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【イベントレポ】思わず小国へ再訪したくなっちゃう!雪国を体験できる山形県小国町の雪の学校に参加してみた

こんにちは。NIPPON TABERU TIMES(にっぽんたべるたいむず 以下TABETAI)のわっこです。

今回は2024年3月2日~3日の2日間にかけて行われた山形県小国町の「第26回 雪の学校」に参加した様子をレポートします!
雪の学校とは雪の多い小国町で*かんじきを履いて山登りをしたり、服のまま尻滑りを行ったりと、都会では中々体験できないような雪遊びを体験するものです。
参加者はリピーターさんや何かと小国に縁のある方が多かったです。中にはふるさと納税の返礼品のかわりに参加される方もいらっしゃいました。

この記事では雪国ならではのイベントの全容を小国へ再訪した元大学生視点でお届けします。

作成者:わっこ

*かんじきとは「積雪に足を踏み込んだり、滑らないように靴やわら靴の下に着用する特殊なはきもの」のこと。『ブリタニカ国際大百科事典』より

「イベントの概要」
山形県小国町(おぐにまち)は新潟駅または山形駅からバスで2時間ほど揺られると到着します。
白い森と謳われるほど町が雪に覆われる小国では狩猟が盛んです。
東北地方では狩猟を行う方々をマタギといい、共に雪国体験を行います。
雪国体験は例えば雪山に登ったり、伝統的な儀式を行います。
こうした体験を1泊2日過ごすことでマタギたちやイベント参加者とお食事をしたり、交流することができます。

雪の学校のしおり きまりが独特

第26回雪の学校1日目
かんじきに幻の熊鍋を食す!

11時にJR小国駅から宿泊先の“白い森交流センターりふれ”までバスで向かい、タヌキやクマの黒板アートに町長やマタギの方々のお出迎えの下、開校式が行われました。町の皆さんによると雪山登りができない可能性があったほど今年は雪が少なかったものの、私たちが到着する前日から雪が積もり始めたそうです。なので、ふわっふわな雪を歩けるラッキーな年になりました。

記念撮影を行った後、かんじきを履いてみることに。

「めっちゃむずい!」

筆者がかんじきをはいて歩いている様子

長靴を紐で固定しながら結んでいくのですが、思った以上に難しかったです。しかも雪が深々と降る寒い中、手が凍えながら結ばなければいけなかったのでスピード勝負でした。

無事かんじきを履けて、雪山登りに挑戦しました。
序盤は平たんな道でゆっくりと慣れながら、雪山に入ると斜面が徐々にきつくなって手袋が要らないくらい体がほかほかしていました。頂上に近づくにつれ道が滑りやすく、注意しながら一歩一歩歩いていくと……

「きれー!!」

筆者が雪山の後継に感動している様子 

空気が澄んでいて雪で白い山々が囲むような見たことない景色を見ることができました。奇跡的にお天道様が出て明るく照らされながら雪山を見下ろすことができた一方で、風が強かったのでとても寒かったです(笑)。

雪山を降りた後はお風呂に入って体をあたためた後、マタギの狩りの様子を映像で見ました。

マタギならではの文化を知ると共に、命を奪うからこそ頂くことの大切さを知ることができました。

その後、「火まつり」という雪国ならではの伝統行事を体験しました。藁を3メートルほど高く積み重ねたものに火をつけて、枝にさした餅を焼きながら日本酒(未成年やお酒が飲めない方はジュース)を飲んで囲むものを行いました。火がついて高々と燃えるまでは話してはいけないルールがあったため、静かにぱちぱちと藁が燃える音を聞くことができました。

火祭り中TABETAI代表の田丸さくらが餅を焼いている様子

そして、体を一日中動かした夜は熊鍋をはじめとした小国名物のお料理を頂きました!
熊は少し癖がありながらも脂身が程よく、美味しくいただけました。
また、小国で良く採れる山菜、お米の雪若丸、日本酒の桜川と共に参加者の皆さんとの交流を楽しむことができました!

絶品な熊鍋。他にも地酒の桜川や山菜、雪若丸というご飯が登場

第26回雪の学校2日目
雪山で天然の滑り台体験

昨日より傾斜のある山をうんと高く登り、自分たちで歩いた道を滑り台にして尻滑りを行ってきました。

一晩中雪が降り続いた影響でふっかふかな上り坂を歩くことに……

かんじき2日目で少し慣れたとはいえ昨日よりも天気が悪く、一歩一歩がとても重くて大変でした。

最後の最後に急坂を皆で踏み固め、いよいよ尻滑りに挑戦しました!

キャー!ズドン!サー!

イベント参加者が尻滑りに挑戦する様子

お尻に衝撃がありながらも結構なスピードが出ましたし、人によってはバランスが崩れてグルグルと回ってしまう人もいました。

参加者全員尻滑りをした後はゆっくり下山して腹ごしらえの山菜そばにおもちを頂いて、いよいよ閉会式となりました。

閉会式ではマタギの方々からのお言葉から始まり、参加者の内代表者数人が感想を述べられていました。

参加者全員が怪我もなく無事に尻滑りできたので、雪の学校らしい素敵な終了証を頂きました。

参加してみて

このイベントは、筆者が2年前に小国を訪れて以来のファンとして必ず行かないと!と思い、念願かなって参加することができました。
一見片田舎でアクセスが悪いと思いがちですが、一度訪れてみると雪国らしい体験を一気に丸ごと味わうことができ、一層小国ファンになりました!

このイベントは毎年3月頭頃に開催されていますので、首都圏に住んでいる方、雪国体験をしたい方、マタギの方々と交流したい方はぜひ訪れてみてください!!

過去の雪まつり情報はこちら(山形県小国町-白い森ブランドポータル) 


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