2021-2-15
春の夜の、暖かい風が好きだ
彼と一緒に日々を過ごすようになってから、食事を作ることが増えた
基本的にお休みが合わない私たちと、このご時世によりデートはもっぱら彼の家
2人で過ごすにはすこし狭い1Kの部屋で、私たちはたくさん一緒にご飯を作って、同じものを食べた
どちらかが休みで、どちらかが仕事の日には、
帰宅する時間に合わせてご飯を作ったり、買い出しがてら、駅まで迎えに行ったりもする
お互い作るのが面倒な日は、オリジンで豪遊(値段を気にせず買っていいし、揚げたてのポテトも頼んじゃう)したりもする
私にとって、何を食べるかや誰と食べるか、は
すごく重要で大切にしたいことだから、それを同じように楽しんでくれるのはなにより嬉しいことなのだ
丸亀でうどんと一緒に頼む天ぷらがちくわ天とかしわ天だったり、好きなおにぎりの具が焼きたらこだったり、今日食べたいものが同じだったり、
かと思えば、
好きなおでんの具が卵と大根(私ははんぺん)だったり、目玉焼きは醤油派(私は塩。ご飯に乗っける時は醤油)だったり、同じところも違うところもある
だから好きで、もっと知りたいと思う
1年ほど前に私がしていた恋愛がどれだけ間違っていたのか、今ならわかる
愛を求めた相手も、私の伝え方も。
あの時はそれが最善で最良だったし、それが私の幸せだった
今までの誰よりも好きと豪語していた、あの気持ちは間違ってないし、本気だった
それでも、ちゃんと過去になった
正確には今過去にしているところ
(本気で大好きだった相手を、恋愛を、過去にするのはなかなか難しいことね)
きっと1人ではできなかった
心を何にも乱されない凪のような時間と、
自分を大事にする時間と考え方と、
新しい出会いと、新しい愛と。
間違いなく、当時の私より今の私の方が好きだ
言葉だけではない彼からの大きな愛をたくさんに受けて、私は私を大事にする力を身に付けて、私は今日もおだやかに、すこやかに、そしてにこやかに生きていく