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第2回 Tos.study 「食形態」③

こんにちは奥住啓祐です。

T(think)o(output)s(Share)の略でTos.study。今回のテーマは「食形態」でしたね。第2回は以下の内容について皆さんのアイデアを募集しています。

新しい職場で働くことになりました。前職では主食のみ形態アップや副食のみ形態アップ、など細かい設定で変更に応じてもらえました。ところが新しい職場では主食副食を同じタイミングでアップ又はダウンしてほしいと要望がありました。郷に入れば郷に従えで、考え方を変えていったらいいのでしょうか?それともここは譲ってはいけない部分だと思いますか。

5分程度で回答できると思いますので、まだ以下4つの質問に対するアイデアを投稿されていない方は、今回の記事を読み進める前に下記URLからあなたのアイデアを教えてください。

①情報収集として質問したいことはありますか。
②主食と副食を別々に形態変更するメリットは何でしょう
③主食と副食を別々に形態変更するデメリットは何でしょう
④相談者にどのようなアドバイスを行いますか。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdDyE0N7B_sGZHWXcWX7l0qLmetoaN-Er2d1mzhNAKEnScI5A/viewform


前回は回答第1弾として下記の記事を公開しました。

https://note.com/taberuhanasu/n/ndde4b607973a


今回の記事では摂食嚥下に関連して「退院時に食形態の情報提供をどうするか」を以下2つの視点から掘り下げたいと思います。

①福祉施設の第3者評価で得た視点
②要介護認定調査で得た視点
③患者の家族という立場で得た視点

それではまずは①福祉施設の第3者評価で得た視点から共有していきます。


①福祉施設の第3者評価で得た視点

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国内外11人の言語聴覚士を中心に執筆。このmagazineを購読すると、言語聴覚士の専門領域(嚥下、失語、小児、聴覚、吃音など)に関する記事や、言語聴覚士の関連学会に関する記事を読むことができます。皆さんからの体験談など、様々な記事も集めて、養成校で学生に読んでもらえるような本にすることが目標の一つです。

国内外の多くの言語聴覚士で執筆しているので、言語聴覚士が関わる幅広い領域についての記事を提供することが実現しました。卒前卒後の継続した学習…

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