見出し画像

【四季報からテンバガー銘柄発掘】ロボットペイメント分析(証券コード:4374)

会社四季報の中から、テンバガーが期待できる銘柄を分析して、紹介します。

本記事では、注目の銘柄「ROBOT PAYMENT(ロボットペイメント)」(証券コード:4374)について、詳しく分析します。この記事を読むことで、ロボットペイメントのビジネスモデルや成長性、そして今後の投資判断に役立つヒントを得ることができます。

ロボットペイメントは、キャッシュレス化の進展とともに成長を続ける決済代行サービスの提供を行う企業です。初心者の方にも理解しやすいように、基礎から丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。


事業概要とビジネスモデル

ロボットペイメントは、主に2つの事業を展開しています。

ペイメント事業「サブスクペイ」

サブスクペイ(引用:コーポレートサイト

ペイメント事業では、インターネット決済代行サービス「サブスクペイ」を提供しています。このサービスは、クレジットカード会社や銀行などの決済事業者と、決済を利用したい加盟店をつなぎ、決済手段を一括して提供します。

フィナンシャルクラウド事業「請求管理ロボ」

請求管理ロボ(引用:コーポレートサイト

フィナンシャルクラウド事業では、請求管理業務のDXツール「請求管理ロボ」をSaaS型で提供しています。このサービスは、請求書発行から入金消込までを自動化し、業務効率を大幅に向上させます。

ビジネスモデル

ロボットペイメントのビジネスモデルは、安定した需要が見込めるインターネット決済と請求管理市場において、継続的な収益を生み出す構造となっています。サブスクリプションビジネスへの特化と業務効率化ニーズの高まりを背景に、今後も成長が期待される企業と言えるでしょう。

毎年獲得した顧客がもたらす売上総額が減らずに永続的に積み重なる(引用:決算説明資料
  • ビジネスモデルの特徴

    • 継続的な収益構造: サービス利用料と取引額に応じた手数料が主な収益源で、継続的に得られる収益が全体の96%超。

    • 多様なターゲット: インターネットでビジネスを行うあらゆる業界や規模の企業が顧客となり、特定の顧客に依存しない安定した成長が可能。

    • サブスクリプションビジネス支援: 両事業ともサブスクリプションモデルに強みを持ち、継続課金機能や顧客管理機能を提供している。

    • 業務効率化とDX推進: 請求・決済業務の自動化により、企業のバックオフィス業務効率化とDX化を促進。

    • 決済手段の多様性: クレジットカード、銀行振込、コンビニ収納など、多様な決済手段を一括して提供。

市場環境と成長機会

ロボットペイメントが事業展開しているキャッシュレス決済市場は、国内外ともに大きな成長を見せています。この市場環境の詳細を踏まえつつ、ロボットペイメントがどのような成長機会を掴めるのかをより深く分析していきます。

サブスクペイの市場成長ポテンシャル

2023年時点でのインターネット決済の市場規模は38兆円で、サブスクペイの想定獲得シェアは0.46%程度です。さらに、EC決済サービス市場規模はCARG12.2%の成長が見込まれており、導入の余白は拡大し続けています。つまり、サブスクペイの継続的な成長機会は非常に大きいと言えます。

ここから先は

3,993字 / 10画像

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?