言語聴覚士としてクライアントへの説明、訓練内容の選択で意識していること

こんにちは言語聴覚士の奥住啓祐です。

6月は北海道小児歯科医会様のご依頼で札幌で講義を行います。先日、札幌から歯科医師の先生方が福岡の医院まで見学にこられ、共同研究の話も始まり、昨年から北海道とのご縁を強く感じています。

久しぶりに再会できる先生方もおり、楽しみです。

言語聴覚士さんや歯科の先生から講義依頼を頂く際、アセスメントやケアの実践方法をテーマに頂くことが大半です。

もちろんアセスメント力、そして困りごとを解決できるスキルも大事なのですが、現場ではそれ以外にも必要なスキルがあります。


さて、歯科医院での臨床では、一つの部屋に赤ちゃん、子ども、そしてご両親がいるなかで、子どもの口腔機能と身体機能のアセスメントを行いながら、リアルタイムにご両親へ現状説明を行うようにしています。

特に説明の際には、
①ご両親がなるべく理解しやすいように
②かつ子どもの自尊心を傷つけないよう、むしろ子どもとご両親のモチベーションがなるべく高まるよう
③受け身ではなく、能動的になるよう

これらを意識しながら説明を行うことを心がけています。

これはデイサービスや訪問でのリハビリを行う際にも大事にしていたこと。

少なからずハンディがある方を対象とする医療専門職にとって、

「自尊心や尊厳を傷つけないように説明する」

これはほんとに難しいこと。

皆さんはいかがでしょうか。

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国内外11人の言語聴覚士を中心に執筆。このmagazineを購読すると、言語聴覚士の専門領域(嚥下、失語、小児、聴覚、吃音など)に関する記事や、言語聴覚士の関連学会に関する記事を読むことができます。皆さんからの体験談など、様々な記事も集めて、養成校で学生に読んでもらえるような本にすることが目標の一つです。

国内外の多くの言語聴覚士で執筆しているので、言語聴覚士が関わる幅広い領域についての記事を提供することが実現しました。卒前卒後の継続した学習…

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