食べ森クラブ 3月参加者活動レポート (2019/3/10)
今月で3回連続で天気予報を裏切って快晴!
の空の下、今月の食べ森クラブが開催されました♪
一番下に2年前と今日の衝撃のBefore / Afterも掲載していますのでぜひご覧ください!
畑ができたぜ!
食べ森クラブを始めるときに事前説明会を行ったのですが、実はその時、その場で即決して申し込んでくださった方が1家族いらっしゃいました。
でもそのご家族は残念ながら1月・2月は予定が合わず。
今月、初めてやってきました!
今回はそのたいこさん&たかさんご夫婦が初めての食べ森体験をつづってくださいましたので、ご紹介します。
たいこさん、たかさんと人懐っこい二人の子供たち
なにも決まっていないところが自由でいい by たいこ
日曜日は、高尾にある森の一画を開墾し、畑を作ってきました。
「森と踊る 株式会社」の月1回の年間プログラム、【食べ森クラブ】に参加しています。
といっても、1月2月は別予定が入っていたので、3月が初参加。
プログラムと言っても何をするかほとんど決まっていない・・・というのを説明会で聞いた時は驚いたけど、「この企画を『子ども連れOK』とする意図はなんですか?」という私の質問に、代表のずーやんから「森は自分たち大人が死んだ後もあり続けるものだから。その時代を生きるのは今の子どもたちだから」という趣旨の回答を得て、「あーなんかこれは面白そうだ。なにも決まっていないところが自由でいいし」と参加を決めたのでした。
チェックインが終わると、大人たちは畑を開墾することに決めて、倒木を運び、土に鍬を入れて、土中の根っこを苦労して引き抜き畝を作りました。
.......ましたってさらっと書いたけど、21世紀の39歳、こんなことするの初めてでしたよ、もちろん。
張り巡らされた根を、全力を込めてツルハシをふるい掘り返していると「墾田永年私財法...!」と、20世紀の頃暗記した日本史ワードが初めて実感できました。この労苦を3代くらいで取り上げられたくないぞ。743年と2019年が繋がった...!!
子どもたちがやることもなーんにも決まってなかったのですが、彼らは大人がやってることを手伝ってみたり、すぐに手伝うのを止めてみたり、石を拾ったり、木の棒を尖らせたり、焚き火をしたり、クワガタの幼虫をみつけたり、お茶を点てたり、転んで泣いたり、親以外の他の大人たちにすっかりなつき、楽しそうにしていました。
うちの兄妹の、全体的な人懐こさ、そうでありながら同時に、「特に好きになれそうな大人」にすっと近づく直感力はわりと信頼してます。
今日は森と踊ってきた by たか
『森と踊る』という、一度聞いたら忘れないクリエイティブな名前をした会社が主催している「食べ森クラブ」という連続プログラムに参加しています。
3回目にして初参加という今回、自転車と電車とバスを乗り継ぎ2時間弱かけてたどり着いたのは、昨年皮むき間伐を体験した高尾の山奥。まず冒頭から、子供も大人も「森と何をやりたいか?」という問いに自ら案を出して実行するというプログラム。普段から「お前はどうしたいの?」と問われ慣れる会社に長年勤めていても、「え…森と?考えたことなかったっす」と困惑してしまうところに人生を豊かにする楽しさがある。
ちなみに今回は倒木や木の根が張り巡らされた森を開墾して畑を作ることに。
「開墾」という言葉は歴史で習っても一生でおそらく一度もやらなかったであろう行為を、初めて会った人たちと行う。
そして集めた枝で火を起こし、ご飯を食べたり、鉄瓶で野点をしたり、子供を遊ばせたり、疲れたら寝たり、退屈になったら探検したりするという一日を過ごしました。
子供たちも倒木の中から幼虫を捕まえたり、枝を拾って見えない敵と戦ったり、マシュマロをあぶったり、転んで泣いたり、マルコに抱きついたり、たまに開墾したりしてました。
これらの体験をまさに「踊る」と表現したことを、頭ではなく身体感覚として捉えることができたのが最近で一番のWOWでした。
<2年前と今回の食べ森開墾後の同じ場所>
<角度を変えて2年前と今回の食べ森開墾中の同じ場所>