その中でも品質は厳選するようにしています。大切な家族であるわんちゃんに安心して食べてもらえるように、品質は人と同じ基準で選んでいます。

開発に関してはお客様にもご協力いただいています。「ごはん開発部」というお客様であるユーザーさんを含んだ商品開発の体制があり、わんちゃんに実際に試作品をたべていただいて、実際に安心して使っていただけるか、食べつきが良いかを検証しています。今回のジビエの商品に関しても、合計3回検証を実施しました。


一気通貫で自社販売を軸にしているからこそ、余剰在庫を抱えずに食品ロスが発生しづらい仕組みを構築。

一 一気通貫のビジネスモデルだからこそ食品ロスを最小限にされているかと思いますが、特にサプライチェーン上で工夫されていることについて教えてください。

松村さん:品質に関しては問題ないものの、商品としては販売ができない、具体的には誰かの手に渡ってしまったもの、保管期間が長くなってしまったもの等を廃棄せずに、保護犬団体に寄付する取り組みを実施しています。

また、DtoCでお客様への直販をメインにしていることも、食品ロス削減に繋がっています。弊社では自社ECがメイン(9割)です。卸や別のECで販売する場合は、大きいロットの在庫が必要になります。在庫ありきで販売する必要があるので、大前提余分な在庫が必要になってしまいます。

バイオフィリアの場合は直接販売なので、在庫は自社で管理していて、別のところに在庫を用意しておく必要もありません。また、販売が都度ではなく定期便のため、流通の部分で直接発生しやすい食品ロスである、余剰在庫を抱える必要がありません。

メーカーさんから「余ってしまいそうなため、この商品を材料に使ってくれませんか?」とオファーいただくこともあります。品質に問題は無くても、規格外や、形が悪くて流通しないものも、原料として積極的に使うようにしています。

一気通貫で自社販売を軸にしているからこそ、余剰在庫を抱えずに食品ロスが発生しづらい仕組みを構築。

ー 最後に、TABETEのユーザーさんに対してメッセージをお願いいたします。

ココグルメをわんちゃんに食べてもらい、美味しいご飯で喜んでもらえるという価値提供は大前提ありますが、それだけではなく「わににゃるプロジェクト」は「食を通じて循環していくこと」をコンセプトにしています。

美味しくご飯を食べてくれている姿をみて「嬉しい!」と思った気持ちを、他の子にもお裾分けをするきっかけがつくれればと思って、ココグルメを購入いただくことで保護犬の支援もできる仕組みを作っています。
食は誰しもが必ず関わることで、ご飯を食べて喜んでくれる姿は共通のものだからこそ、我が子の喜んでいる姿を、保護されたわんちゃんが同じように喜んで食べてくれるような姿を想像しながら、繋がっていることを実感しながら買ってもらえたら嬉しいです。


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