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【移住体験】大自然に囲まれた別世界、富山利賀村へ

こんにちは!
NIPPON TABERU TIMES(にっぽんたべるたいむず 以下TABETAI)のあみです。

今回9月7日から8日にかけて
富山県 南砺市の秘境 利賀村の移住体験ツアーに参加してきました!

イベントの詳細ページはこちら


🔹利賀村とは
かつて富山県東礪波(となみ)郡におかれていた村。
2004年(平成16年)11月1日に周辺町村と合併、南砺市の一部となった。
最盛期は約4500名ほどの人口だったという利賀ですが、現在の人口はその約1/10にあたる約450名。高齢化率も高く、いわゆる”限界集落”。
そんな小さな村ですが、魅力はたくさん。
豊かな自然のおかげで山菜や岩魚、ジビエにお蕎麦など、山の幸に恵まれています。

ツアーの案内人は中山拓哉(なかやま・たくや)さん!
皆んなからなかたくさんと親しまれています。

そんななかたくさんの案内を元にツアースタートです!

なかたくさんのSNSはこちら
Instagram:https://www.instagram.com/nakataku5?igsh=MWhyYnBzbWxlaHNoeg==
X(旧Twitter):https://x.com/nakataku5


Day1.
童心に帰ってはしゃぐ岩魚のつかみ取り

利賀についてすぐ岩魚のつかみ取りに挑戦!
小学生ぶりの岩魚のつかみ取り、楽しみにしていたんです。

透き通る小川に脚をそろっと入れると
つ、冷たい!!
ひんやりとした感覚に一気にテンションが高まり、童心に帰って岩魚を捕まえました。
ハッと我に返り私ばかりはしゃいでないかなとチラリと周りを見渡すと、みんなキャッキャと楽しげに岩魚を追いかけていました。(笑)

岩魚を捕まえたツアー主催のなかたくさん

捕まえた岩魚を自分で捌き、1匹丸ごと唐揚げにしていただきました!
とれたて、あげたてのお魚。冷めないうちにいただきます。

臭みが全くなく身がふわふわ!
甘いタレが絶妙に合って、夢中でバクバクと食べてしまいました。

学校の窓から利賀の大自然を一望!

お腹も満たされたところで南砺市複合教育施設 アーパスへ。
こちらは小学校、中学校、公民館の3施設が一体となった公共施設。

校長先生のお話を伺いながら校内をぐるりと1周。
校内は壁がないオープンスペースで、大学のような開放感が感じられました。

窓からは利賀の大自然が一望できます。
なんと贅沢な……!

山村留学も行っていて全国から生徒を受け入れているそう。
少人数での授業、自然に触れられる環境に魅力を感じる親御さんが多いみたいです。

利賀にやってきた子たちは何を感じながら過ごしているんだろう
と想像を巡らせながらアーパスを後にしました。

山村留学の紹介ページはこちら
https://www.nanto-toga.com/chouki/system/

利賀のリアルな暮らしに触れる

続いて興真寺に向かい、利賀に移住した方のお話を聞きました。

「なぜ移住したのか?」
「具体的にどんな仕事をしているのか?」
など気になることに答えるように話をしてくださり、
利賀村での生活をよりリアルに想像できました。

次に藁馬づくりにも挑戦。
2月になって最初の午(うま)の日である初午の日は、五穀豊穣を司る稲荷の神様が降りてきたお祝いをするのだとか。
そんな初午の伝統的なお祭りで藁の馬と頭を使うのだそうです。

大人になると実際手を動かして何かを作る機会も減ってしまったので、なんだか新鮮。

みんなで円になりながら、「意外と難しい!」と黙々と作業に打ち込みます。
集中していると時間はあっという間に過ぎてしまいますね。

藁馬が出来たところで、報恩講料理(ほうおんこうりょうり)をみんなで囲み、夕食の時間に。

北陸地方は浄土真宗の信仰に熱心で、
秋から新年にかけて報恩講が各地で行われていました。
その期間中、旬の収穫物や豆を主に1汁3菜を基本とした精進料理がふるまわれており、それが「報恩講料理」と呼ばれるようになったそうです。

自然豊かな利賀の食材を使った料理をじっくり味わうひととき。

素材の味を生かした、
やさしい味わいにじんわり癒される時間となりました。

世界的に有名なSCOTの演劇鑑賞へ

1日目の最後は、
国際的に活躍する劇団SCOTの演目「世界の果てからこんにちは」を観劇。

「ツアーの目的はSCOTの演劇鑑賞なんです!」と目を輝かせている参加者さんが多かったです。

珍しい野外の劇場。今か今かと開演を待ちます。

「SCOTの演劇は理解は難しいけれど、心に響くものがある」とよく聞くけれど、……それってどういう劇なんだ?
理解できない感動ってなんだろう?
とずっと気になってたんです。

戦争に関する話をおもしろおかしく伝えているようで、爆破のシーンを花火で魅せるという変わった演出が印象的でした。

確かにすっと頭に入ってくるような理解はできませんでした。
理解はできないけれど、演者さんの熱意がダイレクトに伝わる感じがあるというか……。
発する言葉に場を支配する気迫があるというんでしょうか、
不思議とジリジリと心が焼かれました。

熱気溢れる会場で最後に鏡開きを。
いただいた日本酒「若鶴」をグイッと飲みながら、熱気とアルコールに酔いしれました。

SCOTの紹介ページはこちら
https://www.scot-suzukicompany.com/ 

Day2.
パワースポットでリフレッシュ!

2日目の最初は空き家見学へ。

お家の中も見せて頂き、状態も確認することができました。
正直もっと古びた感じを想像していたのですが
広くて状態が綺麗なのが印象的。

家賃等の説明もあり、移住したいと思った時、具体的なビジョンが描きやすいと感じました。

空き家を3件見学した後、パワースポットとなっている瞑想の郷へ。

ネパールツクチェ村との友好のシンボルとして、また、村おこしの一つとして、「癒し」をテーマとした「瞑想の郷」を建設したそうです。

この日は生憎の雨だったのですが、一面緑の景色を楽しむことができました!紅葉シーズンも圧巻の景色なんだろうなぁ……。

展示されている曼荼羅はツクチェ村出身の絵師を招き、1年の制作期間を経て完成したもの。

こんな緻密な絵画が人の手で描かれたものだなんて信じられない……
と細部までまじまじと見入ってしまいました。

瞑想の郷の紹介ページはこちら
https://sites.google.com/view/meisonosato/home 

風味豊かな利賀そばに舌鼓

最後はうまいもん館へ!

朝夕の寒暖差が大きい利賀村の気候が、
美味しいおそばを生み出すのだそうです。

可憐な白い蕎麦の花なとパシャリ

「せっかくの打ち立てだから味が落ちないうちにはやくはやく!」という
店員さんの声に急かされて箸をつかみ、ズズズとひと口。

細いのにコシと風味があり、存在感のある麺。

つゆに負けない存在感があって、そば本来の味わいも感じられました。

ムワッとした蒸し暑い日に食べるざる蕎麦は格別ですね!

満腹になったところで解散!
利賀の魅力を多方面から感じることができた2日間でした。

皆さんありがとうございました!

2日間で感じた、自然豊かな利賀の魅力

富山在住の私ですが、同じ富山でもこんなに文化が違うということに気付かされました。

土地の97パーセントが森林の利賀村。
森林と生活圏が一緒なんですよね。

自然とどう共生していくか?という問題が、
私たちより身近で避けては通れない問題なんだと改めて感じました。
だからなのか、利賀の方のふるまいは自然を尊ぶ気持ちを感じました。

あんな緑に囲まれることもなかなかできないので貴重な体験でした。
圧巻の景色に車窓を覗いては、わぁー!と声をあげてしまいました。笑

たくさんの魅力が詰まった利賀村、
是非皆さん訪れてみてくださいね!

豪華景品付き!巻き寿司コンテストのご案内

利賀村で11月に楽しげなイベントを開催予定とのことでご案内!

利賀地域の食材を使い、これまでになかった”巻き寿司”を生み出し、利賀のさらなる食の可能性を見出だそうというイベントです!

イベントでは利賀地域の食材を中心とした食材の中から、チームごと巻き寿司レシピを考案の上、調理いただきます。そしてゲスト講師及び地元の方々が審査項目に基づき審査を行い順位を決定!

優勝チームには豪華景品もあるそうですよ!

この記事を読んで利賀村に行ってみたい!
と思った方はぜひ参加してみてくださいね。

イベントの紹介ページはこちら
https://waqmiel.com/archives/356


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