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120.5話駆り立てるもの 後篇 感想 考察

120.5話 感想

 ついに社長まで………。絶体絶命すぎる状況ですけどドス君の言ってることの半分くらいが初見でわかりにくすぎて10月号から読み直してきました。多分これしっかり読まないと模試の説明文くらいわかりにくい話すぎますね。

 とりあえずこのドス君の理論をなるべくわかりやすく説明しながら、神人と今の状況を整理していきたいと思います。

まず神人がどこにいるのか。実際にいないとは


 これはドス君が説明してくれてますけど専門用語多すぎてよくわからない人も多いと思います。というか私自身もわかりませんでした。どうやらミンコフスキー空間って物理の話らしいですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E7%A9%BA%E9%96%93

 どうやら通常の三次元に加えて、時間を加えるらしいです。いわゆる四次元というもの。(これはどういう感じかというとウェルズのタイムマシンの発明家の原理ですね。というかアインシュタインの相対性理論とかが近いのかも)つまり神人がいるのは時空を超えられる空間だから、三次元の敦君には手が出せない、と。

https://ja.wikipedia.org/wiki/4%E6%AC%A1%E5%85%83
(やっぱりウェルズのタイムマシンの原理は四次元に近そうですね…。)

でもここで疑問なのが「影」です。ここは割と不思議。普段三次元にいるから想像つきませんけどね。

https://business-textbooks.com/dimension-difference/

これを見るとわかりやすいかもしれません。

四次元空間における立体は「多胞体」と呼ばれますが、三次元に生きている人間には形を想像することができません。そのため、四次元の物体を描く際は、三次元に投影する作業を行う必要があります。


 こんな感じらしいです。先程のブログから引用してきました。恐らくこの投影がドス君の言う「影」なのでしょう。

 これで探偵社の皆にしかけた攻撃の種類がわかります。要するに高次元からの攻撃だったので、探偵社の人々は直前まで攻撃に気づけなかった。二次元で生きている人(まぁ二次元で生きている人なんていればの話ですが)を簡単に次元の外から攻撃してしまえる、ということなのでしょう。

 これで芥川君が刺された理由もわかります。たとえ次元断絶を行ったとしてもそれは所詮、「三次元においての」次元断絶であり、四次元では回避可能なもの、なのでしょうね。

 さらに、神人が二人に増えていましたね。ドス君曰く「折りたたんでいた過去の神人」らしいですけど…。これめちゃくちゃ簡単に言っちゃうと通常の3次元に時間という4次元目が加えられたことによって2人に増やせるってことですよね、はい。まぁドス君の例えwこれ何人も神人を増やせる、とすると結構厄介ですね。

 いやこれで勝てるのか?という話なのですが…。これ、結構強力。太宰さん自身が四次元の物体に触れるかというと難しい、というか恐らくできないだろうし…。実体が掴めないという時点でかなり探偵社には不利だと思います。この今のところ敦君しかいない状況でどう頁を奪還するのか。今後が楽しみですね。

ドス君の目的について


 とうとうドス君の目的が明らかになりましたけど…。結構危うい思想感がありましたよね。そして経験則からしてこういうタイプって自分の意見を変えようとしないし他人の意見も聞きません。だって自分が一番正しいこと言ってると思ってますからね。多分説得はキツいだろうと思いますし、天人五衰編が終わったからって死ぬキャラじゃないとは思います、多分。
 それにもし太宰さんがムルソーから敦君が戦ってるところにもし間に合ったとしての異能で無効化して殺そうとしたとしても、逃げ足早いし逃げてしまいそうな感じは薄々します。このあと恐らく時計塔の銃騎士編もあるのでしょうから。

まとめと今後の展開について


 簡単に言うと、神人に対しては異能を裂く爪が有効だと思います。(雨御前の次元剥離を否定するらしいですしね)まあ、ドス君の対策ができないんですけど…まぁ芥川君がいることだし、多分そのあたりで連携をとってくるのでは?と予想しております。
 頁に記入すればこの天人五衰編も完結、となるんでしょうか?少なくとも探偵社は助かるでしょうけど…。
 とうとうアニメ化の二時間後を超えてきた漫画。これからどうなるか楽しみですね。

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