ヘッダ06

破棄型造兵デッキ考察6-サブフィニッシャー編-

 こんにちは、たべものです。
 破棄型造兵デッキ考察、今回はサブフィニッシャー編ということで、デッキ破棄メタに対して無力な破棄型造兵のサブプランを考察していきたいと思います。なお、今回も私の所感なので異なる意見が多々あると思いますが、参考にしていただけると幸いです。(考察部常体)

デッキ

候補

 まず初めに、破棄メタに対して以下の2つの対策が挙げられる。

・破棄メタに対してメタを貼る
・デッキ破棄を諦めてライフを削る

 ここでは、それぞれを実現できるカードを紹介する。

グレートオーシャン

グレートオーシャン

ポセイドンの化神。

 このデッキに入ってる破棄対策。アタック時に相手のトラッシュにあるカードすべてをゲームから除外することができる。さらに、【界放】することによって自身の系統:異合/化神スピリットのデッキ破棄効果をデッキ除外効果に変更する。自身はもちろん、このデッキに採用されているサイゴードゴレムも系統:化神を持っているため除外効果に変更することが可能。
 さらに、LV3になると相手のデッキを破棄しながら、自身のシンボルを0にする。ライフ減少時のバーストを開かれる危険性を減らすことができる。
 系統:化神を持っているため、ほとんどの創界神ネクサスに【神託】できる点も高評価。

 問題点としては、創界神がなければ【界放】できないため除外化効果を使用できず、レベル効率も良いとは言えないため破棄すらできないこともある。
 また、系統:造兵を持っていないため回収が難しく、トラッシュに落ちると無意味となる。そして、アマゾナイトゴレムのLV2効果の発動を邪魔してしまうというデメリットもある。

 破棄メタを積んだ相手に対してもデッキアウトへ持ち込むことができるポテンシャルを持つが、単体での破棄枚数の少なさ、【界放】が必要などの課題もある。
 デッキアウトにこだわるのならば採用すべきだろう。

アルティメット・キャッスルゴレム

アルティメットキャッスルゴレム

究極のお城。

 デッキ破棄メタに対するメタであり、LV4から、コスト5以下のスピリット/ネクサスの破棄メタを無効化する。
 また、自身も【Uトリガー】によるデッキ破棄効果を持っているため、メタと同時にフィニッシャーを務めることも可能。

 ただし、アフターイメージやガーデニアフィールド等のマジックや、アルティメット、コスト6以上のスピリット/ネクサスが持つメタ効果は無効化できないため、過信は禁物である。あくまでも保険ということは理解しておこう。

ヴァルカン・ゴレム

ヴァルカンゴレム

ヘファイストス本来の化神。

 神話ブレイヴを大量展開することでシンボルを増やすことができる。このデッキはブレイヴを大量に展開するようにはできていないため、シンボルが増えづらいのが難点。このスピリットをサブフィニッシャーに据えるのならば、デッキ内の神話ブレイヴの枚数を調整すべきだろう。

アゼツライト・ゴレム

アゼツライトゴレム

期待に答えることのできなかった悲しき新カード。

 自身の造兵スピリットがアタックしたときに僅かなデッキ破棄とライフバーンを行える。一応、デッキ破棄効果は従来のメタでは防がれないという利点はあるものの、枚数は2枚と少なめ。さらに枚数追加などのサポートも行えないため、この効果でデッキアウトを狙うのは無理がある。

 サブフィニッシャーとして運用するなら、ライフバーンを目的に採用することになる。しかし、一度に1個しか減らすことができず、自身に耐性も持たないため、何かしらのサポートが必要となる。

 もし採用するなら、小型の造兵スピリットでビートダウンを狙う方向性の方が使い道があるだろう。

総評

 サブフィニッシャーは、その用途から使用しないこともあるため採用しなくても良いでしょう。ただ、このデッキの勝ち筋はデッキ破棄という、メタを貼られやすいものなので用意しておいた方が無難でしょう。
 私は意地でもデッキアウトで勝ちたいのでグレートオーシャンを採用していますが、造兵はライフもデッキも狙うことのできる数少ないデッキなので、ヴァルカンゴレムやアゼツライトゴレムを入れても面白いでしょう。

 では、今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。またね。