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その場で変化を引きだす技術の前に大事なこと
こんにちは奥住啓祐です。
先日、下記の言語聴覚士の紹介記事のなかで私のことも紹介して頂きました。素敵な先生方と一緒に紹介して頂きありがとうございます。
記事のなかで私のことは「その場で口腔の変化をおこせる言語聴覚士」という紹介をされているのですが、折角なのでこの点を少し掘り下げてみようと思います。
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この記事はST magazineに収録されてます。ST magazine は国内外の言語聴覚士が共同で執筆している月額500円のマガジンです。言語聴覚士が関わる幅広い領域についての記事や言語聴覚士の関連学会などについて、記事を配信しています。
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はじめての訪問リハ。その前に感じた不安感
回復期病院で臨床していた時は、毎日担当の方に訓練を行っていましたが(休みの日以外は)、外来や訪問では訓練頻度は週に1回~月に1回などの方が多かったです(期間限定で毎日訪問に入る方もいますが)。
始めて訪問に行くとき「回復期で数カ月の間、毎日訓練を受けてきた方に対して、自分に何が出来るのだろう」と思っていたのを今でも覚えています。
おそらく同じような不安感を感じている言語聴覚士も多いのではないでしょうか。
実際に訪問がはじまると出来ること、やるべきことが沢山あることがわかったのですが、それ以上に制度面で勉強しないといけないことが沢山ありました(またの機会に)。
特に初回の訪問時は忙しく、ご利用者が自分でできること、今介助が必要な活動、ご利用者によっては2週間後に介助の必要が無くなる可能性のある活動などを評価し(それにより介護士さんの訪問頻度等が変わるため)、介護支援専門員などと連携して取り組んでいました。
複数人で一緒に一人の子を個別ケア
基本的に言語聴覚士は個室もしくは居室等で1対1で訓練を行うことが殆どだと思います。僕もそれは同じでした。
以前もお話しましたが、現在は基本的に1人で訓練などを行うことはありません。
歯科で一人の方の個別ケアを行うとき、一緒に助産師さん、もしくは歯科医師さんなどと一緒にケアを行います。見学者をいれると4人くらいの方に見られながら臨床を行うこともあります。
これは病院勤務時代とは大きな違いだなと感じます。
ちなみに現在の通所や歯科での臨床も、ご利用者にお会いできるのは多くて1カ月に一度。歯科の場合は2~3ヵ月に一回という子どもたちも少なくありません。歯科での個別ケアの費用は自費です。
一旦まとめ
・今の個別ケアの頻度は多くて月に1回
・複数の方と一緒に介入
・歯科は自費
少なくとも初回に納得されないと次にお会いできることはない環境です。
その場で変化を引きだす技術の前に大事なこと①
毎回の個別ケアのなかで①アセスメント、②介入を行いながら変化を見る(再評価)、③説明という事を繰りかえし行います。
これは失語症の方であっても、注意障害や半側空間無視など高次脳機能障害の方に対する訓練でも共通して行っています。
殆ど話すことはありませんが、注意障害の方への訓練は個人的に好きな領域です。
かならず即時的な変化がないといけないか?
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