破棄型造兵デッキ考察2-フィニッシャー編-
こんにちは、たべものです。
破棄型造兵デッキ考察、今回はフィニッシャー編ということで、破棄型造兵におけるフィニッシャーについて考察していきたいと思います。なお、今回も私の所感なので異なる意見が多々あると思いますが参考にしていただけると幸いです。(考察部常体)
目的
今回の考察では、破棄型造兵デッキにおけるフィニッシャーをどのカードにすべきか、超煌臨編4章の環境にあわせて考えていく。
前提
まず、今回の考察において対象とするカードの条件を以下の通り設定した。
・系統に造兵を含んでいるスピリット
・効果に相手へのデッキ破棄もしくはそれに類するものがあること
・複数のカードを組み合わせることで真価を発揮する、所謂コンボカードではないこと
候補
以上の条件に合致するカードとして、3種類のカードが挙げられた。
・サイゴード・ゴレム
・リブラ・ゴレム
・オリハルコン・ゴレム(RV)
ここでは、それぞれの利点と採用/不採用理由を下にまとめる。
サイゴード・ゴレム
サイゴードンゴレム。
レベル最高化ブレイヴと併用して、ヘファイストスの【神技】による30枚破棄が基本的な動きとなる。相手依存にはなるが先攻2ターン目から動くこともでき、早期決着が可能なカードとなっている。
ヘファイストスの【神域】によってバースト召喚が狙えなくなっても、手札から召喚してデッキを持って行くことが可能。そのため、序盤から終盤にまでいつ引いても使い道のあるカードだ。
今環境はゴッドシーカーを筆頭に召喚時効果持ちのスピリットが多く採用されているため、バースト発動の難度も低いと言える。
ただし、レベルコストが最大8個と異常に重いため、ブレイヴがない状態ではLV2での運用が限界か。
また、バーストを起動できてもコスト4/7のカードが破棄できないとそのままトラッシュに送られてしまうため、どうしても相手のデッキ構築に依存してしまう点で安定性に欠ける。幸い、コスト4というのは防御マジックや中コスト帯のスピリットに多いコストなので、召喚できないと言ったことは滅多にないことが救い。
そして、もう一つ気を付けなければならないのが【大粉砕】によるスピリット破壊効果。強制効果なため不用意に破壊後バーストを踏んでしまう危険性があるため、爪鳥や妖魔などの破壊後バーストが多い対面では注意が必要。ヘファイストスの神技によってアンブロッカブルを付与しても、【大粉砕】によって予期せぬバーストを踏んでしまう可能性があるため、リカバリープランは必須。
リブラ・ゴレム
天秤座の十二宮Xレア。
一度のアタックで破棄できる枚数は3枚と少ないながら、破棄したカードの中にスピリットカードがあれば、自身を回復させて連続アタックすることが可能。
また、サイゴードゴレムと比較してレベルコストが低く、単体でも十分運用できる。
ただ、こちらは序盤に召喚する術がなく、早期決着には向かない。
また、一度目のアタックを止められてしまうとたった3枚しか破棄できないため、予め対策する必要がある点にも注意が必要。
そしてもっとも致命的な点が、破棄枚数が相手のデッキ構築に依存してしまうこと。スピリットの数が少ないアルティメットやネクサス主体のデッキだと、その力を十分に生かすことができない。そのため、どうしても相手を選ぶ点が汎用性に欠けると言える。
特に現環境では、甲竜や遊精などの創界神と神話ブレイヴが多いデッキの使用率が高く、破棄した3枚の中にスピリットがいないことも少なくないため不採用となった。
もし使うとしたら、一度の破棄枚数を増やせる【強化】やRVシャイニングソードを併用して手札を縛るなどの工夫が必要。
オリハルコン・ゴレム
リバイバル前の神造巨兵。
【粉砕】と【強襲】を併せ持ち、さらに自分の青シンボルの数だけ破棄枚数をプラスできる効果を持っているため、【粉砕】ながら一度の破棄枚数は馬鹿にできない。特に造兵は神話ブレイヴを大量に展開できるので、シンボルを稼ぐのもそれほど難しくないだろう。
召喚コストも最大軽減で3コストと少なく、LV2でも十分な破棄枚数になることから、序盤からの運用が可能。また、硯秀斗の【神域】【神技】ともに相性が良いため、同時採用が好ましい。
しかし、連続アタック前提にも関わらずBPが低いためバトル負けしてしまう可能性が高く、効果との噛み合いが悪い。
また、リブラゴレムと同様に、1度目のアタックで止められてしまうと破棄枚数が安定しないという点もあり、今回は不採用となった。
オリハルコン・ゴレムRV
リバイバルされた神造巨兵。
手札増加後のバースト召喚を得て、序盤から動けるようになった。
しかし、破棄枚数増加効果がLV3からになり、破棄する回数も少なくなるなどRV前と比較すると弱体化と言える。BPも上がっていないため、今回の採用は見送り。
総評
結果として今回はサイゴードゴレムを採用しましたが、他のカードに採用の余地がないというわけではありません。
環境によって刺さるカードは違いますし、今後の新規カードで評価が一変することもあるでしょう。
また、今回挙げたカードの他にも、フィニッシャーたるカードは山ほどあるでしょう。もし新しいデッキを思いついたら、是非教えていただけると幸いです。
今回はここまでです。またね。