コロナ流行下における言語聴覚療法、摂食機能療法アンケート結果(PDFダウンロード可能)
こんにちは奥住啓祐です。
今回は先日、Facebook、Twitter、Instagramなどで言語聴覚士を対象に言語聴覚士オンラインとFacebookページ「言語聴覚士 /speech language hearing therapist」の共同で行いましたアンケート結果についての報告記事となります。
STは3密のオンパレード×時間×多フロア
密閉空間(言語聴覚療法は個室1対1で行う、病棟の個室で行う、VF)
密集場所(スタッフステーション、NST等の回診、患者さんの食堂、VF)
密接場所(入院/外来患者含めて近距離で治療・練習を行う)
上記に加えて、リハビリスタッフは、看護師や医師に比べても複数のフロアにまたがって業務を行う(*看護師は概ね病棟所属のため)、最大1時間(3単位)近距離で治療や練習を行うために、3密に加えて、時間や場所で濃厚接触・拡大リスクを内在する職種です。
各学会より
言語聴覚士オンラインのFacebook、Twitter、Instagramの各ページでも随時、各学会等からの情報をお伝えしていますが、大まかなものについて改めてこちらにもリンクをまとめます。
日本言語聴覚士協会
新型コロナウイルス感染症にかかる臨床業務における基本的対応事項(2020.4.14)
日本嚥下医学会
日本摂食嚥下リハビリテーション学会
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する注意喚起
アンケート実施
新型コロナウイルスが国内で流行し、先日、緊急事態宣言が出される事態と
なりました。医療機関、STもその中で、業務にいろいろな制限が出され、各STが工夫して業務を行っている事だと思います。
そこで、各STが困っている事、行っている対応についてアンケートを行い、共有化したいと思い企画しました。
【実施期間】4月17日~4月22日
【結果】現職ST 112名から回答をいただいた。*短期間のアンケートではありましたが、ご協力ありがとうございました。
この記事はST magazineに収録されてます。ST magazine は国内外の言語聴覚士が共同で執筆している月額500円のマガジンです。言語聴覚士が関わる幅広い領域についての記事や言語聴覚士の関連学会などについて、記事を配信しています。
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質問項目
・職場に対策チームはありますか?
・日本言語聴覚士協会:新型コロナウイルス感染症にかかる臨床業務における基本的対応事項は読みましたか?
・普段の生活の配慮と対応
・密閉環境での臨床を避ける配慮と対応
・教材・検査器具などの消毒についての配慮と対応
・臨床前の準備についての配慮と対応
・臨床実施についての配慮と対応
・研修、勉強について困る事と対応
アンケート結果のまとめ
アンケート結果のPDFデータはパソコンよりダウンロードして頂けます。
コロナ流行下における言語聴覚療法、摂食機能療法について、現職 ST へのアンケートを中心に「困ることと対応」をまとめてみました。
今回のアンケート結果は先日の日本コミュニケーション障害学会 第3回プレセミナー「COVID‐19感染拡大期における摂食嚥下指導 ‐STが今何ができるか・何をすべきか∸」で参考資料として活用して頂きました。
基本的に学会指針、勤務先の感染対策に従う対応となりますが、 各 ST が工夫されている事は自施設でも応用できるかと思います。2月から突然環境が変わり、苦難な状況になりましたが、みんなで協力して乗り切っていきたいですね。
皆様とてもお忙しいなかアンケートへのご協力ありがとうございました。
今後も言語聴覚士オンライン、 言語聴覚士 /speech language hearing therapist(Facebookページ)が皆様に少しでもお役に立てれば幸いです。
Facebookページ
ここから先は
言語聴覚士オンライン 1coin ST magazine
国内外の多くの言語聴覚士で執筆しているので、言語聴覚士が関わる幅広い領域についての記事を提供することが実現しました。卒前卒後の継続した学習…
皆様からの優しいお気持ちは、共同プロジェクト「言語聴覚士オンライン」の活動に活かしてまいります。